オリジナルスマホケースの作り方完全ガイド|1個760円〜自作・販売まで

※本記事にはプロモーションが含まれています

「お気に入りのペットの写真でスマホケースを作りたい」
「サークルのロゴを入れたグッズを作って、みんなで持ちたい」
「自分のイラストでケースを作って、副業として販売してみたい」

そんな想いを、驚くほど手軽に、そして低コストで実現できるのが**「オリジナルスマホケース」**の作成です。

今や、スマホに写真が1枚あれば、たった1個から、わずか数百円で自分だけのスマホケースを作れる時代。さらに、作ったデザインをそのままネットショップで販売し、在庫リスクゼロでクリエイターとして活躍する道も開かれています。

この記事では、オリジナルスマホケースを作るための3つの主要な方法を徹底比較。費用や手間、クオリティの違いから、デザインデータ作成時の注意点、そしておすすめの作成サービス10社まで、初心者の方でも迷わず、失敗しないための完璧なロードマップを提案します。

作り方は3パターン:サービス利用/ハンドメイド/量産OEM

オリジナルスマホケースの作り方は、大きく分けて3つの方法があります。まずは、それぞれの特徴を理解し、あなたの目的とスキルに合った方法を見つけましょう。

  1. オンデマンド印刷サービスを利用する(初心者〜販売者向け)
    • 方法: Webサイトやアプリ上で、好きな写真やイラストをアップロードして注文するだけ。1個から作成可能。
    • 特徴: 最も手軽で、クオリティも安定。個人利用はもちろん、在庫を持たずに販売(ドロップシッピング)も可能。この記事では主にこの方法を解説します。
  2. ハンドメイドで作る(DIY好き・一点物を作りたい方向け)
    • 方法: 市販の無地ケースに、レジン、ステッカー、押し花、革などを加工して自作する。
    • 特徴: 世界に一つだけの、完全にオリジナルな作品が作れる。材料は100円ショップでも揃う。
  3. 量産(OEM)業者に依頼する(法人・大規模販売者向け)
    • 方法: 専門の工場に、まとまった数(100個〜など)を発注して生産する。
    • 特徴: 1個あたりの単価が最も安くなる。本格的なブランド展開や、企業のノベルティ制作向き。

オンデマンド印刷サービスのメリット・デメリット

初心者からプロのクリエイターまで、今最も主流となっているのがこの方法です。

【メリット】

  • 1個から、低価格で作成できる: サービスによっては1,000円以下で作成可能。
  • 専門知識や機材が不要: 必要なのはデザインデータ(写真やイラスト)だけ。
  • 高品質な仕上がり: UVインクジェット印刷など、プロ仕様の印刷でクオリティが高い。
  • 豊富な対応機種とケース素材: iPhoneの最新機種からAndroidまで、ハードケース、ソフトケース、手帳型など、幅広い選択肢から選べる。
  • 在庫リスクゼロで販売できる: SUZURIやBASEと連携すれば、注文が入ってから生産・発送されるため、在庫を抱える必要がない。

【デメリット】

  • 色味や画質の問題: PCのモニターで見た色と、実際に印刷された物の色味が若干異なる場合がある。
  • 側面への印刷: ケースの側面まで印刷できる「3D全面印刷」に対応していないサービスもある。
  • 返品・交換ができない: オーダーメイドのため、基本的に注文後のキャンセルや返品は不可。

ハンドメイド(レザー・レジン・デコ)で作る手順と注意点

市販のクリアケースを土台に、自分だけの作品を作る方法です。

  • 主な手法:
    • 写真やステッカーを挟む: 最も簡単な方法。推しの写真やお気に入りのステッカーを挟むだけ。
    • レジンアート: UVレジン液と押し花やラメなどを使い、透明感のあるデザインを作る。
    • デコレーション: ラインストーンやパールなどを接着剤で貼り付け、きらびやかなケースを作る。
  • 注意点:
    • 耐久性は既製品に劣る場合がある。
    • 材料や接着剤によっては、スマホ本体やケースを傷める可能性も。

量産OEM・クラウドファンディングで大量生産する方法

企業ノベルティや、本格的なブランド立ち上げを目指す方向けです。ロット数が大きくなるほど単価は下がりますが、初期投資と在庫リスクが伴います。

主要サービス10社を比較表で紹介

個人が1個から作れる、人気のオンデマンド印刷サービスを厳選しました。

サービス名最小ロット価格目安 (税抜)対応機種特徴・強み
ME-Q1個760円~iPhone/Android多数素材の種類が最多。シミュレーターが使いやすく、BASE連携も可能。
スマホラボ1個980円~iPhone/Android多数3Dプレビューで仕上がりを確認可能。最短即日発送のスピード感。
SUZURI1個1,380円~iPhone中心販売に特化。ロイヤリティ(利益)を自由に設定でき、クリエイターに人気。
Up-T1個1,200円~iPhone/Android多数ネオンサンドやグリッターなど、特殊でおしゃれなケースが作れる。
Originalprint.jp1個1,200円~iPhone/一部Android側面まで綺麗に印刷できる「3Dサブリメーション印刷」に対応。
Printful1個$12~iPhone/Samsung海外への販売に強い。ShopifyなどECプラットフォームとの連携が豊富。
pixivFACTORY1個1,520円~iPhone中心イラスト投稿サイトpixivとの連携がスムーズ。クリエイター向け。
snaps1個1,000円~全機種対応スマホアプリで撮影した写真を、そのままアプリ上で編集・注文できる。
ヨツバ印刷10個~600円/個~全機種対応大口注文に強く、10個以上なら単価が安い。法人・チーム向け。
Printstar OEM100個~要見積もり全機種対応完全オリジナルの金型から作成可能。本格的な量産向け。

※価格・仕様は2025年7月4日時点の公式情報を基にした目安です。

デザインデータの作り方:解像度・塗り足し・色域

「せっかく作ったのに、画像が粗い…」「端が切れてしまった…」という失敗を防ぐための、3つの重要ポイントです。

  1. 解像度: 最低でも300〜350dpiを推奨。これより低いと、印刷した時に画像がぼやけたり、ガビガビになったりします。
  2. 塗り足し: デザインデータの端が印刷時にわずかにズレてもいいように、背景やデザインを仕上がりサイズより3mm〜5mm程度大きく作っておくこと。
  3. カラーモード: Web上では「RGB」で色を表現しますが、印刷物は「CMYK」で表現します。CMYKに変換すると、鮮やかな色がくすんで見えることがあるため、事前にCMYKモードで色味を確認しておくと安心です。

販売するなら:BASE・Shopify・SUZURIの活用法

作ったケースを販売したいなら、以下の3つの方法が主流です。

  • BASE・STORES: 自分のネットショップを無料で開設。ME-Qなどのサービスと連携すれば、注文が入ると自動で生産・発送される「ドロップシッピング」が可能。
  • Shopify: より本格的なネットショップを構築。海外販売も視野に入れるなら最適。
  • SUZURI: 最も手軽。画像をアップロードするだけで、SUZURIのサイト上で販売が開始できる。売れたら利益(トリブン)が振り込まれる。

よくある失敗例と対策(色味ズレ・ケース浮き・側面印刷)

  • 失敗例①:PCで見た色と全然違う!
    • 対策: 前述の通り、CMYKカラーモードでデザインデータを作成する。また、多くのサービスでは有料で「色校正サンプル」を頼めるので、大量発注前には利用を検討しましょう。
  • 失敗例②:カメラ周りのデザインがズレた!
    • 対策: 各サービスが提供している「テンプレート」を必ず使用し、カメラ穴やボタンの位置を正確に把握した上でデザインを配置しましょう。

まとめ:目的別フローチャートで最適な作成方法を選ぶ

最後に、あなたの目的に合った最適な作成方法を見つけるための判断フローです。

【オリジナルスマホケース作り、はじめの一歩】

  • 【個人で楽しむなら】
    → 1個から安く作れるME-Qスマホラボで、まずは試しに作ってみるのがおすすめ。
  • 【クリエイターとして販売したいなら】
    → 在庫リスクゼロで始められるSUZURIや、ME-Q × BASEの組み合わせが最適。
  • 【世界に一つの作品を作りたいなら】
    → 100円ショップや手芸店で材料を揃え、ハンドメイドに挑戦してみる。

オリジナルスマホケース作りは、あなたの創造性を表現し、日々の生活を豊かにしてくれる素晴らしい趣味であり、ビジネスの可能性も秘めています。この記事を参考に、ぜひあなただけの特別な一品を生み出してください。

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