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「和室があるけど、なんとなく野暮ったくて使いこなせていない…」そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
欄間や襖がちょっと古くさく感じたり、畳の部屋はあるけれど洗濯物置き場になっていたり。インテリア雑誌を見ても、新築のきれいな和室ばかりで「うちの部屋とは違う」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも実は、和室はベースがとても良い部屋なんです。畳の落ち着いた色合い、木の温かみ、障子から入る柔らかい光。これらのポイントを活かしながら、色・家具の高さ・照明・収納を整えるだけで、一気におしゃれな空間に変わります。
この記事では、今ある和室をおしゃれで使いやすい部屋にするためのステップを、具体的に解説します。
- 和室をおしゃれにする基本の考え方
- テイスト・用途別の部屋づくりの方向性
- 6畳を中心としたレイアウトとアイテムの例
- 今日からできる小さなステップ
賃貸や団地の和室でもできるアイデアを中心にまとめましたので、「まずはここから」という気持ちで読んでみてください。
和室がおしゃれに見えない理由と、部屋づくりの考え方
和室が「古くさい」「今っぽくない」と感じてしまう理由は、いくつかのパターンがあります。
まず挙げられるのが、色味の統一感のなさです。畳の緑がかったベージュに、派手な柄のカーテンや蛍光灯の白い光、ダークブラウンの重たい家具などが混在すると、雑然とした印象になってしまいます。また、押入れや床の間に物があふれていたり、天井の蛍光灯がそのままだったりすると、生活感が前面に出て「落ち着かない部屋」に見えがちです。
でも、和室には本来とても良い要素が揃っています。畳の自然な色合い、木の柱や鴨居の質感、障子から入る柔らかい光、適度な抜け感のある構造。これらは、実は現代のインテリアでも人気の「ナチュラルな雰囲気」「リラックスできる空間」を作る要素そのものなんです。
和室をおしゃれにするための基本方針は、次の4つです:
- テイストを決める: 旅館風にするのか、和モダンにするのか、北欧テイストとミックスするのか。方向性を1つ決めると、選ぶアイテムがブレなくなります。
- ベースカラーとアクセントカラーを決める: 畳・障子・木という和室の土台色を活かしつつ、差し色を1〜2色に絞ることで、まとまりが生まれます。
- 家具の高さと量を絞る: 和室は低めの家具が似合います。また、家具を置きすぎないことで、畳の良さが引き立ちます。
- 収納と生活感をコントロールする: 見せる収納と隠す収納のバランスを取り、生活に必要なものをすっきりと片付けることが、おしゃれな和室への第一歩です。
この4つの軸を意識するだけで、今ある和室の見え方は大きく変わります。次のセクションから、それぞれのポイントを具体的に掘り下げていきましょう。
和室をおしゃれに見せる”色と素材”のルール
和室の雰囲気は、色と素材の選び方で8割が決まると言っても過言ではありません。ここでは、和室に合う色の使い方と素材の組み合わせ方を解説します。
ベースカラーは「畳・障子・木」を主役にする
和室のベースカラーは、すでに部屋にあるもので決まっています。畳の緑がかったベージュから茶色、障子やふすまの白やクリーム色、柱や鴨居の木の色。これらが和室の土台色です。
おしゃれな和室を作るコツは、この土台色を主役にすることです。派手な色や彩度の高い色を大量に取り入れると、和室本来の落ち着いた雰囲気と衝突してしまい、ちぐはぐな印象になりがちです。
基本は「彩度低め・自然な色」を選ぶこと。ベージュ、グレー、白、黒、茶色といったアースカラーや無彩色を中心に、部屋全体のトーンを揃えると、和室の良さが引き立ちます。
もし畳が古くて色あせている場合でも、その色味に寄り添うように家具やファブリックを選ぶと、全体の統一感が生まれます。無理に明るくしようとせず、落ち着いた色でまとめる方が、結果的におしゃれに見えることが多いです。
差し色は1〜2色に絞って”和モダン”に
ベースを自然色でまとめたら、差し色でアクセントをつけます。ここで大切なのは、色数を絞ることです。
和室に合う差し色としておすすめなのは、深い藍色、からし色、グレー、黒、濃い緑などです。たとえば、グレーのラグに藍色のクッションを2つ置く、からし色のブランケットを座椅子にかける、といった使い方をすると、和モダンな雰囲気が生まれます。
逆に避けたいのは、ビビッドな赤やショッキングピンク、蛍光色など、和室の落ち着いた雰囲気と対極にある色です。もちろん個性的な部屋を目指すなら取り入れてもよいですが、「なんとなく野暮ったい」を脱却したいなら、まずは彩度を抑えた色から始めるのが無難です。
クッション、ラグ、アート、小物など、差し色を使う場所を決めたら、その色を部屋の2〜3箇所に繰り返し使うと、視線が自然に誘導されて、まとまりのある印象になります。
素材選び:木・い草・和紙+現代素材をミックス
和室をおしゃれに見せるもう1つのポイントが、素材のミックスです。
和の素材である木、畳(い草)、和紙、竹、麻などは、和室に自然に馴染みます。これらをベースにしつつ、どこかに現代的な素材を少しだけ取り入れると、古臭さが抜けて垢抜けた印象になります。
たとえば、ガラスのテーブル、スチールのスタンドライト、モルタル風の小物トレイなど、異素材を1〜2点だけ加えることで、空間が引き締まります。全部をナチュラル素材で揃えるのではなく、どこかに「硬さ」や「冷たさ」のある素材を入れるイメージです。
また、麻やリネンのカーテン、ラタン(籐)のバスケット、陶器の花瓶など、自然素材でも「和」すぎないアイテムを選ぶことで、北欧テイストや現代的なインテリアとの相性が良くなります。
和室だからといって、全てを和風で統一する必要はありません。むしろ、少しだけ異なる要素を入れることで、今っぽい和室が完成します。
用途別・広さ別|和室のおしゃれな部屋づくりパターン
和室をどう使うかによって、家具の配置やアイテム選びは変わってきます。ここでは、6畳を中心に、用途別のレイアウトパターンをご紹介します。
6畳和室をリビング兼用にするレイアウト
リビングとして和室を使う場合、ポイントは「座る高さ」と「くつろぎやすさ」です。
畳の部屋では、床に近い高さで過ごす方が快適です。ローソファや座椅子、座面の低いチェアなどを選ぶと、畳との相性が良く、部屋全体が広く見えます。
レイアウトの基本は、窓側にくつろぎスペースを作ることです。窓を背にしてローソファや座椅子を配置し、その前にローテーブルを置く。テレビを見る場合は、入口側の壁にテレビボードを置きます。
6畳の場合、家具を詰め込みすぎないことが大切です。ソファ、テーブル、テレビボードの3点だけにして、他のスペースは空けておく方が、開放感が生まれます。畳の縁が見える面積が多いほど、和室らしい落ち着きが感じられます。
クッションやブランケットを多めに用意しておくと、床に座ったり寝転んだりする「畳ならでは」のくつろぎ方ができて、リビングとしての快適さが増します。
寝室メインの和室づくり
和室を寝室にする場合、布団を敷くスタイルと、ベッドを置くスタイルの2つがあります。
布団を敷くなら、部屋の中央〜窓側のエリアに布団スペースを確保します。枕元には、間接照明やスタンドライトを置ける小さなサイドテーブルや台があると便利です。背の低いチェストやスツールを枕元に置くと、スマートフォンや本、メガネなどを置く場所として使えます。
日中は布団を畳んで、ラグとローテーブルを置けば、くつろぎスペースに早変わりします。この「寝室と居室の二役」ができるのが、和室の大きな魅力です。
ベッドを置く場合は、ローベッドを選ぶと和室に馴染みやすくなります。窓を背にして壁沿いにベッドを配置し、残りのスペースに小さなデスクや棚を置くレイアウトが一般的です。
寝室にする場合は特に、照明の工夫が重要です。天井の蛍光灯だけでなく、間接照明やスタンドライトを使って、夜はリラックスできる光の空間を作りましょう。
ワークスペース・趣味部屋としての和室
リモートワークや趣味の部屋として和室を使う場合、収納と作業スペースの確保がポイントです。
押入れを活用するのが、最も効率的な方法です。押入れの下段をデスクにリメイクしたり、上段に本や書類を収納したりすることで、限られたスペースを有効活用できます。市販の押入れデスクや、突っ張り棒と棚板を使った簡易デスクでも十分です。
デスクを壁に向けて配置すると、部屋全体が広く使えます。窓側にデスクを置く場合は、逆光にならないよう、窓に対して横向きに座る配置がおすすめです。
リモート会議をする場合は、背景に映る部分を意識しましょう。障子やふすま、シンプルな壁が背景になる位置にデスクを置くと、画面映りがきれいです。
配線の隠し方も大切です。ケーブルボックスやコードクリップを使って、コードを壁沿いに這わせることで、見た目がすっきりします。
趣味部屋にする場合は、収納棚や作業台を低めに揃えることで、和室らしい落ち着きを保ちながら機能的な空間が作れます。
子ども部屋・家族のプレイルームにする場合
和室を子ども部屋やプレイルームにするなら、安全性と片付けやすさを重視します。
畳は柔らかく、転んでも比較的安全なので、小さな子どもが遊ぶ部屋に向いています。家具は低めで角が丸いものを選び、倒れにくい安定したアイテムを配置しましょう。
おもちゃ収納には、押入れを活用するのがおすすめです。押入れの下段にラックやカゴを入れて、おもちゃをカテゴリ別に収納します。ラタンバスケットや布製の収納ボックスを使えば、和室の雰囲気を壊さずに片付けられます。
遊び終わったら押入れの襖を閉めるだけで、一気に部屋が片付いて見えるのも、和室ならではのメリットです。
壁に貼るタイプの収納フックやウォールポケットを使う場合は、賃貸でも使える「跡が残りにくい」タイプを選びましょう。
子どもが成長したら、学習机や本棚を置いて勉強部屋に切り替えることもできます。和室は用途を変えやすい部屋なので、ライフステージに合わせて柔軟に使い分けられます。
賃貸や団地でもできる!和室おしゃれ部屋づくりの5ステップ
ここからは、実際に和室をおしゃれに整えていく手順を、5つのステップで解説します。賃貸や団地でも取り入れやすい方法を中心にまとめました。
STEP1:まずは”残すもの/出すもの”を決める
おしゃれな和室を作る第一歩は、部屋にあるものを整理することです。
既存の家具で「これは残したい」と思うものをリストアップしましょう。使い勝手の良い座卓、気に入っているタンス、座り心地の良い座椅子など、愛着のあるアイテムは活かす方向で考えます。
逆に、以下のようなアイテムは、一旦別の部屋や押入れに移動させることを検討してください:
- 使っていない家具や段ボール
- 洗濯物の山
- 雑多な小物が入った収納ケース
- 古い布団や季節外れの衣類
生活感の強いものを一旦避難させるだけで、部屋の印象は大きく変わります。全てを捨てる必要はありません。まずは「見えないところに移動させる」ことから始めましょう。
部屋の写真を撮っておくと、変化が分かりやすくて楽しいです。スマートフォンで数枚撮影して、「ビフォー」の記録を残しておきましょう。
STEP2:テーマと色を決める
次に、部屋のテーマを決めます。これは「どんな雰囲気の部屋にしたいか」という方向性です。
いくつか例を挙げると:
旅館風: 畳・木・障子をそのまま活かし、余計なものを置かないシンプルなスタイル。色は白・ベージュ・茶色を基調に。間接照明と観葉植物で、落ち着いた雰囲気を演出します。
和モダン: 和の要素に、現代的なデザインをミックス。グレーや黒を差し色に使い、スチールやガラスなど異素材を少し取り入れます。直線的でシャープな家具が似合います。
北欧ミックス: 木と白をベースに、グレーや淡い色を組み合わせたナチュラルなスタイル。麻やリネンの素材、丸みのある家具、観葉植物を多めに配置します。
テーマが決まったら、ベースカラーを2色、アクセントカラーを1〜2色選びます。たとえば「ベースは白とベージュ、アクセントはグレー」といった具合です。この色の組み合わせをメモしておき、今後アイテムを買う時の判断基準にします。
STEP3:家具の高さとレイアウトを整える
和室をおしゃれに見せる大きなポイントが、家具の高さです。
ロースタイルの家具で揃えると、部屋が広く見えるだけでなく、畳との相性も良くなります。ローテーブル、ローソファ、座椅子、背の低い棚など、高さ50cm以下の家具を中心にすると、和室らしい落ち着きが生まれます。
6畳のレイアウト例を1つ挙げると:
- 入口側の壁沿いに、背の低い収納棚を配置
- 窓側にローソファまたは座椅子を置く
- 中央にローテーブル
- テレビを見るなら、入口側にテレビボード
家具を置くときは、「畳の縁が見える面積」を意識しましょう。家具で覆われていない畳の部分が多いほど、和室の良さが引き立ちます。
また、動線も大切です。入口から窓までの通り道を確保し、人が自然に動ける空間を残しておくと、生活しやすくなります。
STEP4:照明とラグで”雰囲気の8割”を作る
部屋の雰囲気を大きく左右するのが、照明とラグです。
照明について:
天井の蛍光灯だけでは、どうしても事務的な雰囲気になりがちです。ペンダントライト、スタンドライト、間接照明など、複数の光源を組み合わせることで、柔らかく落ち着いた空間が生まれます。
和室に合う照明としては、和紙のシェードを使ったペンダントライト、木製のスタンドライト、竹やい草のランプシェードなどがおすすめです。温かみのある電球色を選ぶと、リラックスできる雰囲気になります。
ラグについて:
畳の上にラグを敷くことで、色や質感のアクセントをつけられます。ラグの色や柄で部屋の印象は大きく変わるので、テーマカラーに合わせて選びましょう。
畳を傷めないためには、通気性の良い素材のラグを選び、定期的にラグをめくって畳を呼吸させることが大切です。また、滑り止めシートを敷くことで、ラグのズレを防げます。
6畳の和室なら、ラグは部屋全体に敷くのではなく、くつろぐエリアだけに敷く方が、メリハリが出ておしゃれに見えます。
STEP5:収納・小物で生活感をやわらかく隠す
最後のステップは、収納と小物の工夫です。
和室に馴染む収納アイテムとしては、以下のようなものがおすすめです:
- ラタンやい草のカゴ
- 木箱や竹のボックス
- 布製の収納ケース
- 風呂敷や布で目隠ししたカラーボックス
これらを使って、リモコンや雑誌、充電器などの生活感のあるアイテムを収納します。「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを取ることが、おしゃれな部屋づくりのコツです。
押入れの襖を開けっ放しにして、中を見せる収納にする方法もあります。この場合は、中を整理して、揃った収納ボックスやカゴで統一感を出しましょう。
小物の工夫としては:
- 観葉植物を1〜2鉢置く(床の間や窓際)
- 和紙のアートやポスターを飾る
- お気に入りの布をタペストリー代わりに壁に掛ける
- 季節の花を一輪挿しに生ける
これらの「最後のひと押し」となる装飾を加えることで、部屋に個性と温かみが生まれます。
和室のおしゃれインテリアに取り入れたいおすすめアイテム
ここでは、和室をおしゃれにするために取り入れたいアイテムを、カテゴリ別にご紹介します。
照明:
和室に合う照明のポイントは、温かみのある光と、和の素材感です。和紙や木、竹を使ったペンダントライトは、和室の雰囲気を壊さずに照明を更新できます。床置きのスタンドライトやフロアランプを使えば、間接照明として柔らかい光を演出できます。
調光機能付きの照明を選ぶと、昼間は明るく、夜はリラックスできる暗さに調整できて便利です。
家具:
和室に置く家具は、高さが低めで、木やラタンなど自然素材のものが馴染みやすいです。ローテーブルは、折りたたみ式や移動しやすいタイプを選ぶと、部屋の使い方を柔軟に変えられます。
座椅子やローソファは、座り心地と見た目のバランスを考えて選びましょう。背もたれが低めのタイプは、部屋が広く見える効果があります。
収納家具としては、押入れに入るサイズのラックや、壁に立てかけられるラダーシェルフなどが便利です。
ファブリック:
ラグ、クッション、カーテン、のれん、ブランケットなど、布類は部屋の印象を決める重要な要素です。
ラグは、い草やジュート(麻)など、自然素材のものが和室によく合います。色は畳に近いベージュやグレー、または濃いめのネイビーやグリーンなどが使いやすいです。
クッションは、無地またはシンプルな柄のものを選び、サイズや形を揃えると洗練された印象になります。
カーテンは、障子がある場合は不要ですが、窓に付ける場合は麻やリネンなど透け感のある自然素材がおすすめです。のれんを使うと、部屋の仕切りや目隠しとして機能しながら、和の雰囲気も演出できます。
収納・小物:
カゴや木箱は、和室の収納アイテムとして優秀です。サイズを揃えて並べると、統一感が出ます。
床の間がある場合は、季節の花を生けたり、お気に入りの器や置き物を飾ったりすることで、和室ならではの楽しみ方ができます。掛け軸や絵を飾るのもよいですが、無理に「和風」にこだわらず、自分の好きなアートを飾っても構いません。
トレイや小皿など、日常使いの小物も、木や陶器など自然素材のものを選ぶと、和室に自然に馴染みます。
和室をおしゃれな部屋に育てていくコツ(まとめ)
和室をおしゃれな部屋にするためのポイントを、もう一度おさらいしましょう。
和室は、色・高さ・光・収納の4つを整えると、一気に垢抜けます。ベースカラーは畳・障子・木を主役にして、差し色は1〜2色に絞る。家具はロースタイルで統一し、照明とラグで雰囲気を作る。そして、生活感のあるものは収納で隠しながら、お気に入りの小物で個性を出す。
大切なのは、いきなり完璧を目指さないことです。「今日は照明を変えてみよう」「次の週末はラグを探そう」というように、少しずつ変えていけば大丈夫です。一度に全部を揃えようとすると疲れてしまうので、楽しみながら進めていきましょう。
この記事を読み終わったら、まず部屋の写真を撮ってみてください。そして、残したいものと手放したいもの、買い足したいものを紙に書き出してみましょう。それだけで、「自分がどんな部屋にしたいか」が見えてきます。
和室には、和室ならではの良さがたくさんあります。その良さを活かしながら、自分の好きなテイストも少しずつ混ぜて、自分だけのおしゃれな和室を育てていってくださいね。
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