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「朝、目覚ましを止めてまた寝てしまう…光で自然に起きられたらいいのに」
「防犯や省エネにも良さそうだけど、自動開閉カーテンの種類が多すぎて、何を選べばいいか分からない」
「賃貸のレールでも使える?うるさくない?工事は必要?」
カーテンの自動開閉に興味はあるけれど、こんな不安や疑問を感じていませんか?
実は、スマートカーテンや自動開閉カーテンはここ数年で選択肢が増え、ロボットタイプ・電動レールタイプ・スマート連携タイプなど様々な方式が登場しています。
一方で、「自分のレールに合うのか」「工事は必要か」「静かに動くのか」など、実際に使えるかどうかの判断材料がバラバラに散らばっていて、初心者ほど混乱しがちなんです。
この記事では、以下のことをお伝えします。
- 自動開閉カーテンの基本と仕組みを簡単に説明
- ロボットタイプ/電動レール/スマート連携タイプなどの違いとメリット・デメリットを整理
- 賃貸・持ち家、寝室・リビングなど住環境別に、向いているタイプを提案
- 「目覚まし」「防犯」「省エネ」など目的別に、必要な機能・チェックポイントを紹介
- 購入前に確認したいチェックリストと、ざっくりした予算感を提示
完璧な”フル自動”を目指さなくてOK。あなたの暮らしでいちばん助かりそうな窓から、少しずつ自動開閉を試してみましょう。
カーテンの自動開閉って何ができる?まずは基本を整理しよう
まずは、「カーテンの自動開閉って何?」という基本から整理しましょう。
自動開閉カーテン・スマートカーテンとは?
自動開閉カーテン・スマートカーテンとは、カーテンを電動で開け閉めできる仕組みのことです。
代表的なタイプ
- ロボットタイプ: 市販のカーテンレールに後付けするロボット(小型モーター)が、レール上を走行してカーテンを引っ張る
- 電動レールタイプ: レール自体が電動になっているタイプ。レールごと交換が必要
- スマート連携タイプ: Wi-Fi/Bluetoothでスマホや音声アシスタントと連携し、スマホアプリ・音声操作・スケジュール設定ができるタイプ
これらのタイプは、それぞれ取り付け方や機能が異なりますが、どれも「カーテンを自動で開け閉めできる」という点では共通しています。
最近では、既存のカーテンレールに取り付けるだけで使えるロボットタイプが主流になっており、工事不要・賃貸OKで手軽に導入できるようになっています。
カーテン自動開閉で得られる3つのメリット
カーテンの自動開閉には、大きく3つのメリットがあります。
①朝の目覚まし(タイマーで徐々に光を入れる)
タイマーで設定した時間にカーテンが自動で開き、自然光で目覚められます。
- 日の出とともに起床できる生活リズムが整いやすい
- アラーム音で急に起こされるストレスがなくなる
- 寝室のカーテンを閉めっぱなしにしている人は、自動で開くことで健康的な生活に
例えば、朝7時にカーテンが自動で開く設定にしておけば、徐々に明るくなる光で自然に目覚められます。
②防犯(留守中の在宅感演出・閉め忘れ防止)
外出先からスマホで操作したり、ランダムに開閉したりすることで、留守中でも在宅しているように見せられます。
- カーテンが閉まったままの家は留守と思われやすい
- 外出時に自動でカーテンを閉める設定にすれば、閉め忘れ防止
- 長期旅行中にランダム開閉で、在宅感を演出
防犯カメラやスマートロックと組み合わせることで、より効果的な防犯対策ができます。
③省エネ・快適(遮光・断熱と時間帯での開閉により、冷暖房効率UP)
日差しの強い時間帯だけカーテンを閉めることで、室温の上昇を抑え、冷房効率がアップします。
- 夏: 日が射す前にカーテンを閉めて、部屋の温度上昇を抑える
- 冬: 夜になったらカーテンを閉めて、室内の熱を逃がさない保温効果
- 冷暖房のコスト軽減、電気代の節約
遮光カーテンや断熱カーテンと組み合わせることで、さらに効果が高まります。
「全部の窓を自動化しなくていい」という考え方
「カーテンの自動開閉」と聞くと、家中の窓を全部自動化しないといけないと思うかもしれません。
でも安心してください。全部の窓を一気に自動化する必要はありません。
まずは”困りごとの大きい窓から始める”考え方
- 寝室だけ: 朝の目覚ましとして、寝室のカーテンだけ自動開閉
- 日当たりの強い窓だけ: リビングの南向きの窓だけ自動開閉して、省エネ
- 2階の窓だけ: わざわざ2階に上がってカーテンを閉めに行く手間を省く
「いちばん困っている窓」から少しずつ始めることで、自動開閉のメリットを実感しやすくなります。
まずは1つの窓から試してみて、便利だと感じたら他の窓にも広げていく――そんな気軽な始め方がおすすめです。
カーテン自動開閉のタイプ別特徴(ロボット・電動レール・スマート連携)
ここでは、カーテン自動開閉のタイプ別の特徴を詳しく見ていきましょう。
既存レールに後付けできる「ロボットタイプ」
ロボットタイプは、カーテンレール上を小型モーターが走行し、カーテンを引っ張る方式です。
メリット
- 工事不要・賃貸OK: 既存のカーテンレールに挟むだけで設置完了。DIYが苦手な方でも扱いやすい
- 取り付けが簡単: ワンタッチで設置でき、取り外しも簡単
- コスパが良い: 1万円前後から購入できる製品が多い
- 既存のカーテンをそのまま使える: 新しいカーテンを買わなくても、今使っているカーテンをそのまま活用できる
注意点
- 動作音がやや大きい: モーターを内蔵しているため、動作音が気になる場合がある(製品によっては静音モード搭載)
- 耐荷重に注意: 最大15〜16kgまで対応している製品が多いが、厚手のカーテンや重いカーテンは動作しない可能性
- 両開き時は2台必要: 両開きカーテンの場合、左右それぞれに1台ずつ必要(2台購入が必要)
こんな人におすすめ
- 賃貸住宅で工事ができない人
- 手軽に試してみたい初心者
- 既存のカーテンをそのまま使いたい人
ロボットタイプは、スマートカーテンの中で最も手軽に導入できるタイプです。
見た目スッキリの「電動カーテンレールタイプ」
電動カーテンレールタイプは、レール自体が電動になっているタイプです。
メリット
- 見た目がスッキリ: モーターがレールに内蔵されているため、外観がスマート
- 動作が安定: レール自体がカーテンを動かすため、動作が安定している
- 静音性が高い: ロボットタイプに比べて動作音が小さい
注意点
- 配線工事が必要な場合がある: 一部の製品は配線工事が不要だが、設置の手間はやや大きい
- レールごと交換が必要: 既存のレールを取り外して、電動レールに交換する必要がある
- 価格が高め: ロボットタイプに比べて価格が高価な傾向
検討時のポイント
- レールの長さ: カーテンレールの長さに合わせて、1cm単位でサイズ指定できる製品が多い
- レール形状: 天井付け・壁付け・片開き・両開きなど、設置場所に合わせて選ぶ
- コンセント位置: 電源プラグをコンセントに挿し込むため、カーテンの近くにコンセントが必要
こんな人におすすめ
- 持ち家で、レールごと交換してもOKな人
- 見た目にこだわりたい人
- 長く使い続けることを前提に考えている人
電動カーテンレールタイプは、見た目と性能を重視する人におすすめです。
スマホ・音声操作ができる「スマート連携タイプ」
スマート連携タイプは、Wi-Fi/Bluetooth接続で、アプリ操作・音声操作・スケジュール設定ができるタイプです。
メリット
- スマホアプリで操作: 外出先からでもスマホでカーテンを開閉できる
- 音声操作: AlexaやGoogle Homeと連携して、音声でカーテンを操作
- スケジュール設定: 曜日・時間を指定して、自動でカーテンを開閉
- 他のスマート家電と連携: エアコン・照明・ロボット掃除機などと連携して、複合的な自動化が可能
スマートスピーカーとの連携イメージ
- 「アレクサ、カーテンを開けて」と声をかけるだけでカーテンが開く
- 「OK Google、おはよう」と言うと、カーテン・照明・エアコンがまとめてON
- 「Siri、おやすみ」と言うと、カーテン・照明・テレビがまとめてOFF
注意点
- Wi-Fi環境が必要: スマホアプリや音声操作を使うには、Wi-Fi環境が必要
- スマートハブが必要な場合がある: 音声操作を使う場合、別途スマートハブ(スマートスピーカーやスマートリモコン)が必要な製品もある
こんな人におすすめ
- 外出先からカーテンを操作したい人
- 音声操作でスマートホームを楽しみたい人
- 他のスマート家電と連携して、自動化シナリオを作りたい人
スマート連携タイプは、スマートホーム化を本格的に進めたい人におすすめです。
「どのタイプが自分向きか?」ざっくり判断する目安
ここで、「どのタイプが自分に合っているか?」をざっくり判断する目安を紹介します。
| 判断軸 | ロボットタイプ | 電動レールタイプ | スマート連携タイプ |
|---|---|---|---|
| 賃貸か持ち家か | ◎ 賃貸OK | △ 持ち家向け | ◎ 賃貸OK(ロボットタイプの場合) |
| DIYの得意さ | ◎ DIY不要 | △ やや手間 | ◯ 設定が必要 |
| 窓の数・幅 | ◯ 1窓から試せる | △ レールごと交換 | ◯ 1窓から試せる |
| スマートホーム化の意欲 | △ 単体で使う | △ 単体で使う | ◎ 他家電と連携 |
| 予算 | ◎ 1万円前後〜 | △ 3万円〜 | ◯ 1.5万円前後〜 |
この表から、以下のことが分かります。
- 賃貸住宅: ロボットタイプが最適
- 持ち家で見た目重視: 電動レールタイプがおすすめ
- スマートホーム化を進めたい: スマート連携タイプが最適
自分の住環境・DIYの得意さ・予算に合わせて、最適なタイプを選びましょう。
導入前にチェックしたい5つのポイント(失敗しないための基礎)
カーテンの自動開閉を導入する前に、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
カーテンレールの形状・サイズ・カーテンの重さ
カーテンレールの形状やカーテンの重さによって、使える製品が変わります。
カーテンレールの形状
日本で使用されている主なカーテンレールは、以下の3種類です。
- U型(角型): 断面が四角い形をした、最も一般的なタイプ
- I型: 断面がアルファベットの「I」に似ている。出窓などによく使われる
- ポールタイプ(O型): 木・アルミ・真ちゅうなどでできたデザイン性のあるもの
製品によって対応しているレールの形状が異なるため、自宅のカーテンレールがどのタイプか確認しましょう。
カーテンの幅・丈・生地の重さ
カーテンの幅・丈・生地の重さによって、動作への影響があります。
- 耐荷重: 多くの製品は最大15〜16kgまで対応していますが、厚手のカーテンや遮光カーテンは重いため注意
- カーテンの幅: カーテンレールの長さに合わせて製品を選ぶ
- カーテンの丈: 長い丈のカーテンは重くなるため、耐荷重を確認
購入前に、自宅のカーテンレールとカーテンの重さを確認しましょう。
電源・バッテリー・ソーラーパネルなどの給電方式
カーテン自動開閉デバイスの給電方式には、いくつかの種類があります。
代表的な給電方式
- コンセント式: 電源プラグをコンセントに挿し込むタイプ。充電の手間がなく、長期間使える
- バッテリー充電式: 充電式バッテリーで動作。最大8ヶ月程度持つ製品が多い(1日1開閉の場合)
- ソーラーパネル併用: ソーラーパネル(別売り)と併用することで、充電の手間を大幅に削減できる
給電方式の選び方
- カーテンの近くにコンセントがある: コンセント式がおすすめ
- カーテンの近くにコンセントがない: バッテリー充電式 or ソーラーパネル併用がおすすめ
- 充電の手間を減らしたい: ソーラーパネル併用がおすすめ(日当たりの良い窓なら、ほぼ充電不要になる)
自宅のコンセント位置や、充電の手間を考慮して選びましょう。
動作音・静音性(特に寝室で使う場合)
カーテン自動開閉デバイスの動作音は、製品によって大きく異なります。
動作音の目安
- 25dB以下: 図書館より静か。赤ちゃんの寝室でも使用可能
- 40dB前後: 図書館程度。一般的な静かさ
- 50dB前後: 家庭用エアコンの駆動音程度
静音モードの有無
多くの製品には、静音モードが搭載されています。
- 通常モード: 速度が速いが、動作音がやや大きい(40dB前後)
- 静音モード: 速度が遅いが、動作音が非常に小さい(25dB以下)
寝室で使う場合は、静音モード搭載の製品を選ぶのがおすすめです。
レールとの相性で音が変わる可能性
カーテンレールの形状や材質によって、動作音が変わる可能性があります。レールに歪みやネジなどの突起物があると、音が大きくなることがあるため注意しましょう。
賃貸で使える?穴あけ・原状回復の観点
賃貸住宅でカーテンの自動開閉を導入する場合、原状回復の観点が重要です。
工事不要・既存レールに取り付け可能な製品なら賃貸でも使いやすい
- ロボットタイプ: 既存のカーテンレールに挟むだけで設置完了。穴あけ不要、原状回復しやすい
- 電動レールタイプ: 既存のカーテンレールに取り付けられる製品なら賃貸OK。ただし、レールごと交換する場合は注意
ブラケットの固定方法やコードの取り回しも確認
- ブラケット: 既存のカーテンレールに取り付けるための金具。穴あけ不要な製品を選ぶ
- コードの取り回し: 電源コードが必要な場合、壁に這わせる必要があるため、見た目や安全性を考慮
賃貸住宅の場合は、工事不要・穴あけ不要な製品を選ぶのが安心です。
スマホ・音声アシスタントとの相性
スマート連携タイプの場合、スマホアプリや音声アシスタントとの相性も重要です。
対応アプリ・対応プラットフォーム
- Alexa(Amazon Echo): Amazon Echoシリーズと連携
- Google Home: Google Nestシリーズと連携
- Siri(Apple HomeKit): iPhoneやHomePodと連携
家にある他のスマート家電との連携を考慮
すでに他のスマート家電を使っている場合、同じプラットフォームで統一すると便利です。
- Alexaで統一: カーテン・照明・エアコン・テレビなどをAlexaでまとめて操作
- Google Homeで統一: カーテン・照明・エアコンなどをGoogle Homeでまとめて操作
スマートスピーカーとの連携を考えている場合は、対応プラットフォームを事前に確認しましょう。
目的別|カーテン自動開閉でできることと、必要な機能
ここでは、目的別にカーテン自動開閉でできることと、必要な機能を紹介します。
「光で自然に目覚めたい」人向け
朝、目覚ましを止めてまた寝てしまう…そんな人には、光で自然に目覚める機能がおすすめです。
必要な機能
- タイマー・曜日設定: 平日は7時、休日は9時など、曜日ごとに設定できる
- ゆっくり開くモード(静音モード): 秒速5mm程度でゆっくり開き、徐々に光を取り込む
- 照度センサー(あると便利): 日の出の明るさを感知して、自動でカーテンを開く
目覚まし用途で欲しい機能の例
- 朝7時にカーテンが自動で開く設定
- 静音モードで、ゆっくりと光を取り込む(音で起こされない)
- 日の出とともに自動で開く(照度センサー)
光で自然に目覚めることで、体内時計がリセットされ、生活リズムが整いやすくなります。
「防犯・留守中の見守り」を重視する人向け
外出が多い人や、防犯対策を重視する人には、留守中の在宅感演出機能がおすすめです。
必要な機能
- 外出先からの遠隔操作: スマホアプリで、外出先からカーテンを開閉
- ランダム開閉: 留守中にランダムな時間にカーテンを開閉して、在宅感を演出
- 日没に合わせた自動閉じ: 日が暮れたら自動でカーテンを閉める
防犯目線の使い方の例
- 出張中、ランダムな時間にカーテンを開閉して、在宅しているように見せる
- 日没に合わせて自動でカーテンを閉める設定(閉め忘れ防止)
- 外出先からスマホで確認・操作
カーテンが閉まったままの家は留守と思われやすいため、自動開閉で在宅感を演出することで防犯対策になります。
「日差し・暑さ対策で省エネしたい」人向け
夏の暑さや冬の寒さ対策で、冷暖房効率を上げたい人には、省エネ機能がおすすめです。
必要な機能
- 時間帯での自動開閉: 日射の強い時間帯だけ閉める、夜は閉めて保温
- 温度センサー(あると便利): 室温に応じて自動でカーテンを開閉
- 遮光カーテン・断熱カーテンとの組み合わせ: 省エネ効果がさらに高まる
遮光カーテンとの組み合わせ例
- 夏: 朝は全開→昼間は半開or全閉(日射遮断)→夕方は全開(風通し)
- 冬: 朝は全開(日光を取り込む)→夜は全閉(保温効果)
省エネ効果の目安
- 夏: 室温の上昇を抑え、冷房効率がアップ(電気代の節約)
- 冬: 室内の熱を逃がさず、保温効果がアップ(電気代の節約)
省エネ効果を最大化するには、遮光カーテンや断熱カーテンと組み合わせるのがおすすめです。
「スマートホームの一部として使いたい」人向け
他のスマート家電と組み合わせて、自動化シナリオを作りたい人には、スマート連携機能がおすすめです。
必要な機能
- スマートスピーカー連携: Alexa・Google Home・Siriと連携
- IFTTTなどの連携サービス: 他のスマート家電と連携して、複雑な自動化シナリオを作成
- シーン・ルーティン設定: 「おはよう」「おやすみ」などのシーンで、まとめて操作
他のスマート家電と組み合わせた自動化シナリオ例
- 「おはよう」シーン: カーテン全開→照明ON→エアコンON→コーヒーメーカーON
- 「おやすみ」シーン: カーテン全閉→照明OFF→エアコンOFF→スマートロック施錠確認
- 「外出」シーン: カーテン全閉→照明OFF→エアコンOFF→ロボット掃除機起動
スマートホームの一部としてカーテン自動開閉を使うことで、より快適で便利な暮らしが実現できます。
目的別に必要な機能の一覧表
| 目的 | 必要な機能 | あると便利な機能 |
|---|---|---|
| 光で自然に目覚めたい | タイマー・曜日設定、静音モード | 照度センサー |
| 防犯・見守り | 外出先からの遠隔操作、日没に合わせた自動閉じ | ランダム開閉 |
| 日差し・暑さ対策で省エネ | 時間帯での自動開閉 | 温度センサー、遮光・断熱カーテン |
| スマートホームの一部として使う | スマートスピーカー連携、シーン・ルーティン設定 | IFTTT連携 |
この表から、目的に応じて必要な機能が変わることが分かります。自分の目的に合った機能を持つ製品を選びましょう。
価格と導入イメージ:予算別カーテン自動開閉スタートパターン
「カーテンの自動開閉ってお金がかかりそう…」と不安に思っている方も多いと思います。ここでは、予算別にスタートパターンを紹介します。
1万円前後から試せる「ロボットタイプ」入門
「とりあえず試してみたい」という方には、1万円前後から始められるロボットタイプがおすすめです。
構成例
- ロボットタイプ本体: 8,000円〜10,000円台
- (オプション)ソーラーパネル: 3,000円台
できること
- タイマーで設定した時間にカーテンを自動開閉
- スマホアプリで遠隔操作
- 光センサーで日の出とともに自動開閉(製品による)
こんな人におすすめ
- 自動開閉機能をまず試してみたい初心者
- 予算を抑えたい
- 寝室の1窓だけ自動化したい
1万円前後で、カーテン自動開閉の便利さを実感できます。
3万円前後で「スマート連携」も楽しむ中級パターン
「音声操作や他家電との連携も楽しみたい」という方には、3万円前後の中級パターンがおすすめです。
構成例
- ロボットタイプ本体(2台): 8,000円〜10,000円台 × 2台(両開き対応)
- スマートハブ or スマートスピーカー: 5,000円〜10,000円台
- (オプション)ソーラーパネル: 3,000円台
できること
- 音声で「アレクサ、カーテンを開けて」と操作
- スマホアプリで外出先から操作
- 他のスマート家電と連携して、自動化シナリオを作成
こんな人におすすめ
- 音声操作を試してみたい
- 両開きカーテンを自動化したい
- 他のスマート家電と連携したい
3万円前後で、スマートホーム化の楽しさを体験できます。
5万円以上の本格派「電動レール+高機能カーテン」パターン
「見た目も性能も妥協したくない」という方には、5万円以上の本格派パターンがおすすめです。
構成例
- 電動カーテンレール: 30,000円〜50,000円台
- 遮光・断熱カーテン: 10,000円〜20,000円台
- タイマーリモコン: 3,000円〜5,000円台
できること
- 静音性が高く、動作が安定
- 見た目がスッキリ、インテリアに馴染む
- 遮光・断熱カーテンと組み合わせて、省エネ効果を最大化
こんな人におすすめ
- 持ち家で、レールごと交換してもOKな人
- 見た目にこだわりたい人
- 長く使い続けることを前提に考えている人
5万円以上の投資で、窓まわりを丸ごとアップデートできます。
「長く使えるか」で考える、元が取れるライン
カーテンの自動開閉は、「毎日の操作回数」や「使い続ける期間」で元が取れるかどうかが変わります。
元が取れるかの視点
- 毎日の操作回数: 朝・夜の2回なら、年間730回の操作が自動化される
- 時間の節約: 1回10秒の操作 × 730回 = 年間約2時間の節約
- バッテリー交換・メンテナンス: バッテリー充電式なら、年に1〜2回の充電が必要(ソーラーパネル併用なら充電不要に近い)
どれくらい使い続けられそうか
- ロボットタイプ: バッテリー寿命は3〜5年程度が目安(製品による)
- 電動レールタイプ: 耐久性10年と謳う製品もある
予算を考える視点
- 「毎日使うもの」として考えると、1万円前後の投資でも十分元が取れる
- 長く使い続けることを前提にすれば、5万円以上の投資も検討の価値あり
「どれくらい使い続けられそうか」の視点で予算を考えると、失敗しにくくなります。
購入前チェックリスト&よくある疑問Q&A
購入前に確認したいチェックリストと、よくある疑問をQ&A形式で紹介します。
Q. うちのカーテンレールでも本当に使える?
A. 製品の対応レール形状を確認しましょう。
多くの製品は、U型(角型)・I型・ポールタイプの3種類に対応しています。
確認ポイント
- 自宅のカーテンレールがU型・I型・ポールタイプのどれに該当するか
- 製品の公式サイトで、対応レール形状を確認
- レールに歪みやネジなどの突起物がないか(あると動作に影響)
購入前に、自宅のカーテンレールの形状を確認することをおすすめします。
Q. 賃貸でも、退去時トラブルにならない?
A. 工事不要・穴あけ不要な製品なら、賃貸でもトラブルになりにくいです。
賃貸OKの条件
- 既存のカーテンレールに挟むだけで設置完了(穴あけ不要)
- 取り外しが簡単で、原状回復しやすい
- 壁や天井に傷をつけない
注意点
- 電動レールタイプで、レールごと交換する場合は、退去時に元のレールに戻す必要がある
- 電源コードを壁に這わせる場合、見た目や安全性を考慮
賃貸住宅の場合は、ロボットタイプがおすすめです。
Q. バッテリー切れしたらどうなる?手動で動かせる?
A. 多くの製品は、手動でも動かせます。
バッテリー切れ時の対応
- 手動操作: 手でカーテンを引けば、普通のカーテンと同じように開閉できる
- 充電: バッテリー充電式の場合、充電すれば再び使える
- ソーラーパネル併用: ソーラーパネル(別売り)と併用すれば、バッテリー切れの心配が大幅に減る
バッテリー寿命の目安
- 満充電で約8ヶ月程度(1日1開閉の場合、製品による)
- ソーラーパネル併用で、ほぼ充電不要になる(日当たりの良い窓なら)
バッテリー切れが心配な場合は、ソーラーパネル併用を検討しましょう。
Q. 動作音はどれくらい?夜中に動かしても大丈夫?
A. 製品によって動作音が異なります。静音モード搭載の製品なら、夜中でも安心です。
動作音の目安
- 25dB以下(静音モード): 図書館より静か。赤ちゃんの寝室でも使用可能
- 40dB前後(通常モード): 図書館程度。一般的な静かさ
- 50dB前後: 家庭用エアコンの駆動音程度
寝室で使う場合の選び方
- 静音モード搭載の製品を選ぶ
- 朝は静音モードで徐々に開く設定にすると、音で起こされない
動作音が気になる場合は、静音モード搭載の製品を選びましょう。
購入前チェックリスト
- [ ] 自宅のカーテンレールの形状を確認(U型・I型・ポールタイプのどれか)
- [ ] カーテンの重さを確認(最大15〜16kg以内か)
- [ ] カーテンの近くにコンセントがあるか(なければバッテリー充電式 or ソーラーパネル併用)
- [ ] 動作音が気になるか(寝室なら静音モード搭載を選ぶ)
- [ ] 賃貸か持ち家か(賃貸なら工事不要・穴あけ不要を選ぶ)
- [ ] スマートスピーカーと連携したいか(対応プラットフォームを確認)
- [ ] 両開きか片開きか(両開きなら2台必要)
このチェックリストを確認してから購入すると、失敗しにくくなります。
カーテン自動開閉・スマートカーテンのまとめ|「自分の暮らしに合う一台」を選ぼう
最後に、記事全体のポイントを整理しましょう。
ロボットタイプ/電動レール/スマート連携タイプなど、カーテン自動開閉にはいくつかの方式がある
カーテンの自動開閉には、大きく3つのタイプがあります。
- ロボットタイプ: 既存のカーテンレールに後付け。工事不要・賃貸OK・手軽に導入できる
- 電動レールタイプ: レール自体が電動。見た目スッキリ・静音性が高い・価格はやや高め
- スマート連携タイプ: Wi-Fi/Bluetooth接続で、スマホアプリ・音声操作・スケジュール設定ができる
それぞれメリット・デメリットがあるため、自分の住環境や予算に合わせて選びましょう。
賃貸でも使いやすい製品が増えており、レール形状・耐荷重・電源・騒音などを確認すれば失敗しにくい
賃貸住宅でも、工事不要・穴あけ不要な製品なら安心して使えます。
購入前に確認したいポイント
- レール形状: U型・I型・ポールタイプのどれに対応しているか
- 耐荷重: 最大15〜16kg以内のカーテンに対応(厚手のカーテンは注意)
- 電源: コンセント式 or バッテリー充電式 or ソーラーパネル併用
- 騒音: 静音モード搭載なら25dB以下(寝室でも使える)
これらのポイントを確認してから購入すれば、失敗しにくくなります。
目覚まし・防犯・省エネなど、やりたいこと別に”必要な機能”から逆算して選ぶのがおすすめ
カーテンの自動開閉は、目的によって必要な機能が変わります。
- 光で自然に目覚めたい: タイマー・曜日設定、静音モード
- 防犯・見守り: 外出先からの遠隔操作、ランダム開閉
- 日差し・暑さ対策で省エネ: 時間帯での自動開閉、遮光・断熱カーテン
- スマートホームの一部として使う: スマートスピーカー連携、シーン・ルーティン設定
「やりたいこと」から逆算して、必要な機能を持つ製品を選びましょう。
すべての窓を一気に自動化する必要はなく、よく使う窓・困っている窓から少しずつ始めればよい
完璧な”フル自動”を目指す必要はありません。
- 寝室だけ: 朝の目覚ましとして
- 日当たりの強い窓だけ: 省エネのため
- 2階の窓だけ: カーテンを閉めに行く手間を省くため
「いちばん困っている窓」から少しずつ始めることで、自動開閉のメリットを実感しやすくなります。
まずは1つの窓から試してみて、便利だと感じたら他の窓にも広げていく――そんな気軽な始め方がおすすめです。
“どの製品が一番すごいか”より、”自分の暮らしにちゃんと馴染むか”を大事にしながら、自分に合う一台を選んでみてください
最後に、大切なメッセージをお伝えします。
カーテンの自動開閉は、「どの製品が一番すごいか」よりも、「自分の暮らしにちゃんと馴染むか」が重要です。
- 朝、光で自然に目覚めたい人には、タイマー・静音モード搭載の製品
- 防犯対策を重視する人には、外出先から遠隔操作できる製品
- 省エネを重視する人には、時間帯での自動開閉ができる製品
- スマートホーム化を楽しみたい人には、スマートスピーカー連携できる製品
自分の暮らしに合う一台を選ぶことで、カーテンの自動開閉がより便利で快適なものになります。
この記事を参考に、「自分の暮らしに合う一台」を見つけてみてください。