【プロが教える】動画編集初心者がやりがちな失敗10選と解決策|挫折しないで最速上達!

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「動画編集を始めたけど、なぜか素人っぽい仕上がりになる…」
「時間をかけて作ったのに、再生数が全然伸びない…」

動画編集は誰でも始められる一方、多くの初心者が同じような「ありがちなミス」でつまずき、挫失してしまいがちです。でも、大丈夫。これらのミスは、事前に知っておくだけで簡単に避けられます。

この記事では、動画編集の初心者が陥りがちな10個の失敗パターンを「技術編」と「段取り編」に分け、実際の編集画面のイメージと共にプロの解決策を徹底解説。さらに、最速で上達するための練習メニューもご紹介します。この記事を読んで、非効率な作業から卒業し、周りと差がつく動画クリエイターを目指しましょう!

【技術編】あなたの動画が「素人っぽく」見える5つのミス

まずは、編集スキルに直結する、よくある技術的なミスを5つご紹介します。これらを意識するだけで、あなたの動画は一気にプロっぽく変身します。

ミス①:無計画なカット編集

  • ありがち例: 撮影した動画の不要な「えーっと…」という部分をただ削除しただけ。会話の間(ま)がブツブツと途切れてしまい、視聴者が話の内容に集中できません。
  • 解決策: 「テンポ」を意識することが重要です。会話の内容だけでなく、心地よいリズムで視聴できるよう、あえて少し間を残したり、逆に間を大胆に詰めたりします。会話の途中で急に場面が飛ぶ「ジャンプカット」を行う際は、少しズームをかけるなどの変化を加えると、視聴者の違和感を減らすことができます。
    (画像:Premiere Proのタイムライン上で、キーボードの「J」「K」「L」キーを使い、効率よく再生・停止・逆再生しながらカット編集しているキャプチャイメージ)

ミス②:ダサいテロップ

  • ありがち例: 赤や青などの原色を使った派手すぎる文字色。黒い縁取りが太すぎて文字が潰れて見える。読みにくい手書き風フォントを多用してしまう。
  • 解決策: 「誰に何を伝えたいか」を意識したフォント選びが基本です。ビジネス系ならゴシック体、Vlogなら少し丸みのあるフォントなど、動画の雰囲気に合わせましょう。色は使いすぎず3色程度に抑え、背景と文字のコントラスト(明暗差)をはっきりさせると、格段に読みやすくなります。
    (画像:左に「原色の文字+太い縁取り」のダサいテロップ例、右に「白文字+細い影」の洗練されたテロップ例を並べた比較画像)

ミス③:BGM・効果音のミスマッチ

  • ありがち例: BGMの音量が大きすぎて、話している人の声が聞こえない。楽しいシーンなのに、なぜか悲しい雰囲気のBGMが流れている。
  • 解決策: BGMはあくまで引き立て役。会話やナレーションがある場合、BGMの音量は-18dB〜-24dB程度を目安に、声がしっかり聞き取れるレベルまで下げましょう。効果音(SE)は、強調したいタイミング(テロップが表示される瞬間など)にピンポイントで使うと、視聴者を飽きさせません。

ミス④:撮って出しの映像

  • ありがち例: 撮影したままの映像を使ってしまい、全体的に映像が暗かったり、室内で撮った映像が青白く見えたりする。
  • 解決策: 難しく考えず、最低限の「カラー補正(色補正)」に挑戦してみましょう。編集ソフトの「明るさ(露出)」と「色温度(ホワイトバランス)」のパラメータを少し調整するだけでOKです。映像がパッと明るく、自然な色合いになるだけで、動画全体のクオリティが大きく向上します。
    (画像:左に少し暗くて青白い室内映像、右にカラー補正で自然な明るさと色合いになった映像を並べた比較キャプチャ)

ミス⑤:無意味なエフェクトの多用

  • ありがち例: 編集ソフトに最初から入っている、星が飛んだりハートが出たりするトランジション(場面転換の効果)を、カットのたびに使ってしまう。結果、チカチカして内容に集中できません。
  • 解決策: プロの動画編集では、場面転換の9割以上がエフェクトなしの「カット」です。トランジションは、時間の経過や場所の移動を分かりやすく示したい時など、本当に必要な場面に限定して使いましょう。

【段取り編】上達スピードを遅らせる5つのミス

次に、編集作業そのものではなく、その前後の「段取り」に関するミスをご紹介します。これらを改善するだけで、作業効率とモチベーションが劇的に変わります。

ミス⑥:PCスペック不足

  • ありがち例: 編集ソフトは起動するものの、動画を再生するとプレビュー画面がカクカクして、まともに編集できない。数分の動画を書き出す(保存する)のに、数時間もかかってしまう。
  • 解決策: 動画編集にはある程度のPCスペックが必要です(目安:メモリ16GB以上)。しかし、すぐに買い替えられない場合は、編集時だけ動画の画質を一時的に下げる「プロキシ編集」という機能を使いましょう。多くの編集ソフトに搭載されており、低スペックPCでも快適に作業を進めるための有効な手段です。

ミス⑦:素材管理がぐちゃぐちゃ

  • ありがち例: ダウンロードフォルダやデスクトップに、撮影した動画、拾ってきた画像、BGMなどの素材がごちゃ混ぜに保存されている。後から素材を探すのに時間がかかったり、ファイル場所のリンクが切れたりする。
  • 解決策: 編集を始める前に、必ずプロジェクト専用のフォルダを作りましょう。プロは「01_動画」「02_静止画」「03_BGM」「04_SE」「05_プロジェクトファイル」のように、素材の種類ごとにフォルダを分けるルールを徹底しています。
    (図解:PCのフォルダ構造が階層的に整理されているイメージ図)

ミス⑧:ショートカットキーを使わない

  • ありがち例: 「カットする」「元に戻す」など、全ての操作をマウスでクリックして行い、非常に時間がかかっている。
  • 解決策: まずは基本的なショートカットキーを5つだけでも覚えてみてください。例えば、「カット(Ctrl+B or Cmd+B)」や「リップル削除(Shift+Delete)」など、使用頻度の高いものから覚えるだけで、作業スピードは2倍以上になります。

ミス⑨:バックアップを取らない

  • ありがち例: 編集ソフトが突然フリーズしたり、PCが故障したりして、何時間もかけて編集したデータが一瞬で消えてしまう。
  • 解決策: 編集ソフトの「自動保存」設定を、5分間隔など短めに設定しておきましょう。また、作業が終わったら、プロジェクトファイルだけでもGoogle Driveなどの無料クラウドストレージにコピーしておく習慣をつけるだけで、最悪の事態を防げます。

ミス⑩:完成形のイメージがない

  • ありがち例: 「とりあえず編集してみよう」と、ゴールを決めずに作業を始めてしまい、途中で「何を伝えたい動画だっけ?」と方向性が分からなくなってしまう。
  • 解決策: 編集を始める前に、紙一枚でいいので簡単な構成案を書き出してみましょう。「オープニング→本題①→本題②→エンディング」のように、大まかな流れと、そこで何を伝えたいかを決めておくだけで、編集作業がスムーズに進みます。

挫折しない!最短で上達する練習メニュー5ステップ

これらのミスをしないスキルを身につけるための、具体的な練習方法をご紹介します。

  • Step1:カット練習
    スマホで1分間の自己紹介動画を撮影し、不要な「えーっと…」などをカットして、テンポ良く30秒の動画にまとめてみましょう。
  • Step2:完コピ練習
    あなたの好きなYouTuberの動画を1分間だけ選び、テロップのフォント、色、表示されるタイミング、効果音などをそっくりそのまま真似てみる練習です。プロの技術を盗む最良の方法です。
  • Step3:BGM選曲練習
    フリー素材サイトから風景動画を一つ選び、それに「楽しいBGM」と「悲しいBGM」をそれぞれ当てて、動画の印象がどれだけ変わるか体感してみましょう。
  • Step4:30秒Vlog作成
    フリー素材をいくつか組み合わせ、30秒の短いVlog(ビデオブログ)風の動画を作ってみましょう。構成力を養う練習になります。
  • Step5:テンプレート活用
    無料のテンプレートを配布しているサイトからプロジェクトファイルをダウンロードし、プロがどのようにタイムラインを組み立て、エフェクトをかけているか分析してみましょう。

プロも使う!おすすめ無料素材サイト&ツール

練習や実際の動画制作に使える、高品質で商用利用も可能なサイトやツールです。

  • 動画・写真素材: Pexels, Pixabay, Mixkit
  • BGM・効果音素材: DOVA-SYNDROME, OtoLogic
  • 便利ツール: Remove.bg(画像の背景を自動で切り抜き), TinyPNG(画質を保ったまま画像サイズを圧縮)

まとめ:ありがちなミスを乗り越え、次のステップへ

最後に、この記事の要点をチェックリストで振り返りましょう。

  • □ 【技術編】 まずは「カット」「テロップ」「BGM」「色」「エフェクト」の5つのミスを意識するだけで、動画の質は大きく変わる。
  • □ 【段取り編】 PCスペック、素材管理、ショートカット、バックアップ、構成案など、編集前の準備が時間短縮とクオリティ向上の鍵。
  • □ 【練習法】 最速で上達する近道は「完コピ練習」。プロの技術を真似ることから始めよう。

動画編集は、知っているか知らないかで、上達スピードに大きな差がつく世界です。今回ご紹介したミスを一つずつ意識して改善していけば、あなたの動画は必ずレベルアップします。

まずはこの記事で紹介した練習メニューの中から、一つでも挑戦してみてください。その小さな一歩が、あなたを「脱・初心者」へと導いてくれるはずです。応援しています!

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