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愛猫の運動不足解消やストレス軽減に欠かせないキャットタワー。上下運動が大好きな猫にとって、自分だけの縄張りとなるキャットタワーは、遊び場であり、爪とぎの場所であり、安心できるくつろぎスペースでもある、まさに「お城」のような存在です。
でも、「種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない…」
「高いお金を出して買ったのに、全然使ってくれなかったらどうしよう…」
なんて、悩んでしまいますよね。高価な買い物だからこそ、絶対に失敗したくないものです。
この記事では、キャットタワー選びの基本となる「3つの軸」から、愛猫の性格や年齢、頭数に合わせた最適な選び方、さらには購入前に必ずチェックすべき7つのポイントまで、専門店のノウハウと飼い主さんのリアルな声を元に、どこよりも分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたの愛猫と住まいにピッタリの一台が必ず見つかります。
まずはコレ!キャットタワー選びの基本3軸【タイプ・サイズ・素材】
無数にあるキャットタワーの中から、我が家に合うものを見つけるための最初のステップは、「タイプ」「サイズ」「素材」という3つの基本軸で絞り込むことです。
1. タイプで選ぶ
キャットタワーは、大きく分けて「据え置き型」と「突っ張り型」の2種類が主流です。それぞれにメリット・デメリットがあります。
(図解:左にどっしりした据え置き型、右に天井まで伸びる突っ張り型の比較イラスト)
【据え置き型】
- メリット: 安定感が抜群で倒れにくい。好きな場所に移動できる。
- デメリット: 広い設置スペースが必要になりがち。
- こんな家・猫におすすめ: 比較的リビングが広いお家、体重の重い大型の猫ちゃん
【突っ張り型】
- メリット: 省スペースで設置できる。天井までダイナミックに遊べる。
- デメリット: 定期的なポールの締め直しが必要。賃貸では天井に跡が付く可能性も。
- こんな家・猫におすすめ: ワンルームなど限られたスペース、運動大好きな活発な猫ちゃん
最近では、デザイン性を重視した「家具一体型」のキャットタワーも人気です。
2. サイズで選ぶ
「デザインが気に入って買ったのに、部屋に置いたら圧迫感がすごい…」という失敗を防ぐため、**購入前に必ず設置場所の採寸をしましょう。**チェックすべきは「横幅」「奥行き」、そして突っ張り型の場合は「天井の高さ」です。
猫が安心して楽しめる高さの目安は、120cm以上と言われています。窓の外が見える高さにステップがあると、猫は「にゃルソック(猫による警備)」を楽しめるのでおすすめです。
3. 素材で選ぶ
猫が直接触れる部分なので、素材も重要です。特に爪とぎポールの素材は、猫の好みが分かれるポイント。
- 麻縄: バリバリとした感触で、最も一般的。耐久性も高い。
- 綿縄: 麻縄より柔らかく、とぎカスが出にくいのが特徴。
- カーペット生地: 家具やカーペットで爪とぎするのが好きな子に。
また、ステップやハウスの板材は、猫が舐めても安全な「低ホルムアルデヒド」仕様のものを選ぶと、より安心です。
【うちの子はどのタイプ?】猫の性格・年齢・頭数に合わせた選び方
基本の3軸で候補を絞ったら、次は主役である「猫」の個性に焦点を当てて、さらに最適な一台を選んでいきましょう。
好奇心旺盛な『アスリートタイプ』の猫には
家中を走り回り、高いところに登るのが大好きな活発な猫ちゃんには、運動欲求をしっかり満たせるタワーが必要です。天井まで届く突っ張り型や、ステップが高低差をつけて配置されているもの、ジャンプして飛び移れるような複数のタワーを組み合わせるのも良いでしょう。
のんびり屋な『お殿様・お姫様タイプ』の猫には
日向ぼっこやうたた寝が好きなインドア派の猫ちゃんには、くつろぎスペースの快適さが最優先。体をすっぽり預けられる大きめのハンモックや、誰にも邪魔されないドーム型の隠れ家(ハウス)が付いているタワーがおすすめです。
(写真:ハンモックでとろけるように眠っている猫のイメージ)
子猫・シニア猫には
ジャンプ力がまだない子猫や、足腰が弱ってきたシニア猫には、「安全性」を第一に考えます。ステップ間の段差が低い(15〜20cm程度)、表面が滑りにくい素材で覆われている、全体の高さが低めに設計されているタワーを選んであげましょう。
多頭飼いの場合
複数の猫ちゃんがいるご家庭では、場所の取り合いにならない工夫が必要です。それぞれの猫がパーソナルスペースを確保できるよう、ステップやすれ違える通路が広いこと、ベッドや隠れ家が複数あることが重要なポイントになります。
もっと楽しく!あると嬉しいプラスα機能
キャットタワーには、猫の満足度をさらに高めてくれる楽しい機能が付いているものも多くあります。
- 機能①:爪とぎポール
ほとんどのタワーの柱は爪とぎになっています。たくさん使ってボロボロになった時に、そのポールだけ交換できるかどうかも、長く使うためのチェックポイントです。 - 機能②:ハンモック
布に包まれる感覚が好きな猫ちゃんに大人気。購入の際は、愛猫の体重をしっかり支えられるか「耐荷重」の確認を忘れずに。 - 機能③:隠れ家(ハウス)
狭くて暗い場所が大好きな猫の本能を満たしてくれる空間。怖がりな子や、一匹で静かに過ごしたい子にとって、大切な安心スペースになります。 - 機能④:おもちゃ
てっぺんからぶら下がったボンボンなどのおもちゃは、猫の狩猟本能をくすぐります。ただし、夢中で遊ぶうちに紐が首に絡まったり、部品を誤飲したりする危険がないか、素材や取り付け方法をしっかり確認しましょう。
購入前に絶対確認!失敗しないための最終チェックリスト
「デザインも機能も気に入った!よし、購入しよう!」
そのボタンを押す前に、最後の砦としてこの7項目を必ずチェックしてください。
- □ 設置スペースのサイズは測ったか?(横幅、奥行、天井高)
- □ タワーの耐荷重は、愛猫の体重に合っているか?(多頭飼いは合計体重で計算)
- □ 組み立ては自分でできそうか?(苦手な人は、組み立てが簡単なモデルか、サポートサービスの有無をチェック)
- □ 匂いは大丈夫そうか?(レビューで「接着剤の匂いがキツい」などの口コミがないか確認)
- □ パーツ(爪とぎポール等)の交換は可能か?
- □ 安定性は十分か?(土台の重さや大きさ、レビューでの評価を確認)
- □ お手入れはしやすいか?(ハンモックやベッドのカバーが外せて洗えるかなど)
まとめ:愛猫の“最高のお城”を見つけてあげよう
最後に、キャットタワー選びで失敗しないための流れをもう一度おさらいしましょう。
- まず、家の環境に合わせて「タイプ」「サイズ」「素材」の基本軸を決める。
- 次に、「うちの子はどんな性格かな?」と、愛猫の個性に合わせて仕様を絞り込む。
- 最後に、購入前チェックリストで、安全性や実用性を最終確認する。
このステップで選べば、きっとあなたと愛猫の両方にとって満足のいく一台が見つかるはずです。
キャットタワーは、猫の生活の質(QOL)を大きく向上させる、飼い主さんからの最高のプレゼントです。この記事を参考に、ぜひあなたの愛猫に“最高のお城”を見つけてあげてくださいね。