※本記事にはプロモーションが含まれています
「空港からホテル、ホテルから観光地って、どうやって移動するのが正解?」「レンタカーを借りるべきか、電車とバスで何とかなるのか…」
旅行の計画を立てるとき、意外と悩むのが「現地での移動手段」ですよね。
子ども連れで荷物も多いし、乗り換えが多いと大変そう。お酒も楽しみたいから、運転は避けたい。初めて行く土地で、バスの乗り方が分からなかったらどうしよう――こんな不安、ありませんか?
旅行の”移動”は、行きの新幹線や飛行機だけでなく、旅先での1日の動き(空港/駅→宿→観光地→食事→宿)にも大きく影響します。
地方や観光地では、駅や空港から観光地までの「二次交通」やバス本数の少なさがネックになるケースがあります。一方で、条件が合えば公共交通だけでも十分快適に過ごせる地域もあります。
この記事では、以下のことをお伝えします。
- 旅先で使える主な移動手段の特徴・メリット/デメリットを整理
- 「時間」「予算」「体力」「荷物の量」「運転できる/できない」「お酒を飲みたいか」などの軸で選び方を解説
- 子連れ・一人旅・女子旅・海外旅行初心者など、旅のスタイル別におすすめの移動パターンを紹介
- 出発前に確認しておきたい「二次交通チェックリスト」を提示し、よくある失敗を避ける
「完璧な答え」よりも、「自分たちの旅にとっていちばん楽で安心な移動」を一緒に考えていきましょう。

旅先で使える主な移動手段と、それぞれの特徴
まずは、旅先で使える主な移動手段を整理しましょう。
徒歩・自転車:近距離移動と”まち歩き”を楽しむ手段
徒歩:旅先ならではの”発見”が多い
市街地やコンパクトな観光地では、徒歩での移動が基本になります。地図を見ながら歩くことで、予定していなかったカフェやお店を見つけたり、街の雰囲気を肌で感じたりできます。
- メリット:お金がかからない、自由に立ち止まれる、路地裏の発見がある
- デメリット:距離・天候・荷物に制約される、疲れる
自転車・レンタサイクル:少し遠い場所も気軽に
最近は、観光地でレンタサイクルやシェアサイクルが整備されているところも増えています。徒歩では遠い場所も、自転車なら気軽に行けます。
- メリット:徒歩より広範囲を移動できる、風を感じながら観光できる
- デメリット:坂道がきつい場所では厳しい、雨の日は使えない、荷物が多いと不便
こんなときにおすすめ
- 京都の市街地、鎌倉、尾道など、コンパクトな観光地
- 天気が良く、荷物が少ない日
- まち歩きそのものを楽しみたいとき
路線バス・電車:公共交通でのんびりまわる旅
都市部:地下鉄・路面電車が便利
大都市や観光地では、地下鉄や路面電車が観光の主な足になります。一日乗車券や観光パスを使えば、何度でも乗り降りできて便利です。
- メリット:料金が安い、渋滞に巻き込まれない、運転不要
- デメリット:時刻表に縛られる、荷物が多いと大変、乗り換えが複雑な場合も
地方:バス本数が限られることも
地方や観光地では、バスが主な公共交通になりますが、本数が1日数本しかないこともあります。事前に時刻表を確認しておくことが大切です。
- メリット:料金が安い、地元の雰囲気を味わえる
- デメリット:本数が少ない、最終便が早い、バス停の場所が分かりにくいことも
ICカードや一日乗車券が便利
観光地では、一日乗車券や周遊パスが用意されていることが多いです。何度も乗り降りする予定なら、お得に使えます。
- 例:京都市バス・地下鉄一日券、函館市電・バス一日乗車券など
こんなときにおすすめ
- 都市部の観光(東京、大阪、京都、福岡など)
- 運転したくない、お酒を楽しみたい
- 予算を抑えたい旅
タクシー・配車アプリ:ピンポイントで”楽”を買う
タクシー:荷物が多いとき・雨の日に便利
タクシーは、料金は高めですが、荷物が多いときや雨の日、夜間など、「ここは楽したい」という場面で活躍します。
- メリット:ドアtoドアで移動できる、荷物を持って乗り換えしなくてよい、時間が読みやすい
- デメリット:料金が高い、渋滞に巻き込まれることも、地方では流しのタクシーが少ない
配車アプリ:海外でも便利
日本ではGO、DiDi、Uberなど、海外ではUberやGrab(東南アジア)などの配車アプリが便利です。事前に料金の目安が分かり、言葉が通じなくても目的地を伝えやすいです。
- メリット:事前に料金が分かる、キャッシュレス決済、現地語が話せなくてもOK
- デメリット:アプリのインストール・設定が必要、地方では対応していないことも
こんなときにおすすめ
- 空港/駅からホテルまで、荷物が多いとき
- 雨の日、夜間の移動
- 公共交通の本数が少ない場所での移動
- 複数人で割り勘すれば、意外とコスパが良い
レンタカー・カーシェア:自由度の高い移動を叶える手段
レンタカー:公共交通が少ないエリアで活躍
地方や観光地では、公共交通が少ないため、レンタカーがあると便利です。特に、複数人や家族旅行では、交通費を割り勘できるため、コスパも良くなります。
- メリット:好きな時間に好きな場所へ行ける、荷物を車に置いておける、複数人ならコスパ良い
- デメリット:運転疲労、駐車場代、ガソリン代、運転者はお酒が飲めない、雪道・山道は運転が大変
カーシェア:短時間だけ使いたいときに
都市部では、カーシェアが便利です。レンタカーより短時間での利用に向いています。
- メリット:数時間だけの利用もOK、ガソリン代込みのことが多い
- デメリット:予約が必要、返却場所が限られる、地方では使えないことも
運転の注意点
- 雪道・山道:冬の北海道・東北・信越など、雪道の運転経験がないと危険
- 駐車場:観光地では駐車場が満車のことも
- 飲酒:運転者はお酒が飲めない
こんなときにおすすめ
- 地方や観光地(北海道、沖縄、伊豆、信州など)
- 複数人・家族旅行で、交通費を割り勘できる
- 荷物が多い、子ども連れ
- 観光地を自由にまわりたい
観光バス・送迎バス:移動と観光をセットで楽しむ
空港リムジンバス:空港と市内を結ぶ便利な足
空港から市内のホテルや主要駅まで、リムジンバスが運行されています。タクシーより安く、電車より荷物の移動が楽です。
- メリット:料金が手頃、荷物を預けられる、乗り換え不要
- デメリット:渋滞に巻き込まれることも、運行本数が限られる
ホテル送迎バス:旅館・ホテルまでの移動が楽
温泉地や観光地の旅館・ホテルでは、駅から無料送迎バスを運行していることがあります。事前予約が必要な場合が多いので、確認しましょう。
- メリット:無料または格安、荷物を持って移動しなくてよい
- デメリット:時間が決まっている、事前予約が必要
観光周遊バス:主要観光地を効率的にまわる
観光地では、主要スポットを巡る周遊バスが運行されています。一日乗り放題のチケットがあることも多いです。
- メリット:効率的に観光地をまわれる、運転不要
- デメリット:時刻表に縛られる、混雑することも
こんなときにおすすめ
- 空港/駅からホテルまで、荷物が多いとき
- 温泉地・リゾート地への移動
- 主要観光地を効率的にまわりたい

どう選ぶ?旅先の移動手段を決める5つの視点
移動手段は、以下の5つの視点で考えると選びやすくなります。
時間:限られた滞在時間をどう使いたいか
移動時間・乗り換え回数・待ち時間
旅行の滞在時間は限られています。「移動に何時間使うか」を意識しましょう。
- 1泊2日の短期旅行:移動時間を短縮して、観光時間を確保したい → レンタカーやタクシーが便利
- 3泊4日以上の長期旅行:多少時間をかけても、のんびり公共交通で移動してもOK
バスの待ち時間に注意
地方では、バスが1日数本しかないこともあります。バスを1本逃すと、次は2時間後…ということも。時刻表を事前に確認しましょう。
予算:交通費にどこまでかけられるか
レンタカー vs 公共交通の比較
レンタカーと公共交通、どちらが安いかは、人数や距離によって変わります。
- レンタカー:基本料金+ガソリン代+駐車場代+高速代
- 公共交通:電車/バス代+タクシー代(必要に応じて)
複数人ならレンタカーがお得なことも
3人以上の旅行なら、レンタカーを割り勘した方が、公共交通より安くなることもあります。
移動費を抑えて、その分ご飯やアクティビティに
「移動費を抑えて、その分を美味しいご飯やアクティビティに回す」という考え方もあります。旅の目的に合わせて、予算の配分を考えましょう。
体力・荷物:子ども・高齢者・荷物の多さ
子ども連れ・高齢者との旅行
子ども連れや高齢者と一緒の旅行では、体力的な負担を減らすことが大切です。
- ベビーカー:階段や段差が多い場所では大変
- 荷物:スーツケースを持って乗り換えが多いと疲れる
- 休憩:こまめに休憩できるスケジュールを
荷物が多いとき
荷物が多いときは、タクシーやレンタカーが便利です。公共交通で移動する場合は、宿に荷物を送る「手ぶら観光」サービスも活用できます。
運転スキル・お酒:運転できる/したくない問題
ペーパードライバー・運転に自信がない
長年運転していないペーパードライバーや、運転に自信がない場合は、無理にレンタカーを借りる必要はありません。公共交通やタクシーを組み合わせる方が安心です。
雪道・山道の経験
冬の北海道や信州など、雪道の運転経験がない場合は危険です。レンタカーを借りる場合は、スタッドレスタイヤやチェーンの装備を確認し、運転に自信がなければ公共交通を選びましょう。
海外:左ハンドル・右側通行
海外では、左ハンドル・右側通行の国が多く、慣れるまで大変です。初めての海外旅行では、無理にレンタカーを借りず、公共交通や配車アプリを活用する方が安心です。
お酒を楽しみたい旅
日本酒やワイン、ビールなど、お酒を楽しみたい旅では、あえて公共交通+タクシーに寄せる選択もあります。運転の心配をせず、旅を楽しめます。
エリア特性:都市部か地方か、国内か海外か
大都市圏:公共交通が充実
東京、大阪、京都、福岡などの大都市圏では、地下鉄・バス・路面電車などの公共交通が充実しています。レンタカーは不要で、むしろ駐車場探しが大変です。
地方・観光地:車がないと厳しいことも
北海道、沖縄、伊豆、信州など、地方や観光地では、公共交通が少なく、車がないと移動が厳しいことが多いです。
島・山間部:特に車が必須
離島や山間部では、バスが1日数本しかないことも珍しくありません。レンタカーがあると便利です。
海外:空港鉄道・リムジンバス・配車アプリ
海外では、空港から市内への移動は、空港鉄道・リムジンバス・ホテル送迎・配車アプリなどを使い分けます。治安や言葉の問題もあるため、事前に調べておくと安心です。
旅のスタイル別|おすすめの移動パターン例
旅のスタイルによって、おすすめの移動パターンは変わります。
子連れファミリー旅行:荷物と体力を守る移動
空港/駅〜ホテル:タクシー or 送迎バス
子ども連れで荷物も多い場合、空港や駅からホテルまでは、タクシーやホテル送迎バスが便利です。公共交通での乗り換えは、子どもが疲れてぐずることも。
観光地:レンタカー
観光地では、レンタカーがあると、子どものペースに合わせて動けます。途中で休憩したり、おむつ替えしたり、自由に動けるのが安心です。
ベビーカーOKなルートか確認
階段や段差が多い場所では、ベビーカーが使えないこともあります。事前に確認しておきましょう。
モデルプラン
- 空港→ホテル:リムジンバスまたはタクシー
- ホテル→観光地:レンタカー(子どものペースで動ける)
- 観光地内:レンタカーで駐車場を確保、そこから徒歩
一人旅・カップル旅:自由度とコスパのバランス
都市部:公共交通+徒歩
都市部では、公共交通と徒歩を軸に動くのがコスパ良く、自由度も高いです。気になったお店にふらっと立ち寄ったり、まち歩きを楽しんだり。
地方:一部レンタカー・カーシェアを混ぜる
地方では、公共交通が少ないエリアだけレンタカーやカーシェアを借りて、それ以外は公共交通で動くパターンも。柔軟に組み合わせましょう。
夜行バスやLCCと組み合わせる
予算を抑えたい場合、夜行バスやLCCと組み合わせるのも手です。ただし、到着が早朝・深夜になることもあるため、現地での移動手段を事前に確認しておきましょう。
モデルプラン
- 新幹線/飛行機→市内:電車またはバス
- 市内観光:地下鉄・徒歩・一部タクシー
- 郊外の観光地:レンタカー(1日だけ借りる)
女子旅・友だちグループ:写真とおしゃべり重視の移動
電車・観光バス・タクシー:運転不要で楽しむ
女子旅や友だちグループでは、「運転しなくていい」移動手段を選ぶと、移動中もおしゃべりや写真を楽しめます。
- 電車:車窓を眺めながら、おしゃべり
- 観光バス:主要スポットを効率的にまわる
- タクシー:荷物が多いときや、夜の移動
夜の移動や治安面に注意
女性だけの旅では、夜遅い時間の移動や、人通りの少ない場所での移動は避けた方が安心です。タクシーや配車アプリを活用しましょう。
モデルプラン
- 空港→ホテル:リムジンバスまたはタクシー
- 市内観光:観光周遊バス・地下鉄・徒歩
- ディナー→ホテル:タクシー(夜の移動は安全優先)
海外旅行初心者:安心感を優先した現地移動
空港→ホテル:空港鉄道・リムジンバス・ホテル送迎
海外旅行初心者の場合、空港からホテルまでは、分かりやすい手段を優先しましょう。
- 空港鉄道:大都市では整備されていることが多い(例:香港、シンガポール、バンコクなど)
- リムジンバス:主要ホテルまで直行
- ホテル送迎:事前予約が必要だが、迷わず到着できる
配車アプリ:言葉が通じなくてもOK
UberやGrab(東南アジア)などの配車アプリは、言葉が通じなくても目的地を伝えやすく、事前に料金が分かるため安心です。
現地SIMや地図アプリ
海外では、現地SIMやポケットWi-Fiを用意して、Google Mapsなどの地図アプリを使えるようにしておくと便利です。
モデルプラン
- 空港→ホテル:空港鉄道またはリムジンバス(分かりやすさ優先)
- 市内観光:地下鉄・配車アプリ
- 郊外の観光地:現地オプショナルツアー(送迎付き)
これだけはチェックしておきたい!二次交通チェックリスト
出発前に、以下のポイントを確認しておくと、旅先での移動がスムーズになります。
空港・駅から宿まで:何で、何分かかる?
バス本数・最終便時刻
空港や駅から宿まで、バスで何分かかるか、本数はどれくらいか、最終便は何時か、を確認しましょう。
- 例:「○○空港から市内までバスで約40分、1時間に2本、最終便は21時」
タクシー料金の目安
タクシーを使う場合、料金の目安を調べておくと安心です。観光協会のサイトや、Google Mapsで「タクシー料金の目安」が表示されることもあります。
空港鉄道/モノレールの有無
大きな空港では、空港鉄道やモノレールが整備されていることが多いです。乗り換えが少なく、時間が読みやすいのがメリットです。
夜遅い到着・朝早い出発の注意点
夜遅い到着や朝早い出発の場合、公共交通が動いていないこともあります。その場合は、タクシーやホテル送迎を事前に手配しましょう。
観光地から観光地へ:本数・ルート・所要時間
主要観光スポット間のアクセス
主要観光スポット間の移動は、バス/電車/タクシー/車のどれが便利か、所要時間はどれくらいか、を事前にザックリ調べておきましょう。
「Googleマップだけを信じると危険」なケース
Google Mapsは便利ですが、地方のバス路線では、実際は廃止されていたり、土日運休だったりすることもあります。公式サイトや観光協会のサイトで最新情報を確認しましょう。
バスが日に数本しかない場合
地方では、バスが1日3〜5本しかないこともあります。バスの時刻に合わせて、観光プランを立てる必要があります。
レンタカー利用時のポイント
営業所の場所:空港内/市内
レンタカー営業所が、空港内にあるのか、空港から少し離れた場所にあるのか、を確認しましょう。空港から離れている場合、送迎バスで移動することになります。
営業時間
営業時間外に返却する場合、追加料金がかかることも。出発・到着時刻と営業時間を確認しましょう。
乗り捨ての可否
例えば、「A空港で借りてB駅で返す」といった乗り捨てができるかどうか、乗り捨て料金はいくらか、を確認しましょう。
雪道・山道の難易度
冬の雪道や、急な山道など、運転の難易度が高いエリアもあります。自分の運転スキルと相談して、無理そうなら公共交通に切り替えましょう。
事前予約しておくと安心なもの
空港リムジンバス
繁忙期や人気路線では、リムジンバスが満席になることもあります。事前予約ができる場合は、予約しておくと安心です。
観光バス
観光周遊バスや、観光地への直行バスなどは、事前予約が必要な場合があります。公式サイトで確認しましょう。
レンタカー
繁忙期(GW、夏休み、年末年始など)は、レンタカーが満車になることも。早めに予約しておきましょう。
一部のタクシー配車サービス
海外では、空港からホテルまでのタクシーを事前予約できるサービスもあります。言葉の心配がなく、安心です。
旅の1日をイメージして、移動手段を組み合わせてみよう
具体的なモデルケースで、1日の流れをイメージしてみましょう。
例1:地方の温泉地(箱根1泊2日)
- 【1日目】
- 新宿→箱根湯本:小田急ロマンスカー(乗り換えなし、ゆったり)
- 箱根湯本駅→ホテル:ホテル送迎バス(無料、事前予約)
- ホテルチェックイン後、周辺散策:徒歩
- 【2日目】
- ホテル→芦ノ湖・大涌谷など:箱根フリーパス(バス・ケーブルカー・遊覧船)
- 箱根湯本駅→新宿:小田急ロマンスカー
ここがポイント
- ロマンスカーで、移動自体を楽しむ
- ホテル送迎バスで、荷物の心配なし
- 箱根フリーパスで、観光地を効率的にまわる
例2:地方都市&周辺観光(沖縄2泊3日)
- 【1日目】
- 那覇空港→レンタカー営業所:送迎バス
- レンタカー借りて、美ら海水族館へ(高速道路で約2時間)
- ホテルチェックイン(名護市内)
- 【2日目】
- レンタカーで、古宇利島・万座毛などを観光
- 【3日目】
- 那覇市内観光:レンタカーで国際通り周辺へ
- レンタカー返却→那覇空港
ここがポイント
- 沖縄は公共交通が少ないため、レンタカーが便利
- レンタカーがあれば、自由に観光地をまわれる
- 那覇市内は駐車場が混むので、早めに行動
例3:大都市観光(京都1泊2日)
- 【1日目】
- 京都駅→ホテル:地下鉄(荷物はホテルに送る手配)
- 清水寺・祇園:市バス一日券
- ディナー→ホテル:徒歩
- 【2日目】
- 金閣寺・龍安寺:市バス一日券
- 京都駅→帰路:新幹線
ここがポイント
- 京都は市バスが便利、一日券でお得に
- 荷物はホテルに送って、身軽に観光
- 「ここはバスで十分」と割り切る

旅先の移動手段選び まとめ|「自分たちに合う組み合わせ」を見つけよう
最後に、記事全体のポイントを整理しましょう。
旅先で使える移動手段には、それぞれ得意・不得意な場面がある
- 徒歩・自転車:まち歩きを楽しむ、近距離移動
- 路線バス・電車:料金が安い、のんびり移動
- タクシー・配車アプリ:荷物が多いとき、雨の日、夜間
- レンタカー:公共交通が少ないエリア、自由度を重視
- 観光バス・送迎バス:移動と観光をセットで楽しむ
「時間・予算・体力・荷物・運転スキル・エリア特性」の6つを意識すると選びやすい
移動手段を選ぶときは、以下の6つの視点を意識しましょう。
- 時間:限られた滞在時間をどう使いたいか
- 予算:交通費にどこまでかけられるか
- 体力・荷物:子ども・高齢者・荷物の多さ
- 運転スキル・お酒:運転できる/したくない問題
- エリア特性:都市部か地方か、国内か海外か
子連れ・一人旅・女子旅・海外旅行など、旅のスタイルによってベストな組み合わせは変わる
- 子連れファミリー:荷物と体力を守る移動(タクシー・送迎バス・レンタカー)
- 一人旅・カップル:自由度とコスパのバランス(公共交通+徒歩+一部レンタカー)
- 女子旅:写真とおしゃべり重視(電車・観光バス・タクシー)
- 海外旅行初心者:安心感を優先(空港鉄道・リムジンバス・配車アプリ)
出発前に「二次交通チェックリスト」でバス本数・ルート・レンタカー情報を確認しておくと失敗しにくい
- 空港・駅から宿まで:バス本数・最終便・タクシー料金の目安
- 観光地から観光地へ:本数・ルート・所要時間(Googleマップだけに頼らない)
- レンタカー:営業所の場所・営業時間・乗り捨ての可否・雪道の難易度
- 事前予約:空港リムジンバス・観光バス・レンタカー・タクシー配車
移動も旅の思い出の一部:自分たちにとって無理のない、楽しくて安心できる移動スタイルを選ぼう
旅の移動は、「ただの移動時間」ではなく、「旅の思い出の一部」です。
ロマンスカーの車窓を楽しんだり、市バスで地元の人と乗り合わせたり、レンタカーで海沿いをドライブしたり――移動そのものが、旅の楽しみになることもあります。
「完璧な移動プラン」を目指すよりも、「自分たちにとって無理のない、楽しくて安心できる移動スタイル」を選ぶことが大切です。
- 疲れたら、タクシーに乗る
- 時間があるときは、のんびりバスで
- お酒を楽しみたいときは、運転しない選択を
旅のスタイル、行き先、一緒に行く人、予算、体力――すべてを考えて、「自分たちに合う組み合わせ」を見つけてください。
この記事が、あなたの旅の移動手段選びの参考になれば幸いです。良い旅を!
