※本記事にはプロモーションが含まれています
「隣の話し声が気になって、夜なかなか寝付けない…」「自分の配信やゲーム実況の声、外に漏れてないかな」「テレワーク中に家族の生活音が気になって集中できない」
こんな悩み、ありませんか?
実は、壁の防音はDIYでも改善できます。ただし、いきなり「遮音シートを買って貼る」という行動に走ると、高い確率で失敗します。
結論から言うと、壁の防音は「隙間→遮音→吸音」の順で対策するのが、ムダな出費を防ぎ、効果を実感しやすい最短ルートです。
しかも、「遮音シートだけ」「吸音材だけ」という片方だけの対策は、逆に部屋が響いてうるさくなったり、思ったほど効かなかったりするケースが多いんです。
この記事では、「壁の防音を自分でやりたい」というあなたのために、以下のことを整理しました。
- 賃貸でも持ち家でも”いますぐできること”から始める手順
- 遮音と吸音の違い、失敗パターンの回避方法
- 工事なし→軽DIY→本格DIYの3段階で難易度・費用・効果を比較
- DIYの限界ラインと、業者に相談すべきケースの見極め方
最後まで読めば、「何を買って、どの順番でやればいいか」がハッキリ分かるはずです。
📦 手軽に始めたい方へ 【おすすめ】”簡単 DIY”でおうちの防音「OTTO」 貼るだけで使える防音アイテムをお探しなら、まずはこちらをチェック。
結論|壁の防音は「隙間→遮音→吸音」の順でやるとムダがない
まず、壁の防音を自分でやるときに押さえておきたい「効く順番」をお伝えします。
いきなり壁にシートを貼る前に、もっと先にやるべきことがあります。
壁より先に”音の入口”を疑う(窓・ドア・コンセント・換気口)
音は、隙間から入ってくる(出ていく)のが基本です。どんなに壁を厚くしても、ドアの下に1cmの隙間があれば、そこから音は筒抜け。コップに穴が空いていたら水が漏れるのと同じです。
優先的にチェックすべき「音の入口」
| 場所 | よくある隙間 | 対策例 |
|---|---|---|
| ドア | 下端・戸当たりの隙間 | 隙間テープ、ドア下ストッパー |
| 窓 | サッシの隙間、ガラス自体 | 隙間テープ、防音カーテン、窓用ボード |
| コンセント | 壁の穴から隣室へ貫通 | 防音コンセントボックスカバー |
| 換気口 | 常に外部と繋がっている | 吸音スポンジ、消音ダクト |
この「隙間対策」だけで、体感で3〜6dBほど改善するケースもあります(環境により差あり)。壁にお金をかける前に、まずここを潰しましょう。
遮音だけ/吸音だけが失敗しやすい理由
防音を考えるとき、よく出てくるのが「遮音シート」と「吸音材」。
ここで大切なのは、どちらか片方だけでは効果が出にくいということ。
遮音(しゃおん)とは:音を通しにくくすること。重くて密度の高い素材で音を跳ね返す。
吸音(きゅうおん)とは:音を吸収して響きを減らすこと。スポンジやウレタンなど、柔らかくて穴のある素材で音のエネルギーを熱に変える。
たとえば、遮音シートだけを壁に貼ると——音を跳ね返す力は増えますが、跳ね返った音が部屋の中で反響してしまい、かえってうるさくなることがあります。
一方、吸音材だけを貼ると——部屋の中の響きは減りますが、壁の向こう側への音漏れはあまり防げないのが実情です。
だからこそ、「遮音+吸音」を組み合わせることが、防音DIYの基本になります。イメージは「スポンジ(吸音)で音のエネルギーを吸い取ってから、壁(遮音)でブロックする」という二段構え。
賃貸・持ち家別に、最短ルートを提示
あなたの状況によって、できる対策は変わります。
| 状況 | まずやること | 次のステップ |
|---|---|---|
| 賃貸(壁に穴NG) | 隙間対策+家具配置+吸音パネル | 突っ張り式の防音ボード設置 |
| 持ち家(軽くDIYしたい) | 隙間対策+遮音シート+吸音材 | 二重貼り、制振材の追加 |
| 持ち家(本格的にやりたい) | 隙間対策+壁全面の遮音+吸音 | 二重壁、石膏ボード追加、業者相談 |
このあと、それぞれのレベルを詳しく解説していきます。
ケーススタディ①:話し声対策で成功→でも低音は残った例
ある方の体験です。マンションで隣人のテレビ音が気になり、遮音シート+吸音材の組み合わせで壁対策を行いました。結果、話し声やテレビの音は「気にならなくなった」と感じるほど改善。しかし、重低音(サブウーファーの音や、上階の足音など)は依然として聞こえる状態でした。
この例からわかるのは、空気伝播音(話し声・テレビ音)には壁対策が有効だが、固体伝播音(振動・低音)には限界があるということ。音の種類を見極めることが、ムダな出費を防ぐ第一歩です。
まず判別|あなたの音は「話し声タイプ」か「ドンドン振動タイプ」か
防音対策を始める前に、もうひとつ確認しておきたいことがあります。
それは、「気になる音がどちらのタイプか」です。
音には大きく分けて2種類あり、対策方法が変わります。
空気伝播音(話し声・TV・音楽)に効く方向性
空気伝播音とは、空気を伝わってくる音のこと。隣人の話し声、テレビの音、音楽、ペットの鳴き声などがこれに当たります。
この音に対しては、壁の防音DIYが効きやすいです。遮音シート+吸音材の組み合わせで、ある程度の改善が見込めます。
固体伝播音(振動・重低音)に壁DIYが効きにくいケース
固体伝播音とは、建物の構造そのものを伝わってくる振動音のこと。上階の足音、ドンドンという衝撃音、洗濯機や冷蔵庫の振動、低音のベース音などがこれに当たります。
正直に言うと、この音は壁だけの対策では限界があります。なぜなら、音が壁ではなく、床や天井、建物の骨組みを通って伝わってくるからです。
固体伝播音への対策が必要な場合は、床に防振マットを敷く、防振ゴムを使う、浮床構造にするなど、振動を吸収する対策が中心になります。本格的な対策には、専門業者への相談をおすすめします。
簡易チェック(時間帯・周波数感・どこで大きいか)で判断
「自分が気になっている音はどちらだろう?」と迷ったときは、以下のチェックで判断してみてください。
空気伝播音(壁DIYで改善しやすい)の特徴
- 隣の部屋から聞こえてくる
- 話し声、テレビの音、音楽など、「声」や「メロディ」が聞き取れる
- 窓やドアを閉めると少し小さくなる
- 壁に耳を当てるとよく聞こえる
固体伝播音(壁DIYだけでは難しい)の特徴
- 上の階から聞こえてくる
- ドンドン、ゴトゴトといった「衝撃音」「振動」
- どこにいても同じように聞こえる
- 壁や床に触ると振動を感じる
ケーススタディ②:隙間対策を後回しにして失敗→修正で改善
別の方の例。「壁を対策すれば静かになる」と思い込み、いきなり遮音シートと吸音材を購入して壁に施工しました。しかし、思ったほど効果を感じられず、よく調べてみるとドアの下に1cmほどの隙間がありました。
そこで隙間テープを追加したところ、体感できるレベルで音が小さくなったそうです。「最初から隙間を潰しておけば、材料費の一部を節約できたかも」と振り返っていました。
この例が示すのは、壁より先に”音の入口”を塞ぐ順番の大切さ。コップに穴が空いていたら、いくらコップの壁を厚くしても水は漏れます。音も同じなんですね。
工事なし・賃貸OK|壁を傷つけずにできる防音DIY(難易度★)
ここからは、具体的な対策を難易度別に解説していきます。
まずは「工事なし」「賃貸OK」のレベルから。壁に穴を開けず、撤去も簡単な方法です。
隙間テープ・コンセント周り・換気口の対策(優先順位)
繰り返しになりますが、まずやるべきは隙間対策です。
①ドアの隙間 ドアの下端や、戸当たり(ドアが当たる部分)に隙間テープを貼ります。100円ショップやホームセンターで手に入る「P型」や「D型」の隙間テープで十分。貼るだけで、ドアの気密性がグッと上がります。
②窓の隙間 サッシの隙間に隙間テープを貼る、または窓用の防音ボードを立てかけるだけでも変化があります。窓は壁より薄いため、意外と「音の入口」になっています。
③コンセント周り 意外と見落としがちなのがコンセント。マンションなどでは、隣室とコンセントの穴が近い位置にあることがあり、そこから音が筒抜けになっていることも。防音コンセントボックスカバー(500〜2,000円程度)を取り付けるだけで改善するケースもあります。
④換気口 24時間換気の換気口は、外部と常につながっている「穴」です。消音ダクトや吸音スポンジを入れることで、外からの騒音を軽減できます。ただし、換気機能を完全に塞がないよう注意してください。
家具配置で”空気層”を作る(本棚・クローゼットの使い方)
お金をかけずにできる対策として、家具の配置を変える方法もあります。
テレビやスピーカーなど音が出る家電を、隣室と接する壁から少し離すだけでも違います。また、本棚やクローゼットを壁側に配置すると、「本+棚板」が遮音材の役割を果たし、音の伝わり方が変わります。
本棚は、本がギッシリ詰まっているほど効果的。空っぽの棚では効果が薄いので、モノを入れて「質量」を増やしましょう。
吸音パネル・カーテン・置くだけボードの使いどころ(反響対策)
隙間と家具配置を整えたら、次は吸音パネルや防音カーテンです。
吸音パネル(フェルト系・ウレタン系) 貼って剥がせるタイプを選べば、賃貸でもOK。音の「反響」を抑える効果があり、部屋の中がモワッと響く感じが軽減されます。テレビの後ろ、話し声が気になる方向の壁に貼ると効果的。
防音カーテン 厚手で重いカーテンには、ある程度の吸音効果があります。窓だけでなく、隣室との壁の前にカーテンを吊るす方法もあります。
置くだけ・立てかけタイプのボード 壁に貼り付けずに、家具のように壁の前に置くだけの防音ボードもあります。突っ張り棒で固定できるタイプもあり、撤去も簡単です。
やりがちな失敗(見た目重視で薄い素材だけ/隙間放置)
このレベルでよくある失敗を紹介します。
失敗①:見た目重視で薄い素材だけ選ぶ おしゃれなクッション壁紙や薄いフェルトシートは、インテリアとしては素敵ですが、防音効果は限定的です。「防音」と書いてあっても、厚みや密度が低いと効果は薄いことが多いです。
失敗②:隙間対策をせずに壁だけ貼る 壁に吸音パネルを貼っても、ドアの下が開いていたら音はそこから入ってきます。まず隙間を潰すのが鉄則です。
失敗③:一部分だけ貼って満足する 「とりあえずテレビの後ろだけ」と一部分だけ貼っても、音は四方八方から反射します。効果を実感するには、ある程度の面積をカバーする必要があります。
🔰 賃貸でも手軽に始めるなら 【おすすめ】”簡単 DIY”でおうちの防音「OTTO」 工事不要・貼って剥がせるタイプなら、まずはここからトライしてみるのもアリです。
軽DIY|遮音+吸音を”重ねて効かせる”壁対策(難易度★★)
次は、もう少し本格的なDIYに進みたい方向けの内容です。
遮音シートと吸音材を組み合わせることで、工事なしレベルより一段上の効果を狙えます。
基本レシピ(遮音シート+吸音材+仕上げ)とその順番
防音DIYの「基本レシピ」は以下のとおりです。
壁の防音DIY・基本構成
| 層 | 役割 | 素材例 |
|---|---|---|
| ①吸音材(部屋側) | 音を吸収して反響を抑える | グラスウール、ロックウール、ポリエステル吸音材、ウレタンフォーム |
| ②遮音シート | 音を通しにくくする | ゴム系遮音シート(サンダムなど) |
| ③壁 | 元の壁 | 既存の壁 |
なぜこの順番?
音が部屋の中で発生→まず吸音材で音のエネルギーを弱める→次に遮音シートで音をブロック→壁に届く音が小さくなる、という流れです。
「吸音→遮音」の順に重ねることで、遮音シートで跳ね返った音が部屋で反響するのを防ぎます。
ポイントは”隙間ゼロ”と”面積”→テープ・継ぎ目処理
遮音シートや吸音材を貼るとき、隙間を作らないことが最重要です。
シート同士の継ぎ目は1〜2cm重ねて貼る、隙間はアルミテープや布テープで塞ぐ、端っこも処理する——この「気密」を徹底しないと、隙間から音が漏れて効果が半減します。
また、対策する面積も大切。隣室との境目になる壁は、できれば全面をカバーしたいところ。予算が限られる場合は、まず音源に近い側から優先的に対策しましょう。
賃貸での固定方法(突っ張り・フレーム・有孔ボード活用等)と原状回復の注意
賃貸でも軽DIYはできますが、原状回復に注意が必要です。
賃貸OKの固定方法
| 方法 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 突っ張り式(ラブリコ・ディアウォールなど) | 2×4材を天井と床で突っ張り、そこに防音パネルを固定 | 壁に穴を開けずに済む。天井や床の強度を確認 |
| マスキングテープ+両面テープ | 壁紙の上にマスキングテープを貼り、その上から両面テープで固定 | 剥がすときに壁紙ごと剥がれるリスクあり。軽い素材向け |
| 有孔ボード+吸音材 | 有孔ボードの裏に吸音材を仕込み、壁の前に立てかける | 壁に傷をつけずに設置可能 |
| 床から積み上げる | 重い遮音パネルは床から積み上げて壁に押し当てる | 落下防止のため、突っ張りで押さえると安心 |
退去時に修繕費用が発生しないよう、作業前に管理規約を確認し、壁紙や床を傷つけない方法を選びましょう。
安全面(重量・落下・カビ・換気)と回避策
遮音シートや吸音材は意外と重いです。たとえば、厚さ1.2mmの遮音シートでも1㎡あたり2kg以上になることがあります。
注意すべきポイント
- 落下:両面テープだけで壁に貼ると、重さで剥がれ落ちる危険あり。床から積み上げるか、突っ張りで押さえる
- カビ:壁と防音材の間に湿気がこもると、カビの原因に。極端に湿度の高い場所や、水回りの近くは避ける
- 換気:防音を意識しすぎて換気口を完全に塞ぐと、室内の空気がこもります。換気は確保しつつ、消音ダクトなどで対策を
本格DIY(持ち家向け)|二重貼り・二重壁で遮音を上げる(難易度★★★)
ここからは、持ち家で本格的にやりたい方向けの内容です。
「軽DIYでは物足りない」「もう少ししっかり防音したい」という場合に検討する方法を紹介します。
二重貼り(石膏ボード追加)で”質量”を増やす考え方
防音の基本原則に「質量則」というものがあります。簡単に言うと、壁が重いほど、音を通しにくいということ。
既存の壁に石膏ボードを追加で重ね貼りすることで、壁の質量が増え、遮音性能が上がります。
二重貼りの基本構成
- 既存の壁 → 遮音シート → 石膏ボード(追加)→ 吸音材(必要に応じて)
石膏ボードは1枚あたり数百円〜1,000円程度と安価ですが、重くて加工が大変なのがデメリット。持ち家で、ある程度DIYに慣れている方向けの方法です。
制振材(例:ボード間の制振)を使うと何が変わる?
さらに遮音性能を上げたい場合、制振材を使う方法があります。
制振材は、壁の振動を吸収して音の伝達を減らす素材。石膏ボードの間に挟んだり、遮音シートと組み合わせて使います。特に低音域の振動を抑えるのに効果があるとされています。
ただし、DIYで扱うには専門知識が必要になることも。制振材の選び方や施工方法は、メーカーの資料や専門店に確認することをおすすめします。
下地・ビス・配線・コンセント移設が絡む場合は無理しない(業者領域の線引き)
本格DIYを進めていくと、以下のような場面に出くわすことがあります。
- 既存の壁にビスを打ち込みたい
- コンセントの位置を移動させたい
- 壁の中の配線をいじりたい
- 窓枠やドア枠の加工が必要
このような構造や電気配線に関わる作業は、専門業者に依頼する領域です。
電気工事は資格が必要ですし、構造に関わる部分をDIYで変更すると、建物の安全性や保証に影響することもあります。「ここまでは自分でやる、ここからは業者」という線引きを明確にしておきましょう。
DIYでやるなら”どこまで”にするか(判断基準を提示)
本格DIYの判断基準をまとめます。
| やるべきこと | DIYでOK | 業者に相談 |
|---|---|---|
| 壁に遮音シート+吸音材を貼る | ○ | — |
| 石膏ボードを重ね貼りする | △(DIY経験者向け) | 初心者は相談推奨 |
| 制振材を組み込む | △(施工方法を要確認) | 専門知識が必要な場合あり |
| コンセント移設・電気配線 | × | ○(電気工事士資格が必要) |
| 窓枠・ドア枠の加工 | × | ○ |
| 二重壁構造(独立した壁を作る) | × | ○(専門業者推奨) |
DIYの限界ライン|「ここまで自分で/ここから業者」の見極め方
正直な話をします。壁の防音DIYには限界があります。
「完全な無音」「楽器を時間を気にせず演奏できるレベル」を目指すなら、DIYだけでは難しいケースがほとんど。ここでは、「自分でやれる範囲」と「業者に相談すべきライン」を整理します。
DIYで改善できる範囲の目安
| 対象の音 | DIYでの改善可能性 | 備考 |
|---|---|---|
| 隣人の話し声、テレビ音 | ○(改善しやすい) | 空気伝播音。遮音+吸音で効果が出やすい |
| 自分の配信・会議音声 | ○(改善しやすい) | 吸音材の配置で反響を抑えるのが有効 |
| 軽めの楽器(アコギ・歌など) | △(ある程度可能) | 壁全面施工+隙間対策で改善するケースあり |
| 上階の足音、ドンドン音 | ×(壁では限界) | 固体伝播音。床や天井、構造の対策が必要 |
| ピアノ・ドラムなど大音量楽器 | ×(本格工事が必要) | 防音室施工や二重壁構造が必要 |
| 低音・重低音(サブウーファー等) | ×(壁だけでは不十分) | 制振・防振対策が必要 |
この表を見て、「自分の悩みがDIYで解決できるか」を最初に判断するのが、ムダな出費を防ぐ最大のコツです。
業者に相談した方がいいケース
以下に当てはまる場合は、DIYに時間とお金をかけるより、最初から専門業者に相談することをおすすめします。
- ドラムやピアノなど、大音量の楽器を演奏したい
- 上階の足音(固体伝播音)が主な悩み
- 低音・重低音を本格的に防ぎたい
- 仕事で必要など、確実な防音性能が求められる
- コンセント移設や電気配線、壁の構造変更が必要
- マンションの管理規約で工事が必要になりそう
業者に依頼した場合の費用は、窓の二重サッシ化で5〜15万円/窓、壁の防音工事で10〜50万円/面、部屋全体の防音室化で100〜300万円以上が一般的な目安です(地域・業者・仕様により大きく異なります)。
複数社から見積もりを取り、工事内容と費用を比較検討することが大切です。
どれを買う?材料・道具の選び方(比較表つき)
「じゃあ、実際に何を買えばいいの?」という方のために、材料選びのポイントを解説します。
遮音材(重いほど有利)/吸音材(反響を抑える)/固定・仕上げ材
遮音材の選び方
- 「質量則」により、重くて密度が高い素材ほど遮音性能が高い
- ゴム系の遮音シート(サンダム、Noisestopなど)が定番
- 厚み1.2mm程度でも一定の効果あり。予算があれば厚いものを
吸音材の選び方
- グラスウール、ロックウール:吸音性能◎、ただしチクチクするので取り扱い注意
- ポリエステル系吸音材:チクチクしない、扱いやすい、賃貸向き
- ウレタンフォーム:軽量で貼りやすい、デザイン性あり
- 密度が高いほど吸音効果が上がる傾向
固定・仕上げ材
- 強力両面テープ、タッカー、虫ピン、突っ張りパーツ(ラブリコ等)
- 賃貸はマスキングテープを下地に貼ってから固定すると安心
目的別おすすめセット(話し声対策/配信/楽器/子ども部屋)
| 目的 | おすすめ構成 | 費用目安(6畳壁1面) |
|---|---|---|
| 話し声・テレビ音の軽減 | 隙間テープ+吸音パネル(フェルト系)+防音カーテン | 5,000〜20,000円 |
| 配信・ゲーム実況 | 遮音シート+ポリエステル吸音材+突っ張り固定 | 20,000〜50,000円 |
| 楽器練習(軽め) | 遮音シート+高密度吸音材+全面施工 | 50,000〜100,000円 |
| 子ども部屋・生活音対策 | 隙間テープ+クッション壁紙+防音マット(床) | 10,000〜30,000円 |
※費用は目安です。施工面積や素材により変動します。
🛒 何を買えばいいか迷ったら 【おすすめ】”簡単 DIY”でおうちの防音「OTTO」 初めての防音DIYなら、セットで揃う商品から始めると失敗が少ないです。
費用の考え方(材料費+道具+撤去・処分)で総額を比較
防音DIYの費用を考えるとき、材料費だけでなく、道具や撤去コストも計算しておきましょう。
| 項目 | 工事なし(★) | 軽DIY(★★) | 本格DIY(★★★) |
|---|---|---|---|
| 材料費(6畳壁1面) | 3,000〜20,000円 | 20,000〜70,000円 | 50,000〜150,000円 |
| 道具費 | ほぼ不要 | テープ、タッカー等 約2,000〜5,000円 | 電動工具等 約10,000円〜 |
| 撤去・処分費 | ほぼゼロ | 粗大ゴミ等 数百〜数千円 | 産廃処分が必要な場合あり |
| 賃貸での対応 | ○ | △(方法による) | ×(原則不可) |
| 効果の期待度 | 小〜中 | 中 | 中〜大 |
「材料費だけ見て安いと思ったら、処分に困って高くついた」というケースもあるので、総額で判断することが大切です。
効果の測り方|”やった感”で終わらせない簡易検証
せっかくお金と時間をかけて対策したのに、「なんとなく静かになった気がする」で終わってしまうのはもったいない。
簡単にできる効果測定の方法を紹介します。
スマホ騒音計アプリでBefore/After(同条件で測るコツ)
スマートフォンには、騒音計アプリ(無料〜数百円)が多数あります。完璧な精度ではありませんが、「Before/Afterの比較」には十分使えます。
測定のコツ
- 同じ時間帯、同じ場所、同じ距離で測定する
- 音源(テレビの音、話し声など)を同じボリュームで再生
- 窓やドアの状態を揃える(全部閉めた状態で統一)
- 3回以上測定して平均を取る
「対策前は○dBだったのが、対策後は○dBになった」と記録しておくと、効果が客観的に分かります。
体感評価のコツ(時間帯・音源・距離を揃える)
数値だけでなく、「体感」も大事な指標です。
- 同じ時間帯に、同じ音源で確認する(「夜中の静かなとき」だけで判断しない)
- 隣室に協力してもらい、一定の音量で話してもらう
- 「聞こえる/聞こえない」ではなく、「気になる/気にならない」で評価する
改善しない時の次の一手(壁以外が原因の見つけ方)
「壁を対策したのに、あまり変わらない…」という場合、以下をチェックしてみてください。
- 隙間が残っていないか:ドア下、窓、コンセント、換気口を再確認
- 天井や床から来ていないか:上階の足音などは壁対策では防げない
- 建物の構造由来ではないか:コンクリートの躯体を伝わる音はDIYでは限界あり
壁以外が原因なら、対策の方向性を変える必要があります。
よくある質問(Q&A)
Q. 遮音シートだけ貼れば防音できる?
A. 遮音シート単体では、期待するほどの効果が出にくいです。音を跳ね返す力は増えますが、部屋の中で反響が増えてかえってうるさくなることも。吸音材と組み合わせることで、効果を実感しやすくなります。
Q. 賃貸で防音DIYしても怒られない?
A. 壁に穴を開けない、原状回復できる方法であれば、基本的には大丈夫なケースが多いです。ただし、管理規約で禁止されている場合もあるため、事前に大家さんや管理会社に確認すると安心です。
Q. 低音(ベース音や重低音)は防げる?
A. 正直、低音のDIY対策は難しいです。低音は波長が長く、壁や床を振動として伝わりやすいため、単純な遮音シート+吸音材では防ぎきれません。防振材や、浮床・浮壁といった構造的な対策が必要で、業者への相談をおすすめします。
Q. 配信の声漏れ対策には何がいい?
A. まず隙間対策、次に音源(マイク)周辺に吸音材を配置するのが基本です。話し声は空気伝播音なので、遮音シート+吸音材の組み合わせである程度対応できます。壁全面より、まず音が向かう方向の壁から対策するのがコスパ◎。
Q. DIYで無理な場合、業者に頼むといくらかかる?
A. 窓の二重サッシ化で5〜15万円/窓、壁の防音工事で10〜50万円/面、部屋全体の防音室化で100〜300万円以上が目安です(地域・業者・仕様により大きく異なります)。複数社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ|壁の防音を自分でやるための要点チェック
最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
壁の防音を自分でやるための6つの要点
- 「隙間→遮音→吸音」の順で対策するのがムダを防ぐ最短ルート
- 遮音だけ、吸音だけでは効果が出にくい。組み合わせが基本
- 気になる音が「空気伝播音」か「固体伝播音」かで、効く対策が変わる
- 賃貸は原状回復できる方法(突っ張り式、マスキングテープ下地等)を選ぶ
- 本格DIYは「ここまで」のラインを決める。電気工事や構造は業者領域
- 効果測定を忘れない。スマホアプリで数値化すると納得感が違う
次にやること(3ステップ)
- 音の入口をチェック:ドア、窓、コンセント、換気口の隙間を確認→隙間テープで対策
- 予算とレベルを決める:工事なし(〜2万円)/軽DIY(2〜7万円)/本格DIY(5万円〜)
- 材料を揃えて施工開始:遮音シート+吸音材の組み合わせで、隙間なく貼る
✅ まずは手軽な防音アイテムから試してみる 【おすすめ】”簡単 DIY”でおうちの防音「OTTO」 いきなり本格DIYはハードルが高い…という方は、貼るだけタイプから始めてみてください。
壁の防音は、「完全な無音」をDIYで実現するのは正直難しいです。でも、「気にならないレベルまで下げる」ことは、多くの場合できます。
まずは隙間を潰すことから始めてみてください。それだけで「あ、ちょっと静かになった」と感じられるケースは少なくありません。
焦らず、できるところから一歩ずつ。 あなたの快適な部屋づくりを応援しています。