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シニアになった愛犬とのんびりお散歩したい時、夏の灼熱のアスファルトから守りたい時、多頭飼いで動物病院に連れて行く時──「抱っこで移動するには限界かも…」と感じるシーン、増えていませんか?
そんな時に大活躍してくれるのが、大切な家族の一員であるペットのためのベビーカー「ペットバギー(ペットカート)」です。
しかし、いざ選ぼうとすると「耐荷重って体重ぴったりでいいの?」「タイヤは3輪と4輪、どっちがいい?」「分離型って便利なの?」など、専門用語や選択肢の多さに圧倒されてしまうもの。
安い買い物ではないからこそ、絶対に失敗したくないですよね。
ご安心ください。この記事では、ペットバギー選びで後悔しないための「安全性」「サイズ」「タイヤ」「機能性」「収納性」という5つの重要な軸で、選び方のすべてを丁寧に解説します。
さらに、専門メディアが推奨するおすすめモデル11選の比較表や、あなたの使い方に合ったモデルが一目でわかる「用途別早見チャート」もご用意しました。この記事を読めば、あなたの愛犬・愛猫にぴったりの、安全で快適な一台が必ず見つかります。
1. ペットバギーが必要になる7つのシーン
「うちの子にはまだ早いかな?」「本当に必要?」と感じている方のために、ペットバギーが“あってよかった”と心から思える具体的な7つのシーンをご紹介します。
- シニア・療養中のペットとのお散歩
足腰が弱くなっても、外の空気や景色は大好き。バギーがあれば無理なくお散歩に連れ出せ、大切なQOL(生活の質)を維持できます。 - 多頭飼いの移動
2頭、3頭を連れての動物病院やドッグランへの移動はまさに至難の業。バギーがあれば、両手がふさがることなく安全・スムーズに移動できます。 - 真夏・真冬の外出
夏の焼けたアスファルトは肉球火傷の原因に。バギーはそんな危険から守ってくれます。また、冬の冷たい地面から体を守る役割も果たします。 - 公共交通機関での移動
鉄道会社などのルールを守れば、電車やバスに乗せられることも。コット(カゴ部分)が分離できるモデルなら、足元にも置きやすく便利です。 - 人混みでの安全確保
イベントやお祭りのような人が多い場所では、踏まれてしまう危険から守ることができます。ペット自身のストレス軽減にも繋がります。 - 旅行・お出かけ先での居場所として
ドッグカフェや旅先の宿泊施設で、ペットが落ち着ける自分だけの空間(ハウス)として活躍します。 - 災害時の避難
もしもの時、ペットと一緒に安全に避難するための重要なアイテムになります。避難所でのパーソナルスペース確保にも役立ちます。
2. 失敗しない選び方5つのポイント
ここからは、後悔しないペットバギー選びの最重要ポイントを5つに絞って解説します。この5つを押さえれば、大きな失敗は防げます。
ポイント①:耐荷重|「体重ギリギリ」は絶対にNG!
最も重要なのが「耐荷重」です。これは「何kgまでのペットを乗せられるか」を示す数値ですが、選び方には注意が必要です。
- 安全基準は「ペットの体重 × 1.5~2」
人気ランキングサイトmy-bestの検証では、安全な耐荷重の目安を「体重の2倍」と提案しています。なぜなら、バギーにはペット自身の他に、水やおやつ、トイレシートなどの荷物も乗せるからです。また、ペットが中で動いた際の衝撃も考慮すると、余裕のある耐荷重が不可欠です。 - 多頭飼いの場合は「合計体重」で計算
2頭乗せるなら、2頭の合計体重を基準に、さらに余裕を持たせた耐荷重のモデルを選びましょう。
ポイント②:サイズ|コット(居住スペース)の内寸をチェック
耐荷重と合わせて確認したいのが、ペットが乗るカゴ部分「コット」のサイズです。
- 「伏せ」ができる奥行きと幅があるか
中で快適に過ごせるよう、ペットが伏せ(ふせ)の体勢になっても窮屈でないか、内寸を確認しましょう。 - 多頭飼いはそれぞれのスペースを
2頭がそれぞれリラックスできる広さがあるか、中でケンカにならないかシミュレーションすることが大切です。仕切り付きのモデルも便利です。 - 高さも重要
メッシュウィンドウを閉めた時に、ペットの頭が天井につかえないか、コットの深さ(高さ)も忘れずにチェックしてください。
ポイント③:タイヤ|走行性と乗り心地の決め手
押しやすさとペットの乗り心地を左右するのが「タイヤ」です。構造と素材に注目しましょう。
- 構造:3輪 vs 4輪
- 3輪タイプ: 小回りが利き、方向転換がスムーズ。スタイリッシュなデザインが多く、アクティブな飼い主さんに人気です。
- 4輪タイプ: 安定性が高く、直進しやすいのが特徴。特にダブルタイヤ(1つの脚にタイヤが2つ)のモデルは、溝などにもはまりにくく安心です。
- 素材:エアタイヤ vs EVA vs ラバー
タイヤの素材は乗り心地に直結します。詳細は次のセクションで詳しく解説しますが、「乗り心地を最優先するならエアタイヤ」と覚えておきましょう。
ポイント④:機能性|使い方を広げる便利な機能
あなたの使い方に合った便利な機能が付いているかもチェックしましょう。
- 分離(着脱)機能: コット部分を取り外せるタイプ。「ハウス」「ドライブボックス」「キャリーバッグ」の3WAYで使えるモデルが人気です。公共交通機関や車での移動が多い方には特におすすめ。
- ハイシート: 地面からコットの位置が高い(50cm以上)モデル。夏の地熱やホコリからペットを遠ざけることができます。また、飼い主さんが屈まずにペットのお世話をしやすいメリットも。
- 対面式切り替え: ハンドルの向きを変えて、ペットと対面できる機能。怖がりな子や、こまめに様子を見たいシニア犬のケアに便利です。
ポイント⑤:収納性|折りたたみサイズと自立の可否
意外と見落としがちなのが、使わない時の収納性です。
- 折りたたみ方式とサイズ: 玄関や車のトランクに収まるか、購入前に折りたたみ後のサイズ(幅・奥行・高さ)を必ず確認しましょう。片手で簡単に折りたためるモデルも人気です。
- 自立するかどうか: 折りたたんだ状態で自立するモデルは、玄関先などにすっきりと置いておけるので非常に便利です。
3. タイヤ別メリット・デメリット早見表
乗り心地と使い勝手を決めるタイヤ。あなたの主な使用シーンに合わせて最適なものを選びましょう。
タイヤ種類 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
エアタイヤ(空気式) | ・振動吸収性が最も高く、乗り心地が抜群 ・砂利道や芝生など悪路にも強い | ・定期的な空気入れが必要 ・パンクのリスクがある ・重いモデルが多い | ・アウトドアやキャンプによく行く ・乗り心地を最優先したい |
EVA素材(樹脂製) | ・軽量で扱いやすい ・パンクの心配がない ・安価なモデルが多い | ・振動が伝わりやすい ・長期間使うとすり減りやすい | ・主に舗装された道を歩く(街乗りメイン) ・軽さと手軽さを重視したい |
ラバー大型(ゴム製) | ・EVAよりは振動を吸収する ・耐久性が高い ・パンクの心配がない | ・エアタイヤほどの衝撃吸収性はない ・重いモデルが多い | ・手軽さと乗り心地のバランスを取りたい ・メンテナンスは楽したい |
4. 用途別おすすめペットバギー11選
これまでのポイントを踏まえ、用途別におすすめのペットバギーを厳選しました。
モデル名 | 用途 | 耐荷重 | 本体重量 | タイヤ | 特徴 |
AirBuggy DOME3 | アウトドア | 20kg | 12.5kg | エアタイヤ | 抜群の走破性と乗り心地。ブレーキ付きで安全性も◎ |
ピッコロカーネ TANTO | 多頭飼い | 40kg | 11.6kg | ラバー | 対面式可能。大型犬や多頭飼いに対応するタフな作り。 |
コムペット ミリミリEG | 公共交通機関 | 12kg | 5.2kg | EVA | 軽量・コンパクト。4輪で安定性も確保。キャリー分離可能。 |
GEX OSOTOキャリー roller | 公共交通機関 | 5kg | 2.8kg | ラバー | キャリー単体で使える。静音キャスターで移動が楽。 |
MAIBED 2段式カート | 多頭飼い | 上下各20kg | 10.5kg | EVA | 上下分離で2頭を快適に。ハイシートで世話もしやすい。 |
リッチェル ペットカート ミニモ | 街乗り | 6kg | 3.9kg | EVA | 超軽量&コンパクト。片手で開閉できる手軽さが魅力。 |
アイリスオーヤマ 4WAYペットカート | 街乗り | 10kg | 7.1kg | EVA | 分離可能でドライブボックスにも。コスパの良さで人気。 |
DODOPET ペットカート | 街乗り | 15kg | 5.5kg | EVA | シンプル機能で低価格。初めての一台に。 |
UPPAbaby Minu V2 | アウトドア | 22.7kg | 7.7kg | ラバー | 本来は人用だがペット利用も。スタイリッシュで高性能。 |
ibiyaya トラボイ・トライク | 多頭飼い | 30kg | 6.5kg | EVA | 3WAY。自転車に接続できるユニークなモデル。 |
AirBuggy CUBE TWINKLE | 多頭飼い | 25kg | 9.4kg | エアタイヤ | 天井が高く、中型犬や背の高い犬種にも対応。 |
5. チェックリスト:購入前に最終確認!
デザインや主要機能に目が行きがちですが、安全性と快適性を高める細部のチェックも忘れずに。
- □ ブレーキの種類と位置
- ハンドブレーキ(手元): AirBuggyなどに採用。下り坂でスピードを調整しやすく安全。
- フットブレーキ(足元): 停車時にロックするタイプ。ワンタッチで左右のタイヤを同時にロックできるものが便利。
- □ 飛び出し防止リード
- コット内部に、ペットの首輪やハーネスに繋ぐリードが付いているか確認。
- 何本付いているかも重要。多頭飼いの場合は、頭数分のリードがあるかチェックしましょう。
- □ メッシュウィンドウ
- 通気性を確保し、ペットが外の景色を見るための窓。開閉できる範囲や、メッシュの丈夫さも確認しておくと安心です。
- □ 下部収納バスケット
- お散歩グッズや買い物した荷物を入れられるバスケット。容量はどれくらいか、出し入れはしやすいか見ておきましょう。
6. よくある質問(FAQ)
ペットバギー選びで、多くの飼い主さんが疑問に思う点にお答えします。
Q1. 耐荷重を少し超えるくらいなら大丈夫?
A1. 絶対にやめましょう。非常に危険です。 耐荷重オーバーは、フレームの破損やタイヤの故障に繋がり、重大な事故の原因となります。ペットの安全を守るため、規定の耐荷重は必ず守ってください。
Q2. 犬や猫はバギーを嫌がりませんか?
A2. 最初は慣れない子もいます。 無理やり乗せるのではなく、まずは家の中で「安心できる居場所」として認識させましょう。おやつやお気に入りのおもちゃを中に入れ、バギーに良いイメージを持たせてあげることが大切です。少しずつ、短い時間から慣らしていきましょう。
Q3. 段差の衝撃はどれくらい伝わりますか?
A3. タイヤの種類によって大きく異なります。 最も衝撃を吸収してくれるのは「エアタイヤ」です。EVA素材のタイヤは振動が伝わりやすいため、段差を乗り越える際は、前輪を少し浮かせるなど、ゆっくり慎重に操作してあげましょう。フレームの剛性(competの調査レポートなど)も影響します。
7. まとめ|選び方フローチャート&購入前チェックシート
最後に、あなたに最適なペットバギーを見つけるための総まとめです。
ペットバギーの選び方まとめ
- 最優先は「安全性」。耐荷重はペットの体重の1.5倍以上を目安に。
- コットのサイズは、ペットが伏せても快適な内寸を確保。
- タイヤは用途で選ぶ。街乗りメインなら手軽な「EVA」、乗り心地重視のアウトドア派なら「エアタイヤ」。
- 便利な機能として、車移動が多いなら「分離型」、シニア犬には「ハイシート」がおすすめ。
- 収納性も重要。折りたたみサイズと自立の可否を必ずチェック。
【購入前最終チェック】あなたに合うのはどれ?選び方フローチャート
START
↓
Q. 乗せるのは1頭? それとも多頭飼い?
→ 多頭飼い:【多頭飼い・大型モデル】へ
→ 1頭
↓
Q. よく行く場所は舗装路? それともアウトドア?
→ アウトドア・悪路:【アウトドアモデル(エアタイヤ)】へ
→ 舗装路(街乗り)
↓
Q. 公共交通機関や車での移動は多い?
→ 多い:【公共交通機関OK(軽量・分離型)】へ
→ 少ない:【街乗りモデル(手軽・シンプル)】へ
このフローチャートで大まかなタイプを絞り、本記事の比較表を参考に、あなたの家族にぴったりの一台を見つけてください。大切なペットとの毎日が、もっと楽しく、もっと快適になることを願っています。