タイヤの選び方はサイズが9割|205/55R16の意味と失敗しない確認手順

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「205/55R16 91V」——この暗号のような文字列を見て、何のことか分かりますか?

タイヤ交換が初めての方や、ネットで購入を検討している方にとって、タイヤサイズの表記は「読めそうで読めない」厄介な存在です。お店で言われるままに買えば大丈夫だろうと思っていたら、サイズは合っているのに車検でNGになった、なんて話も実際にあります。

でも、安心してください。タイヤサイズの見方は、コツをつかめば5分で理解できます。

この記事で分かること:

  • タイヤサイズ表記(205/55R16 91V)の完全な読み方
  • 純正サイズの調べ方(ドア内ラベル、取説、現物の3ステップ)
  • 「サイズが同じなのにダメ」なケースの見分け方
  • 目的別(静か・雨・燃費・雪)のタイヤ選び
  • インチアップ/ダウンで地雷を踏まない方法

結論から言えば、タイヤ選びの基本は「純正サイズを基準にする」こと。そこから外れる場合は、この記事で解説する「7つのチェックポイント」を押さえれば、失敗しません。

結論:サイズは「純正基準」で選ぶ(迷ったらここに戻る)

タイヤ選びで迷ったら、まずこの原則を思い出してください。

純正タイヤと同じサイズを選ぶのが基本。

ブリヂストンをはじめとするタイヤメーカーも、公式サイトで「タイヤ交換の際、新しく装着するタイヤのサイズは、もともと装着されているタイヤのサイズを基準に選びましょう」と明記しています。

なぜか? 純正タイヤは、その車の重量、エンジン性能、サスペンション、ブレーキ性能などを考慮して、自動車メーカーとタイヤメーカーが共同で決めているからです。

純正サイズを外すと何が起きる?(安全・車検・走り)

純正サイズから外れたタイヤを装着すると、以下のような問題が起きる可能性があります。

安全面のリスク

  • タイヤが車体(フェンダーやサスペンション)に干渉する
  • ロードインデックス不足でタイヤが重さに耐えられない
  • バースト(破裂)や偏摩耗の原因になる

車検に通らない可能性

  • タイヤがフェンダーからはみ出している
  • スピードメーターの誤差が許容範囲を超えている
  • 回転部分の突出(ナットやボルト含む)

走りへの影響

  • スピードメーターの表示がずれる
  • 燃費が悪化する
  • ハンドリングが不安定になる

「少しくらい大きくても大丈夫でしょ?」——この「少し」が命取りになることもあります。実際、ある方は「見た目重視でインチアップしたら、フェンダーに干渉して走行中に異音が…」という経験をされています。

純正サイズの探し場所(3つの確認方法)

純正サイズは、以下の3つの場所で確認できます。

確認場所メリット注意点
運転席ドアの内側(ラベル)最も確実。指定空気圧も分かる剥がれや汚れで見えにくい場合も
車の取扱説明書前後サイズ違いの車も網羅説明書をなくしている場合がある
今ついているタイヤの側面すぐに確認できる前オーナーがサイズを変えている可能性

1. 運転席ドアの内側(ドア内ラベル) 運転席のドアを開けると、ドアの枠部分(ヒンジ側)にステッカーが貼ってあります。ここに「タイヤサイズ」と「指定空気圧」が記載されています。これが最も確実な方法です。

2. 車の取扱説明書 取扱説明書の「仕様」や「メンテナンス」のページに、純正タイヤサイズが記載されています。

3. 今ついているタイヤの側面 タイヤの側面(サイドウォール)に、サイズが刻印されています。ただし、中古車の場合は前のオーナーがサイズを変えている可能性もあるので、ドア内ラベルや取説と照合するのがベストです。

タイヤサイズの見方:205/55R16 91Vを分解して読む

「205/55R16 91V」という表記、左から順番に読んでいきましょう。これを理解すれば、タイヤサイズはもう暗号ではなくなります。

幅(mm)/扁平率(%)/構造(R)/リム径(inch)

表記意味例(205/55R16)
205タイヤの幅(mm)幅が205mm
55扁平率(%)高さが幅の55%
R構造(ラジアル)ラジアル構造
16リム径(インチ)16インチのホイール用

タイヤ幅(205) タイヤを正面から見たときの幅です。数字が大きいほど太いタイヤになります。太いタイヤはグリップ力が上がりますが、燃費は悪化する傾向があります。

扁平率(55) タイヤの高さ(サイドウォールの高さ)を、幅に対する割合で表したものです。「55」なら、幅の55%が高さということ。計算すると、205mm × 55% = 約113mm がサイドウォールの高さになります。

扁平率が低い(数字が小さい)ほど、タイヤは「平べったく」なります。見た目はスポーティですが、乗り心地は硬くなりがち。逆に扁平率が高いと、乗り心地は良いですが、カーブでの安定感は落ちます。

構造(R) 「R」はラジアル構造を意味します。現在の乗用車タイヤはほぼすべてラジアル構造なので、ここはあまり気にしなくてOKです。

リム径(16) 装着するホイールの直径(インチ)です。「16」なら16インチのホイールに装着します。

ロードインデックス(LI)と速度記号(速度レンジ)

「91V」の部分は、タイヤの性能を示す重要な数字です。

ロードインデックス(91) 「91」はロードインデックス(LI)で、タイヤ1本あたりが支えられる最大の重さを示す指数です。

LI負荷能力(kg)
82475
87545
91615
93650
96710

LI「91」なら、タイヤ1本で最大615kgまで支えられます。4本で2,460kg。車両重量+乗員+荷物を考えると、このくらいは必要ということですね。

重要:タイヤ交換時は、純正タイヤと同じか、それ以上のロードインデックスを選ぶこと。 LIが下がると、タイヤが重さに耐えられず、損傷やバーストの原因になります。ブリヂストンも「純正タイヤよりも低いロードインデックスのタイヤを装着してしまうと、タイヤの損傷や、それを起因とする事故を引き起こす可能性があります」と注意喚起しています。

速度記号(V) 「V」は速度記号(スピードレンジ)で、そのタイヤが走行可能な最高速度を表します。

記号最高速度(km/h)
S180
T190
H210
V240
W270

「V」なら最高速度240km/hまで対応。日本の公道ではオーバースペックに見えますが、高速走行時の安全マージンと考えてください。

注意:速度記号も純正と同等以上を選ぶのが基本です。

XL(エクストラロード)って結局なに?

タイヤを探していると「XL」や「EXTRA LOAD」「REINFORCED」という表記を見かけることがあります。これは何でしょうか?

XL(エクストラロード)規格とは、タイヤの内部構造を強化して、より高い空気圧を入れられるようにした規格です。同じサイズでも、通常のタイヤ(スタンダード規格)より高い負荷能力を発揮できます。

例えば「215/45R17」の場合:

  • スタンダード(STD)規格:LI 87
  • エクストラロード(XL)規格:LI 91

同じサイズなのに、XL規格の方がLIが高い。これがXLのメリットです。

ただし、ここが落とし穴。

XL規格のタイヤは、適正な空気圧を入れないと、その高い負荷能力を発揮できません。ブリヂストンの公式サイトでも「XL/RFD規格の高い負荷能力を発揮するためには、空気圧の調整が非常に重要です」と明記されています。

XLタイヤを装着した場合は、空気圧を通常より高めに設定する必要があることが多いです。購入時に販売店で確認しましょう。

表:タイヤサイズ表記の意味 1枚でわかる早見表

表記位置意味選ぶ時の注意
最初の数字205タイヤ幅(mm)純正と同じが基本
/の後の数字55扁平率(%)外径に影響
アルファベットR構造(ラジアル)ほぼR一択
次の数字16リム径(インチ)ホイールに合わせる
2桁の数字91ロードインデックス純正以上を選ぶ
最後のアルファベットV速度記号純正以上を選ぶ
XL/RFD等XLエクストラロード空気圧に注意

この表を見ながらタイヤの側面を読めば、サイズの意味が分かるようになります。タイヤ側面の文字は、メーカー名やブランド名と同じ並びに刻印されています。サイドウォールをぐるっと見渡すと、「205/55R16 91V」のような表記が見つかるはずです。

自分の車に合うサイズの調べ方(5分で確定)

「理屈は分かった。で、自分の車のサイズはどうやって調べるの?」

5分あれば確定できます。順番に見ていきましょう。

今ついてるタイヤ側面を読む

一番簡単なのは、今ついているタイヤの側面を見ることです。

確認手順

  1. 車の横に立って、タイヤの側面(サイドウォール)を見る
  2. 「205/55R16 91V」のような表記を探す
  3. メモする(スマホで写真を撮るのが確実)

表記は、メーカー名やブランド名と同じ並びに刻印されています。文字が小さいこともあるので、しゃがんで見てください。日光の加減で見えにくい場合は、スマホのライトを当てると読みやすくなります。

運転席ドア内ラベル/取説で確認する

今ついているタイヤが純正かどうか分からない場合は、ドア内ラベルか取説で確認しましょう。

ドア内ラベルの見方

  1. 運転席のドアを開ける
  2. ドアの枠部分(ヒンジ側)にあるステッカーを探す
  3. 「タイヤサイズ」と「指定空気圧」が記載されている

このラベルには「前輪」「後輪」それぞれの指定サイズと空気圧が書かれています。前後でサイズが違う車もあるので、両方チェックしてください。

ラベルが汚れて見えにくい場合は、濡れたタオルで拭くと文字が浮き出てくることがあります。

ネットで買う前の”照合ポイント”(前後サイズ違い等)

ネット通販でタイヤを買う場合、店員さんに確認できないので、自分でしっかりチェックする必要があります。

照合すべきポイント

  1. サイズ:205/55R16 → 幅・扁平率・リム径がすべて一致しているか
  2. ロードインデックス:91 → 純正と同じか、それ以上か
  3. 速度記号:V → 純正と同じか、それ以上か
  4. 前後サイズ:前後でサイズが違う車は、それぞれ正しいサイズを買っているか
  5. 本数:4本セットか、1本売りか
  6. 規格:XL規格かSTD規格か(同サイズでもLIが違うことがある)
  7. 製造年週:古いタイヤが届くことも(側面の4桁数字で確認)

特に「前後でサイズが違う車」は要注意。スポーツカーや一部のセダンでは、前輪と後輪でタイヤサイズが異なることがあります。間違えて同じサイズを4本買ってしまうと、装着できません。

チェックリスト:購入前に見るべき7項目(保存版)

ネットや店舗でタイヤを購入する前に、以下の項目をチェックしてください。


購入前チェックリスト(コピペ可)

□ 1. タイヤ幅・扁平率・リム径が純正と一致している □ 2. ロードインデックスが純正と同じか、それ以上 □ 3. 速度記号が純正と同じか、それ以上 □ 4. 前後でサイズが違う車は、それぞれ正しいサイズ □ 5. XL規格の場合、空気圧の調整方法を確認した □ 6. 4本セットか1本売りか確認した □ 7. 取付方法・費用を確認した(持ち込み交換の可否など)


このチェックリストをクリアすれば、サイズ選びでの失敗はほぼ防げます。

サイズが確定したら、あとは購入先を選ぶだけです。

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目的別:何を重視するとサイズ・銘柄選びがラクになる?

サイズが決まったら、次は「どのタイヤを選ぶか」です。同じサイズでも、タイヤの特性は銘柄(製品名)によって大きく異なります。

静かさ重視(ロードノイズ)/街乗り多め

街乗りが多い方、高速道路はあまり使わない方には「コンフォートタイヤ」や「プレミアムコンフォートタイヤ」がおすすめです。

特徴

  • 路面からの振動や騒音を吸収する設計
  • 乗り心地が柔らかい
  • 燃費性能もそこそこ良い

静粛性を重視するなら、各メーカーの「静かさ」をアピールしているシリーズを探してみてください。タイヤの溝のパターン(トレッドパターン)が細かいものほど、一般的に静粛性が高い傾向にあります。

雨の日安心(ウェット)/高速多め

高速道路をよく使う方、雨の日の安心感を重視する方には「ウェット性能」が高いタイヤがおすすめです。

特徴

  • 排水性能が高い溝のパターン
  • 濡れた路面でもグリップが効く
  • 高速安定性も重視

タイヤのラベリング制度(性能表示)で「ウェットグリップ性能」の等級(a〜c)を確認しましょう。「a」が最も性能が高いです。雨の日のブレーキ性能は、命に関わる部分なので、ここはケチらない方がいいと思います。

燃費・長持ち重視(転がり抵抗/耐摩耗)

ガソリン代を節約したい、タイヤを長く使いたい方には「低燃費タイヤ」がおすすめです。

特徴

  • 転がり抵抗が低い(少ない力で転がる)
  • 燃費が良くなる
  • 耐摩耗性が高い製品も多い

タイヤのラベリングで「転がり抵抗性能」の等級(AAA〜C)を確認。「AAA」が最も転がり抵抗が低く、燃費に優れています。

ただし、転がり抵抗が低いタイヤは、グリップ力がやや犠牲になることも。バランスを見て選びましょう。

雪(スタッドレス/オールシーズン)で迷う人へ

冬場の雪道対策には「スタッドレスタイヤ」か「オールシーズンタイヤ」を検討します。

スタッドレスタイヤ

  • 雪道・凍結路での性能が高い
  • 冬期間は履き替えが必要
  • 夏に履くと減りが早い

オールシーズンタイヤ

  • 軽い雪なら対応可能
  • 年間通して履きっぱなしでOK
  • 本格的な雪道や凍結路はスタッドレスに劣る

年に数回しか雪が降らない地域ならオールシーズン、頻繁に雪道を走るならスタッドレスという選択が一般的です。

スタッドレスタイヤには「プラットホーム」という目印があり、溝の深さが新品時の50%になると現れます。プラットホームが出たら、冬用タイヤとしての性能は期待できません。

表:目的→優先項目→選び方

目的優先する性能タイヤの特徴
静かに乗りたい静粛性・乗り心地コンフォート系
雨の日が心配ウェットグリップ排水性能が高いパターン
燃費を良くしたい転がり抵抗低燃費タイヤ(ラベリングAAA等)
長く使いたい耐摩耗性ロングライフ系
雪道を走る雪上・氷上性能スタッドレス
軽い雪+年間通して全天候対応オールシーズン

どれか1つに特化したタイヤもあれば、バランス型もあります。「自分の使い方に一番近いもの」を選ぶのがコツです。「全部欲しい」という気持ちは分かりますが、すべてを満たすタイヤは存在しません。何を優先するか、まず決めてから探しましょう。

自分の優先項目が決まったら、実際に商品を比較してみてください。

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サイズ変更(インチアップ/ダウン)をするなら:ここだけは外すな

「見た目をカッコよくしたいからインチアップしたい」 「スタッドレス用にインチダウンして費用を抑えたい」

こうした要望は多いですが、サイズ変更には注意点がたくさんあります。ここを押さえないと、車検に通らなかったり、事故につながったりする可能性があります。

外径をできるだけ揃える発想(スピードメーター誤差/干渉)

サイズを変更する際、最も重要なのは「タイヤの外径(直径)をできるだけ純正に近づける」ことです。

外径が変わると何が起きるか

外径の変化スピードメーターその他の影響
大きくなる実際より遅く表示フェンダーに干渉、車高が上がる
小さくなる実際より速く表示最低地上高が下がる、燃費変化

スピードメーターの誤差が大きくなると、気づかないうちにスピード違反をしていたり、車検に通らなかったりします。

外径の計算方法 外径 = リム径(インチ)× 25.4 + サイドウォール高さ × 2

例えば「205/55R16」の場合:

  • サイドウォール高さ = 205mm × 55% = 112.75mm
  • 外径 = 16 × 25.4 + 112.75 × 2 = 406.4 + 225.5 = 631.9mm

インチアップする場合は、扁平率を下げて外径を合わせるのが基本です。

ロードインデックスと速度記号は”下げない”

インチアップ/ダウンしても、ロードインデックスと速度記号は純正と同等以上を維持する必要があります。

よくある失敗例: 「17インチから18インチにインチアップしたら、選べるタイヤのLIが下がってしまった…」

扁平率を下げると、同じタイヤ幅でもLIが下がることがあります。この場合、XL規格のタイヤを選んでLIを確保するのが一般的な対策です。

突出(はみ出し)・ホイール/ナットはNGになりやすい

タイヤやホイールがフェンダーからはみ出すと、車検に通りません。

車検で問題になるポイント

  • タイヤの接地面がフェンダーからはみ出している
  • ホイールやナットが突出している(回転部分の突出は厳しくチェックされる)

「ギリギリ収まってる」と思っても、ハンドルを切ったときや段差を乗り越えたときに干渉することがあります。余裕を持ったサイズ選びが大切です。

XLの場合の空気圧管理(”同サイズでも空気圧が違う”話を噛み砕く)

インチアップ時にXL規格のタイヤを使う場合、空気圧の設定に注意が必要です。

なぜ空気圧を変える必要があるのか

XL規格は「高い空気圧を入れることで、高い負荷能力を発揮する」設計になっています。つまり、純正と同じ空気圧では、純正タイヤと同じ負荷能力を発揮できないことがあるのです。

ブリヂストンの公式サイトでは、具体例として以下のように説明されています。

純正サイズが「215/45R17 87W」、指定空気圧が210kPaの場合:

  • STD規格の負荷能力:505kg
  • 同じサイズの「215/45R17 91W XL」で505kgを維持するには:230kPaが必要

空気圧の設定は、タイヤメーカーが公開している「空気圧別負荷能力対応表」で確認できます。分からない場合は、購入店で必ず確認してください。

図解イメージ:インチアップで何が変わるか

16インチ → 17インチへのインチアップ例

項目16インチ(純正)17インチ(アップ後)
サイズ205/55R16215/45R17
リム径16インチ17インチ
扁平率55%45%
外径(概算)約632mm約626mm
見た目標準スポーティ
乗り心地普通やや硬め
注意点LI確認、空気圧調整

外径を近づけるために扁平率を下げていますが、それでも若干の誤差は出ます。許容範囲内かどうかを確認しましょう。

交換タイミングと安全:溝・スリップサイン・空気圧

せっかく正しいサイズのタイヤを選んでも、溝がなかったり空気圧が合っていなかったりすれば、性能は発揮できません。

法定限度(溝1.6mm)と”安全の目安”は別

タイヤの溝には法定の最低限度があります。残り溝1.6mmが限度で、これを下回ると車検に通りません。

タイヤの側面には「スリップサイン」の位置を示す三角マーク(△)があり、その延長線上の溝底にある盛り上がりが表面と同じ高さになったら、溝が1.6mmまで減った合図です。スリップサインは1本のタイヤに4〜9箇所あり、1箇所でも出ていたら車検に通りません

ただし、1.6mmは「法律上の限度」であって、「安全の限度」ではありません。

ブリヂストンは「安全上の観点では、夏タイヤは4mm以下になったら交換をおすすめします」としています。残り溝が4mmを下回ると、特に雨天時のブレーキ性能が急激に低下するからです。

「まだ車検は通る」と思っていても、雨の日にブレーキが効きにくくなっている可能性があるのです。

空気圧で寿命も燃費も変わる(点検習慣)

空気圧は「見えないけど超重要」な要素です。

空気圧が低いと

  • 燃費が悪化する
  • タイヤの両端が減りやすい(偏摩耗)
  • 発熱してバーストのリスクが上がる

空気圧が高すぎると

  • 乗り心地が硬くなる
  • タイヤの中央が減りやすい
  • グリップ力が落ちる

適正空気圧は、ドア内ラベルに記載されています。月に1回程度、ガソリンスタンドや自宅で点検する習慣をつけましょう。タイヤの空気は自然に抜けるので、乗らなくても減っていきます。

相談例:空気圧サボったら…の”あるある”

ある方からこんな相談がありました。

「タイヤを新品に替えてから1年、空気圧を一度もチェックしていなかった。最近なんだか燃費が悪いなと思ってガソリンスタンドで測ってもらったら、指定230kPaのところが180kPaまで下がっていた。タイヤの端がすり減っていて、まだ1万kmしか走っていないのに交換を勧められた…」

空気圧は自然に下がります。定期的なチェックを怠ると、タイヤの寿命が大幅に縮んでしまうのです。燃費が悪くなってきたと感じたら、まず空気圧をチェックしてみてください。意外とそれだけで改善することもあります。

溝の減りや経年劣化が気になる方は、早めの交換を検討しましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q:同じサイズならメーカー違ってもOK?

A:基本的にはOKです。「205/55R16 91V」というサイズ表記が同じであれば、どのメーカーのタイヤでも装着可能です。

ただし、微妙なサイズ差(外径が数mm違うなど)がある場合もあるので、メーカーのカタログで正確な寸法を確認すると安心です。また、JATMA規格(日本)とETRTO規格(欧州)で空気圧の設定が異なる場合があるので、規格の確認も忘れずに。

Q:前後でサイズが違う車はどう買う?

A:前輪用と後輪用を別々に購入します。

スポーツカーや一部のセダンでは、後輪の方が太いタイヤを履いていることがあります。この場合、4本同じサイズを買っても装着できません。

購入前に、前輪・後輪それぞれのサイズをドア内ラベルで確認してください。ネット購入の場合は、前輪用○本、後輪用○本という形で注文します。

Q:スタッドレスはインチダウンした方がいい?

A:コストを抑えたい場合は、インチダウンも選択肢です。

インチダウンのメリット:

  • タイヤ代が安くなる(小さいサイズの方が安い傾向)
  • 雪道でのグリップが良くなる(接地圧が高くなる)

ただし、インチダウンする場合も「外径を合わせる」「ロードインデックスを下げない」という原則は同じです。どこまでインチダウンできるかは車種によって異なるので、販売店に相談しましょう。

Q:ネットで買って持ち込み交換は損?

A:トータルで見ると、得になることもあります。

ネット購入のメリット:

  • タイヤ本体価格が店舗より安いことが多い
  • 比較検討がしやすい

デメリット:

  • 持ち込み交換を受け付けない店舗がある
  • 持ち込み工賃が高めに設定されていることも
  • サイズ間違いなどのリスクは自己責任

購入前に「持ち込み交換可能か」「工賃はいくらか」を確認し、本体価格+工賃のトータルで比較するのがおすすめです。最近は「タイヤ購入+取付予約」がセットになったオンラインストアも増えているので、そちらを利用するのも手です。

まとめ:タイヤの選び方とサイズ選定で失敗しないポイント

この記事のポイントを振り返ります。

サイズ選びの基本

  • 純正サイズを基準に選ぶ
  • サイズの確認は「ドア内ラベル」「取説」「タイヤ側面」の3箇所で

タイヤサイズ表記の読み方

  • 205/55R16 91V = 幅/扁平率/構造/リム径 ロードインデックス/速度記号
  • ロードインデックス・速度記号は純正と同等以上を選ぶ

XL規格の注意点

  • 同サイズでもLIが異なる
  • 適正な空気圧を入れないと負荷能力を発揮できない

サイズ変更の鉄則

  • 外径をできるだけ純正に近づける
  • ロードインデックス・速度記号は下げない
  • はみ出し・干渉に注意

維持管理

  • 溝は法定1.6mm、安全の目安は4mm
  • 空気圧は月1回チェック

次にやること

この記事を読んだら、まず運転席のドアを開けて、ドア内ラベルを見に行ってください

そこに書かれている「タイヤサイズ」と「指定空気圧」をスマホで写真に撮っておけば、タイヤ選びで迷うことは大幅に減ります。

タイヤは車と路面をつなぐ唯一の部品。正しいサイズを選んで、安全で快適なカーライフを送りましょう。

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更新日:2026/01/14

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