猫トイレの臭い対策18選｜即効ワザから根本解決まで徹底ガイド【2025年版】

2025.07.05

※本記事にはプロモーションが含まれています

愛猫との暮らしは、何物にも代えがたい幸せな時間。しかし、ふとした瞬間にツンと鼻を突く「猫トイレのニオイ」に、頭を悩ませている飼い主さんは少なくありません。

「ちゃんと掃除しているはずなのに、なぜか臭う…」
「来客時にニオイが気になって、落ち着かない」

実は、そのニオイを放置することは、飼い主のストレスになるだけでなく、キレイ好きな猫にとっても大きな苦痛。我慢の限界を超えると、トイレ以外の場所で粗相をしたり、最悪の場合、排泄を我慢して膀胱炎になったりする危険性すらあるのです。

この記事では、そんな猫トイレのニオイ問題を根本から解決するため、今日からできる「即効ワザ6選」と、ニオイの発生源を断つ「根本解決メソッド12選」を、科学的な根拠と最新の製品情報（※）を交えながら徹底解説します。

最新の「デオトイレ脱臭ファン付」（消臭率99.9%・静音23dBという驚きのデータも）の実力から、正しい掃除頻度、食事の見直しまで、ニオイ対策の全てを網羅。あなたと愛猫の暮らしを、もっと快適で健やかなものにするための、確かな知識がここにあります。

（※本記事の製品スペック等は、特に記載がない限り2025年7月時点のメーカー公表値や第三者機関のテスト結果に基づいています。）

猫トイレが臭う３大原因を図解

対策を始める前に、まずは「なぜ臭うのか？」敵の正体を知りましょう。ニオイの原因は、主に以下の3つです。

① 尿（アンモニア臭）
猫の尿に含まれる尿素が、時間とともに細菌によって分解されることで、強烈なアンモニア臭が発生します。これは、トイレの壁や猫砂に染み付く、最も手強いニオイの原因です。
② 便（インドール類など）
便そのもののニオイ。肉食動物である猫の便は、タンパク質が分解されてできる「インドール」や「スカトール」といった成分により、強いニオイを放ちます。これは即時性の高いニオイです。
③ 雑菌の繁殖
尿や便をエサにして、トイレ容器や猫砂で雑菌が繁殖。これがニオイをさらに増幅させ、不衛生な環境を作り出してしまいます。

今日からできる即効臭いカット術６選

「今すぐこのニオイをどうにかしたい！」という時のための、応急処置的なテクニックです。

排泄後すぐに固形物を取り除く
最もシンプルで最も効果的。特に便は、放置する時間が長いほどニオイが部屋に広がります。気づいたらすぐに処理する習慣をつけましょう。
換気扇を回す＆窓を開ける
ニオイがこもらないよう、空気の通り道を作ります。トイレの近くに小型のサーキュレーターを置くのも有効です。
重曹を猫砂に振りかける
弱アルカリ性の重曹には、酸性のニオイを中和し、湿気を吸収する効果があります。猫砂を混ぜる際に、カップ半分ほどの重曹を振りかけてみましょう。
コーヒーやお茶の出がらしを置く
乾燥させたコーヒー豆のカスやお茶の出がらしには、活性炭と同様の多孔質構造があり、消臭効果が期待できます。小皿に入れてトイレの横に置いてみましょう。
クエン酸水でトイレ周りを拭く
アンモニア臭はアルカリ性のため、酸性のクエン酸で中和できます。水200mlにクエン酸小さじ1を溶かしたスプレーで、トイレの壁や床を拭き掃除しましょう。（※塩素系漂白剤との併用は厳禁）
市販の消臭スプレーを正しく使う
香りでごまかすタイプではなく、ニオイの原因菌に直接作用する「除菌・消臭スプレー」を選びましょう。猫がいない時に、トイレ空間全体にスプレーするのが効果的です。

根本解決のカギは「環境 × アイテム」

即効ワザで一時的にニオイを抑えても、発生源を断たなければ問題は解決しません。ここからは、ニオイの元を断つための、より本質的なアプローチをご紹介します。

【環境編】ニオイを発生させないトイレ環境作り

トイレの数を「猫の頭数＋1台」にする
これは猫を飼う上での黄金ルール。常にキレイなトイレを選べる環境は、猫のストレスを減らし、同じ場所で排泄が繰り返されるのを防ぎます。
トイレの置き場所を見直す
風通しが良く、かつ猫が落ち着いて排泄できる静かな場所が理想。食事場所や寝床のすぐ近く、人の出入りが激しい廊下などは避けましょう。
フード付き（ドーム型）トイレを選ぶ
ニオイが外に広がりにくくなります。ただし、中にニオイがこもりやすいため、掃除の頻度は上げる必要があります。
換気システムの近くに置く
24時間換気システムの排気口の近くや、空気清浄機をトイレの隣に設置するのも効果的です。

【アイテム編】最新技術でニオイを元から断つ

システムトイレを導入する
すのこ状の底の上に猫砂、その下に吸水シートを敷く二層構造のトイレ。尿はすぐに下のシートに吸収されるため、砂が汚れにくく、アンモニア臭の発生を劇的に抑制します。
「デオトイレ脱臭ファン付」を検討する
システムトイレの決定版とも言える最新モデル。ファンがトイレ内の空気を吸引し、活性炭フィルターを通して強力に脱臭します。メーカーのデータでは99.9%の消臭効果が、第三者機関のテストでは23dBという驚異的な静音性が証明されています。（出典：ユニ・チャームペット調べ）
猫砂を「消臭効果の高い素材」に変える
- 鉱物系（ベントナイト）： 固まる力と消臭力が高いが、重くて粉が舞いやすい。
- 紙系： 軽くて処理が楽だが、固まりにくく消臭力はやや劣る。
- 木系（おがくず・ヒノキ）： 天然の木の香りで消臭。ただし、香りを嫌う猫もいる。
- シリカゲル系： 吸湿・脱臭性能が非常に高い。システムトイレで使われることが多い。
全自動トイレを導入する
猫がトイレを出た後、センサーが感知して自動で排泄物を清掃してくれる究極のアイテム。常にトイレを清潔に保てますが、高価（5万円〜）であることと、機械音を怖がる猫がいるのがデメリットです。

匂わない家を作る“習慣”と“食事”

見落としがちですが、日々の習慣や食事もニオイに大きく影響します。

【習慣編】正しい掃除の頻度と方法

毎日の掃除： ウンチと、オシッコで固まった砂を1日1〜2回取り除く。
週に1回の掃除： 猫砂の量をチェックし、減った分を補充する。トイレのフチや周りを拭き掃除。
月に1回の「全量交換＆丸洗い」：
1. 古い砂を全て捨てる。
2. トイレ容器を中性洗剤とスポンジで洗い、よくすすぐ。
3. クエン酸水や熱湯で仕上げの消毒を行う。
4. 完全に乾燥させてから、新しい砂を入れる。

【食事編】腸内環境を整えて便臭を軽減

消化の良いフードを選ぶ： 高品質なタンパク質を使い、穀物（グレイン）の使用を抑えたフードは、消化吸収が良く、便の量を減らし、ニオイを軽減する効果が期待できます。
乳酸菌やオリゴ糖をプラス： 腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるサプリメントを与えるのも一つの方法です。

受診が必要な「危険な臭い」の見分け方

いつもと違う強烈なニオイは、病気のサインかもしれません。以下のような場合は、すぐに動物病院を受診してください。

いつもよりアンモニア臭が異常にキツイ： 腎臓病や膀胱炎の可能性。
甘酸っぱいようなニオイ（ケトン臭）： 糖尿病の可能性。
便が常に下痢状で、腐敗したような臭いがする： 消化器系の病気の可能性。

カテゴリー別おすすめグッズ７選

ニオイ対策に効果的な、具体的な人気アイテムをご紹介します。

カテゴリ	アイテム	主な特徴	参考価格帯
ファン付きトイレ	ユニ・チャームデオトイレ脱臭ファン＋	吸引式ファンでアンモニア99 %除去／静音23 dB	1.6〜1.8万円
	シャープペットケアモニター猫トイレ	IoT連携で排泄量管理＋プラズマクラスター脱臭	2.5〜3万円
消臭砂	ライオンニオイをとる砂消臭抗菌	活性炭＋銀イオンで24h抗菌	800〜1,000円／5L
	ユニ・チャームデオトイレ消臭抗菌サンド	システムトイレ用・固まらず粉立ちゼロ	900〜1,200円／4L
	花王ニャンとも清潔トイレ脱臭チップ	木材原料でアンモニア素早く吸着	900〜1,200円／2.5L
スプレー	ST 猫トイレ用強力消臭スプレー	クエン酸＆植物エキスで瞬間消臭	700〜900円／300 mL
	バイオチャージャーペット用消臭スプレー	バクテリア酵素で有機臭分解・無香料	1,200〜1,400円／500 mL

よくある質問 Q&A

Q1. 猫砂の全量交換は、本当に月1回でいいの？
A1. システムトイレなら月1回で十分な場合が多いですが、従来の固まる砂タイプのトイレで、多頭飼いの場合は2〜3週間に1回が目安です。梅雨時期など、湿気が多い季節は頻度を上げましょう。
Q2. 脱臭ファン付きトイレの電気代はどれくらい？
A2. 「デオトイレ脱臭ファン付」の場合、消費電力は非常に低く設計されており、24時間つけっぱなしでも1ヶ月の電気代は数十円程度です。（出典：ユニ・チャームペット公式サイト）
Q3. 芳香剤を置くのはダメ？
A3. 嗅覚の鋭い猫にとって、人工的な強い香りはストレスになる可能性があります。無香料の消臭剤を選ぶのが基本です。