浴槽エプロンのカビ掃除完全ガイド|DIY手順からプロ依頼のコツまで

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お風呂掃除で見落としがちな「浴槽エプロン」の内部。実は、湿気と髪の毛、石鹸カスが溜まりやすく、黒カビの温床になりがちな“パンドラの箱”なんです。見て見ぬふりをしていると、不快なニオイやアレルギーの原因になることも。

この記事では、自分でエプロンを外して掃除する具体的な方法から、手に負えない汚れをプロに任せる際のポイントまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

そもそも浴槽エプロンとは?なぜカビだらけになるのか

「浴槽エプロン」とは、浴槽の側面を覆っているカバーのことです。浴槽の内部構造を隠し、見た目をスッキリさせる役割があります。

しかし、その内部はカビにとって天国のような環境。なぜなら、

  • 侵入: 浴槽とエプロンの隙間から、お湯や髪の毛、石鹸カス、皮脂汚れが入り込む。
  • 湿気: 内部は密閉空間に近いため、湿気がこもって乾きにくい。
  • 栄養: 侵入した髪の毛や石鹸カスが、カビの絶好の栄養源になる。

この3つの条件が揃うことで、エプロンの内側や浴槽の外側は、目に見えない場所でカビだらけになってしまうのです。このカビが、お風呂場全体の不快なニオイの原因になったり、アレルギーを引き起こす胞子をまき散らしたりします。

【DIY編】浴槽エプロン掃除の完全手順|外し方から徹底解説

「うちのエプロンの中もヤバいかも…」と感じた方、勇気を出して掃除に挑戦してみましょう。掃除の頻度は、半年に1回が目安です。

【重要】まずは取扱説明書を確認!
最初に、ご自宅の浴室の取扱説明書で**「エプロンが外せるタイプか」**を必ず確認してください。一体型で外せないタイプも存在します。

【用意する道具リスト】

  • ゴム手袋、マスク、ゴーグル(またはメガネ)
  • 塩素系カビ取り剤(ジェルタイプがおすすめ)
  • 浴室用中性洗剤
  • スポンジ、古い歯ブラシ
  • 乾いた雑巾

【エプロン掃除5ステップ】

  1. エプロンを外す
    エプロンの下側や側面に、手や指をかけるための凹みや溝があります。そこに指をかけ、手前に引くようにして下部を浮かせ、そのまま持ち上げるようにすると外れます。
    (写真:エプロンの下側にある凹みに指をかけて、慎重に外している様子)
    ※固くて外れない場合は、無理せず中止してください。
  2. まずは髪の毛などを除去
    外した内部には、大量の髪の毛やヘドロ状の汚れがあるはず。まずはシャワーで大まかに洗い流し、大きなゴミは取り除きます。
  3. カビ取り剤を塗布する
    黒カビがびっしり生えている部分に、塩素系カビ取り剤をスプレーまたは塗布します。この時、キッチンペーパーでパックするように貼り付けると、薬剤が密着して効果がアップします。そのまま15〜30分ほど放置しましょう。
    (図解:カビ取り剤を塗布後、ラップやキッチンペーパーでパックするテクニック)
  4. ブラシでこすり、洗い流す
    放置後、パックしたキッチンペーパーを剥がし、スポンジや歯ブラシで優しくこすり洗いをします。汚れが落ちたら、シャワーで薬剤が残らないよう、十分に洗い流してください。
  5. しっかり乾燥させる
    カビの再発を防ぐため、乾燥が最も重要です。乾いた雑巾でエプロンと浴槽周りの水分をしっかり拭き取り、最低でも1〜2時間、できれば半日ほど開けたままにして、完全に乾燥させてからエプロンを元に戻します。

失敗しないためのDIY掃除の注意点【ケガ・故障リスク】

安全に作業するために、以下の4つのポイントは必ず守ってください。

  1. 換気を必ず行う
    塩素系カビ取り剤は、刺激の強いニオイを発します。必ず窓を開ける、換気扇を回すなど、2ヶ所以上の換気ルートを確保しましょう。
  2. ゴム手袋・マスク・ゴーグルを着用する
    薬剤が皮膚や目、粘膜に付着するのを防ぐため、完全防備で臨んでください。
  3. 力ずくで外そうとしない
    エプロンが固くて外れない場合、無理に力を加えると留め具が破損して元に戻せなくなることがあります。少し動かしてみて固いと感じたら、諦める勇気も必要です。
  4. 「外せないタイプ」は無理しない
    そもそも外せない構造の浴槽もあります。その場合は、エプロンの下の隙間から届く範囲でブラシを使って掃除する程度に留めましょう。

汚れレベル別!おすすめ掃除アイテム3選

汚れの段階に応じて、使う洗剤を変えると効果的です。

  • 軽い汚れ・予防掃除に:浴室用中性洗剤
    そこまで汚れていない場合や、定期的なメンテナンスには、素材を傷めにくい中性洗剤で十分です。
  • 頑固な黒カビに:塩素系カビ取り剤(ジェルタイプ)
    液だれしにくく、カビにしっかり密着するジェルタイプがおすすめです。臭いがマイルドな製品も出ています。
  • 環境に優しく:過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
    塩素系の臭いが苦手な方は、過炭酸ナトリウムをお湯でペースト状にして使う方法も。ただし、洗浄力は塩素系より穏やかです。

頑固な汚れはプロの出番!依頼するメリットと費用目安

「エプロンが固くて外せない」「開けてみたけど、汚れが想像以上にひどくて手に負えない…」
そんな時は、無理せずプロの浴室クリーニングに頼るのが賢明です。

  • プロに頼むメリット
    • 徹底的な洗浄力:高圧洗浄機などの専用機材で、手の届かない奥の汚れまで根こそぎ除去してくれます。
    • 安全・確実:浴槽を傷つけたり、破損させたりする心配がなく、安心してお任せできます。
    • 時間と労力の節約:面倒な作業から解放され、貴重な休日を有効に使えます。
  • 費用目安
    浴室クリーニングのオプションとして扱われることが多く、その場合の料金相場は3,000円~5,000円程度です。
  • 抗菌・防カビコートも
    洗浄後に、カビの発生を長期間抑える「防カビコーティング」を施工してくれる業者もあります。カビの再発に悩んでいる方にはおすすめです。

カビの再発を防ぐ!今日からできる簡単予防法

掃除後のキレイな状態をできるだけ長く保つために、日常のちょっとした習慣が大切です。

  • 入浴後にシャワーで汚れを流す
    壁や床についた石鹸カスや皮脂汚れを、熱めのシャワーでサッと洗い流すだけでも効果的です。
  • 浴室乾燥機や換気扇でしっかり乾燥させる
    カビは湿気が大好き。入浴後は必ず換気扇を回し、浴室全体の湿度を下げましょう。
  • 月に1回はエプロンの表面を拭く
    エプロンの表面や隙間をサッと拭くだけでも、内部への汚れの侵入を減らせます。

まとめ:「風呂エプロン掃除」の要点まとめ

最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 浴槽エプロンの内部は、見えないだけでカビの温床になっている可能性大。
  • 掃除の頻度は、半年に1回が目安。まずは取扱説明書で外せるか確認!
  • DIYの際は、「換気」「保護具」「無理しない」の安全対策を万全に。
  • 自分で外せない、汚れがひどすぎる場合は、迷わずプロに相談するのが吉。

浴槽エプロンの掃除は少し大変ですが、やり遂げた後のスッキリ感は格別です。定期的なメンテナンスで、ニオイやカビの悩みから解放され、心からリラックスできる快適なバスルームを手に入れてくださいね。

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