中古スマホを買う前に必ずチェック! 赤ロム・バッテリー・保証の注意点完全ガイド

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「最新モデルは高すぎるけど、性能の良いスマホが欲しい…」
そんな願いを叶えてくれる「中古スマホ」。新品より最大70%も安く手に入るため、その市場は年々拡大しています。

しかし、その手軽さの裏には、「突然圏外になる“赤ロム”」「すぐに充電が切れる劣化したバッテリー」「故障しても保証なし」といった、初心者が陥りやすい落とし穴が潜んでいます。知識なしに飛びつくと、「安物買いの銭失い」になりかねません。

そこでこの記事では、中古スマホの購入で失敗しないために、購入前に必ず確認すべき7つのチェックリストを、実際のスマートフォンの画面写真付きで徹底解説。さらに、ショップごとの保証内容の違いや、フリマアプリで安全に取引するコツまで、あなたの不安を解消する情報を網羅しました。

中古スマホが人気の理由と潜むリスク

総務省の調査(※)によると、中古スマホの流通台数は年々増加しており、多くの人が賢い選択肢として利用しています。しかしその一方で、国民生活センターには「購入した中古スマホが使えなくなった」といったトラブル相談も寄せられており、購入前の知識が不可欠であることがわかります。

まずは、後悔しないために「何をチェックすべきか」を具体的に見ていきましょう。

失敗を防ぐ7つのチェックリスト

この7項目をクリアすれば、中古スマホ購入の失敗確率を劇的に下げることができます。

1. IMEI(製造番号)で利用制限をチェック

これが最重要項目です。前の持ち主の分割払いが滞ると、キャリアによって通信にロックがかかり、通話もネットもできなくなります。これが「赤ロム」です。

  • やること:
    1. 購入したい端末のIMEI(15桁の製造番号)を、商品説明欄や店舗スタッフに確認する。
    2. 各キャリアの確認サイトにIMEIを入力し、判定結果が「◯」であることを確認する。「△」や「✕」は危険です。
      (画像:スマートフォンの「設定」→「一般」→「情報」でIMEI番号を表示しているスクリーンショット)

2. SIMロックの有無を確認

「SIMフリー」と記載された端末を選びましょう。「SIMロックあり」の端末だと、特定のキャリアのSIMカードしか認識せず、あなたが使いたい通信会社で利用できない可能性があります。

3. OSのサポート期間をチェック

古すぎるモデルは、最新のOS(iOSやAndroid)にアップデートできなくなります。すると、セキュリティが脆弱になったり、使いたいアプリがインストールできなかったりする事態に。

  • 目安: iPhoneなら「iPhone 11」以降、Androidなら発売から3〜4年以内のモデルを選ぶと比較的安心です。

4. バッテリーの最大容量を確認

バッテリーは消耗品です。最大容量が低いと、充電の減りが異常に早くなります。

  • 目安: 85%以上あれば、当面は快適に使えるでしょう。80%未満の場合は、近いうちにバッテリー交換(費用:約1万円〜)が必要になる可能性が高いです。
  • 確認方法: 次の章で詳しく解説します。

5. 付属品の有無を確認

中古スマホは「本体のみ」で売られているのが基本です。充電器、ケーブル、イヤホン、箱などが付属しているか、商品説明をしっかり読みましょう。

6. 技適マークの有無を確認

海外で販売されたスマホには、日本の電波法で定められた**「技適マーク」**が付いていない場合があります。このマークがないスマホを国内で使用すると、電波法違反になる可能性があるため、必ず確認しましょう。
(画像:スマートフォンの背面に印字された技適マーク、または「設定」画面で表示される電子的な技適マークのスクリーンショット)

7. 保証と返品のルールを確認

ショップによって保証期間や返品できる条件は様々です。「初期不良対応のみ」「保証期間30日」「赤ロムは永久保証」など、細かい条件まで必ず確認しましょう。

赤ロムって何?永久保証とは?

「赤ロム」とは、前の所有者の支払いが滞ったことで、キャリアから通信をロックされ、Wi-Fi環境下でしか使えなくなった端末のことです。見た目では判断できないため、非常に厄介なトラブルです。

そこで信頼できる中古スマホ販売店が提供しているのが「赤ロム永久保証」です。これは、「万が一、購入した端末が後から赤ロムになった場合、期間を問わず同等品との交換または返金に応じる」という保証です。この保証があるショップを選ぶことが、オンラインで中古スマホを買う際の絶対条件と言えます。

バッテリー劣化を数値で見抜く方法

バッテリーの消耗具合は、使い勝手に直結します。以下の方法で、購入前に必ず最大容量をチェックしましょう。

  • 【iPhoneの場合】
    1. 「設定」アプリを開く
    2. 「バッテリー」をタップ
    3. 「バッテリーの状態と充電」をタップ
    4. 「最大容量」のパーセンテージを確認
      (画像:iPhoneのバッテリー最大容量が表示されている画面のスクリーンショット)
  • 【Androidの場合】
    Androidには統一された確認機能がありません。そのため、ショップの商品説明に「バッテリー性能:良好」や「バッテリー80%以上確認済み」といった記載があるかを確認することが重要です。記載がない場合は、購入を避けるのが無難です。

ショップ別保証&返品ポリシー徹底比較

安心できるショップを選ぶために、主要な販売店の保証と返品ポリシーを比較しました。

ショップ名初期不良保証赤ロム保証自己都合返品
イオシス最長6ヶ月永久保証8日以内(未使用品)
ゲオモバイル最長1年永久保証30日以内
にこスマ1年間永久保証30日以内
キャリア中古30日間永久保証8日以内

※2025年6月時点の情報です。詳細は各公式サイトをご確認ください。

フリマ・オークションで買うときのリスクと対策

フリマアプリは掘り出し物が見つかる一方、トラブルも多いのが実情です。個人から買う場合は、以下の点に注意してください。

  • 出品者の評価を必ず見る: 「良い」の評価が98%未満の出品者や、取引コメントに悪い内容が多い場合は避けましょう。
  • 商品説明を精読する: 「ジャンク品」「現状渡し」「ノークレーム・ノーリターン」といった記載は、”何があっても保証しません”という意味です。初心者の方は手を出さないのが賢明です。
  • IMEIとバッテリー容量を質問する: 記載がない場合は、購入前に必ずコメントで質問しましょう。誠実に答えてくれない出品者からは購入すべきではありません。
    • (質問テンプレート)「コメント失礼します。購入を検討しております。お手数ですが、こちらの端末のIMEI番号と、バッテリーの最大容量(%)を教えていただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。」

購入後30日でやるべき動作チェックと初期化手順

商品が手元に届いたら、保証期間内に必ず以下の動作確認を行いましょう。問題があれば、すぐに販売店に連絡してください。

  1. SIMカードを挿れて通信テスト: 通話、4G/5G通信ができるか確認。
  2. Wi-Fi・Bluetooth接続テスト: 自宅のWi-Fiやイヤホンに接続できるか確認。
  3. カメラ・マイク・スピーカーテスト: 写真撮影、動画撮影、音楽再生を試す。
  4. 各種ボタン・タッチ操作テスト: 電源、音量ボタン、画面のタッチ感度を確認。
  5. 充電テスト: 正常に充電が開始され、完了するか確認。

問題がなければ、一度端末を「工場出荷状態にリセット(初期化)」してから、自分のデータやアプリを移行することをおすすめします。

まとめ:安心して中古スマホを手に入れるロードマップ

最後に、あなたが安心して中古スマホを手に入れるための流れをまとめます。

【中古スマホ購入の鉄則】

  • 購入前には必ず「7つのチェックリスト」で確認する。
  • オンラインで買うなら「赤ロム永久保証」があるショップを選ぶ。
  • バッテリー容量は「85%以上」を目安にする。
  • フリマは安いが、リスクを理解した上級者向けと心得る。
  • 届いたら30日以内に動作チェックを完了させる。

中古スマホは、正しい知識さえあれば、あなたのデジタルライフを非常にお得で豊かにしてくれる素晴らしい選択肢です。この記事が、あなたの賢い一台選びの助けとなれば幸いです。

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