スマホは新品と中古どっちがいい?失敗しない選び方とチェックポイント

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「スマホそろそろ買い替えたいけど、新品と中古どっちがいいんだろう?」そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

最近では、中古スマホがかなり安く買えるようになり、中古市場も拡大しています。価格を見ると「新品の半額以下で買える!」と魅力的に感じる一方で、「バッテリーは大丈夫?」「赤ロムって何?」「故障したらどうしよう」と不安を感じている人も少なくないはずです。

実際のところ、調査では今使っているスマホは新品が9割以上で、中古スマホや整備品を使っている人はまだまだ少数派です。新品を選ぶ人の理由を見てみると、「品質的に安心」「バッテリーの持ちが良い」「情報漏洩が心配だから」といった安全面を重視する声が多く、一方で中古を検討する人は「新品より安いから」という価格面が一番の理由になっています。

この記事では、新品スマホと中古スマホのメリット・デメリットを整理したうえで、未使用品や整備済み品といった「第3の選択肢」も紹介します。さらに、利用シーン別に「新品が向くパターン」「中古が向くパターン」を具体的に例示し、中古スマホで失敗しないためのチェックリストもまとめます。

「新品が正解」「中古が正解」と決めつけるのではなく、あなた一人ひとりの使い方や価値観に合う選び方を一緒に考えていきましょう。

スマホは新品と中古どっちがいい?まずは違いを整理しよう

スマホを選ぶとき、新品と中古の違いを理解することが大切です。ここでは、価格・性能・保証といった主要な違いを整理していきます。

価格・初期費用の違い

まず、誰もが気になる価格の違いから見ていきましょう。

新品スマホの価格帯

最新のハイエンドスマホは、10万円から15万円以上する機種も珍しくありません。例えば、最新のiPhoneやGalaxy、Xperiaのフラッグシップモデルは、発売時に12万円から20万円程度の価格設定になっています。

ミドルレンジのスマホでも、新品だと5万円から8万円程度が一般的です。エントリーモデルなら3万円前後から手に入りますが、性能面では物足りなさを感じることもあります。

中古スマホの価格帯

一方、中古スマホは同じモデルでも半額以下で買えることが多くなっています。例えば、発売から1年から2年経ったハイエンドモデルなら、新品価格の30%から50%程度で購入できるケースが多いです。

具体的には、新品で12万円だったiPhoneが、中古なら6万円から7万円程度で手に入ることもあります。発売から3年以上経った機種なら、さらに安くなり、3万円から4万円台で購入できることも珍しくありません。

同じ予算での選択肢の違い

ここで悩むのが、「同じ予算なら、中古のハイエンドスマホと新品のミドルレンジスマホ、どっちがいいの?」という問題です。

例えば、予算が6万円の場合、以下のような選択肢があります。

  • 中古:2年前のハイエンドモデル(高性能CPU、高品質カメラ、大容量メモリ)
  • 新品:最新のミドルレンジモデル(そこそこの性能、バッテリーは新品、メーカー保証あり)

どちらを選ぶかは、性能を重視するか、安心感を重視するかによって変わってきます。このあたりの選び方については、後ほど詳しく解説します。

性能・バッテリー・OSサポートの違い

次に、性能面での違いを見ていきましょう。

性能の違いは「経年劣化」がメイン

中古スマホと新品スマホの性能差は、主に経年劣化によるものです。とくに大きいのが、バッテリー容量の低下です。

スマホのバッテリーは、充電を繰り返すことで徐々に劣化していきます。一般的に、500回ほど充電を繰り返すと、製品によっては最大容量が50%ほど減ってしまうこともあります。

バッテリー最大容量の目安

中古スマホを選ぶ際、バッテリー最大容量は必ずチェックすべきポイントです。

  • 85%以上:まだまだ快適に使える
  • 80%から84%:少し電池持ちが悪くなってきている
  • 80%以下:充電頻度が増え、動作に影響が出やすい

iPhoneの場合、設定アプリから「バッテリーの状態と充電」の項目で最大容量が確認できます。Androidの場合は、機種によって確認方法が異なりますが、専用アプリで確認できることが多いです。

CPUなどのスペックは変わらない

一方で、CPUやメモリ、ストレージといった基本スペックは、使用しても性能が落ちることはありません。つまり、発売当時のハイエンドモデルは、数年経っても高い処理能力を維持しています。

例えば、3年前のハイエンドスマホは、最新のミドルレンジスマホよりも快適に使える場合が多いのです。

OSサポートの違い

新品スマホの大きなメリットの一つが、OSサポートの長さです。

  • iPhone:発売から約6年間のOSアップデート対応
  • Androidスマホ:発売から約2年から4年のOSアップデート対応(メーカーにより異なる)

中古スマホの場合、すでに発売から数年経っているため、OSサポートの残り期間が短くなっています。OSのバージョンが古いと、最新のアプリが使えなかったり、セキュリティ面でリスクが高まったりする可能性があります。

保証・サポート・安心感の違い

スマホを選ぶ際、価格や性能だけでなく、保証やサポートも重要なポイントです。

新品スマホの保証

新品スマホを選ぶ理由として、アンケート調査では「品質的に安心」が1位になっています。新品スマホには、以下のような保証が付いています。

  • メーカー保証:通常1年間、自然故障に対応
  • キャリア保証:オプション加入で、故障・破損・水濡れなどに対応
  • 端末購入プログラム:一定期間後に端末を返却することで、実質負担額を抑えられる

中古スマホの保証

中古スマホの保証は、販売店によって大きく異なります。

  • 大手中古スマホ専門店:3ヶ月から6ヶ月の保証が一般的
  • フリマアプリ・個人間取引:基本的に保証なし
  • 赤ロム保証:多くの専門店で永久保証を提供(後述)

保証期間が短かったり、自然故障のみの対応だったりすることが多いため、購入前に保証内容をしっかり確認することが大切です。

安心感の違い

新品スマホの最大のメリットは、「すべてが新しい状態」という安心感です。バッテリーは100%の状態で、前の使用者がいないため、データ漏洩の心配もありません。

一方、中古スマホは、「前の人がどう使っていたか分からない」という不安がつきまといます。見た目はきれいでも、内部に問題があるかもしれない、という心配は完全には消えません。

ただし、信頼できる販売店から購入すれば、データは完全に消去され、動作確認もしっかり行われています。不安を最小限に抑えるためには、購入先選びが重要になります。

未使用品・整備済み品という中間の選択肢

新品と中古の間には、「未使用品」や「整備済み品(リファービッシュ品)」という選択肢もあります。

未使用品とは

未使用品は、パッケージが開封されているものの、一度も使用されていない状態のスマホです。例えば、以下のようなケースで中古市場に出回ります。

  • 間違って購入してしまい、開封後すぐに返品・売却した
  • キャリアの乗り換えキャンペーンで入手したが、不要だった
  • プレゼントでもらったが、使わなかった

未使用品は、新品同様の状態でありながら、価格は新品より10%から20%程度安くなることが多いです。メーカー保証が残っていることもあり、コストパフォーマンスが高い選択肢です。

整備済み品(リファービッシュ品)とは

整備済み品は、中古品を専門業者が整備し、新品同様の状態に仕上げた製品です。特徴は以下の通りです。

  • バッテリーが新品に交換されている
  • 外装がクリーニング・研磨されている
  • 動作確認・データ消去が徹底されている
  • 保証が付いている(通常3ヶ月から1年)

例えば、Googleの「Google認定再生品」やAppleの「整備済製品」などが該当します。価格は新品の70%から80%程度で、中古品よりも高いですが、安心感が得られます。

どんな人に向いているか

未使用品・整備済み品は、以下のような人に向いています。

  • なるべく安く買いたいが、完全な中古品には抵抗がある
  • バッテリーの状態が気になる
  • 保証が欲しいが、新品は高すぎる

価格と安心感のバランスが良い、中間的な選択肢として覚えておくと良いでしょう。

新品スマホのメリット・デメリットと向いている人

ここからは、新品スマホと中古スマホのメリット・デメリットを詳しく見ていきます。まずは新品スマホからです。

新品スマホのメリット

新品スマホを選ぶメリットは、以下の通りです。

端末状態・バッテリーが最高の状態

新品スマホの最大のメリットは、すべてが最高の状態であることです。

  • バッテリー最大容量:100%
  • 外装:傷や汚れなし
  • 内部:劣化なし

使い始めから数年間は、バッテリーの劣化を気にせず快適に使えます。毎日充電しても、1年から2年程度は電池持ちの悪化をほとんど感じません。

最新機種を発売直後から使える

新品スマホなら、最新機種を発売と同時に手に入れることができます。

  • 最新のカメラ機能:高画質な写真・動画撮影
  • 最新のCPU:サクサク動作、ゲームも快適
  • 最新のデザイン:新しいカラーや形状

特に、カメラ性能や処理速度は年々進化しており、最新機種ならではの体験ができます。

端末購入プログラムやキャンペーンを利用しやすい

大手キャリアでは、「端末購入プログラム」を提供しています。

  • 一定期間利用後に端末を返却すると、実質負担額が半額程度になる
  • 新規契約やMNP(乗り換え)の場合、割引キャンペーンが適用される

こうしたプログラムは、新品スマホの購入時にしか利用できないことが多いため、実質的な負担を抑えられるメリットがあります。

メーカー保証やキャリアのサポートがフルで受けられる

新品スマホには、以下の保証・サポートが付いています。

  • メーカー保証:1年間の自然故障対応
  • キャリアの補償サービス:故障・破損・水濡れ・盗難などに対応(有料オプション)
  • 技術サポート:操作方法やトラブル対応のサポート

万が一のトラブル時にも、安心して相談・修理ができる環境が整っています。

新品スマホのデメリット

一方で、新品スマホにもデメリットがあります。

本体価格が高い

新品スマホの最大のデメリットは、やはり価格の高さです。

  • ハイエンドモデル:10万円から20万円
  • ミドルレンジモデル:5万円から8万円
  • エントリーモデル:3万円から5万円

特にハイエンドモデルは、負担が大きく、分割払いでも月々の支払いが数千円になります。端末購入プログラムを使っても、2年間で5万円から10万円程度の支払いが必要です。

最新モデルほど中古との価格差が小さい時期もある

発売直後の最新モデルは、中古市場にまだ在庫が少なく、価格差が小さいことがあります。「新品で買ったのに、すぐに中古が安くなった」と後悔することもあるかもしれません。

ただし、中古市場に十分な在庫が出回るまでには、半年から1年程度かかることが多いため、すぐに最新機種を使いたい場合は、新品を選ぶしかありません。

端末購入プログラムは返却が前提

キャリアの端末購入プログラムは、実質負担額を抑えられる一方で、一定期間後に端末を返却する必要があります。つまり、スマホを「購入」しているのではなく、「レンタル」に近い状態です。

返却しない場合は、残りの代金を支払う必要があり、結局は定価での購入と変わらなくなります。長く使いたい人には、あまり向いていないシステムです。

新品スマホが向いている人・シーン

新品スマホが向いているのは、以下のような人やシーンです。

初めて自分用スマホを持つ人

学生や新社会人など、初めて自分専用のスマホを持つ人には、新品がおすすめです。

  • 保証やサポートが充実しており、トラブル時も安心
  • 最新のOSで、セキュリティ面も安全
  • 長く使える(4年から5年程度)

初めてのスマホだからこそ、安心して使える新品を選ぶのが良いでしょう。

長く(4年から5年)安心して使いたい人

スマホを頻繁に買い替えず、長く使いたい人にも新品が向いています。

  • バッテリーが新品状態なので、数年間は快適に使える
  • OSサポートが長く、最新のアプリにも対応できる
  • 保証期間が長く、初期不良にも対応してもらえる

中古スマホだと、すでにバッテリーが劣化していたり、OSサポートが終了間近だったりするため、長期間の利用には不安が残ります。

最新機能・カメラ性能にこだわりたい人

最新のスマホには、以下のような機能が搭載されています。

  • 高画質なカメラ(ナイトモード、ポートレートモード、8K動画撮影など)
  • 高性能CPU(ゲームや動画編集もサクサク)
  • 最新のディスプレイ(有機EL、高リフレッシュレートなど)

こうした最新機能を楽しみたい人には、新品スマホがおすすめです。

キャリアの端末購入プログラムを利用したい人

2年ごとにスマホを買い替える予定がある人は、キャリアの端末購入プログラムを活用することで、実質負担額を抑えられます。常に最新機種を使いたい人には、コストパフォーマンスの良い選択肢です。

子どもや高齢者に持たせる初めてのスマホ

子どもや高齢者に持たせる初めてのスマホは、新品を選ぶことで、トラブルを避けやすくなります。

  • 操作が分からないときに、キャリアのサポートを受けやすい
  • バッテリーの劣化がなく、充電トラブルが起きにくい
  • 保証があるため、万が一のときも安心

特に、スマホ操作に不慣れな人には、サポート体制が整っている新品がおすすめです。

中古スマホのメリット・デメリットと失敗しない選び方

次に、中古スマホのメリット・デメリットと、失敗しないための選び方を見ていきます。

中古スマホのメリット

中古スマホを選ぶメリットは、主に以下の通りです。

価格の安さが最大のメリット

中古スマホの最大のメリットは、やはり価格の安さです。

  • 新品では手が出しづらいハイエンド機が、半額程度で買える
  • 予算を抑えつつ、高性能なスマホを使える
  • 浮いたお金を、ケースや保護フィルム、アクセサリーに回せる

例えば、新品で12万円のiPhoneが、中古なら6万円から7万円で手に入ります。機種によっては、新品の30%以下の価格で購入できることもあります。

同じ予算なら、新品より性能が良い機種を選べる

予算が限られている場合、中古なら新品よりもワンランク上の機種を選べます。

  • 予算5万円の場合:新品のエントリーモデル vs 中古のハイエンドモデル(2年から3年前)
  • 予算3万円の場合:新品の格安スマホ vs 中古のミドルレンジモデル

数年前のハイエンドモデルは、最新のミドルレンジモデルよりも快適に使えることが多いため、コストパフォーマンスに優れています。

販売終了した機種も購入できる

中古市場では、すでに販売終了したモデルも購入できます。

  • 気に入っていた機種を、再び手に入れられる
  • 特定のデザインやサイズの機種を探せる
  • 希少なカラーバリエーションを見つけられることも

新品では選択肢が限られていますが、中古なら幅広いモデルから選べるのが魅力です。

サブ機や子ども用として気軽に使える

中古スマホは、メイン機以外の用途にも最適です。

  • サブ機:2台持ち、ゲーム専用、音楽プレーヤー代わり
  • 子ども用:初めてのスマホ、連絡用
  • 緊急用:故障時の予備機

価格が安いため、「壊れても気にならない」という気軽さがあります。

契約期間の縛りがない

キャリアで新品スマホを購入すると、端末購入プログラムや割引条件として、2年間の利用が前提になることがあります。

一方、中古スマホは契約期間の縛りがなく、いつでも好きなタイミングで買い替えられます。新しい機種が発売されるまでのつなぎや、スマホが故障したときの応急処置としても活用できます。

中古スマホのデメリット

中古スマホには、いくつかのデメリットやリスクもあります。

バッテリーの劣化リスク

中古スマホで最も気になるのが、バッテリーの劣化です。

  • すでに使用されているため、最大容量が低下している
  • 充電の持ちが悪く、1日持たないことも
  • バッテリー交換には、1万円前後の費用がかかる

特に、発売から3年以上経った機種や、バッテリー最大容量が80%以下の機種は、すぐにバッテリー交換が必要になる可能性があります。

赤ロムのリスク

中古スマホで最も注意したいのが、「赤ロム」のリスクです。

赤ロムとは、携帯キャリアによってネットワーク利用制限がかけられた端末のことです。赤ロムになると、Wi-Fi以外の通信(電話・モバイルデータ通信)が一切できなくなります。

赤ロムになる理由

  • 前の所有者が、端末代金の支払いを滞納した
  • 盗難品や不正契約の疑いがある
  • 補償サービスの不正利用があった

赤ロムの厄介なところは、購入時には問題なかったのに、後から制限をかけられる可能性があることです。自分で制限を解除することはできないため、赤ロムを購入してしまうと、大きな損失になります。

OSのアップデート期限切れのリスク

中古スマホは、すでに発売から数年経っているため、OSサポートの残り期間が短くなっています。

  • Androidスマホ:発売から2年から4年でサポート終了
  • iPhone:発売から6年程度でサポート終了

OSが古いままだと、以下のような問題が発生します。

  • 最新のアプリが使えない
  • セキュリティの脆弱性が残る
  • 動作が不安定になる

あまりに古い機種を購入すると、すぐにOSサポートが終了し、使えなくなる可能性があります。

水没や故障の履歴が分からない

中古スマホは、前の使用者がどのように使っていたか分かりません。

  • 水没させたことがあるかもしれない
  • 落下や衝撃で内部が損傷しているかもしれない
  • 修理履歴があるかもしれない

見た目はきれいでも、内部に問題が潜んでいる可能性があります。購入後にトラブルが発覚することもあるため、保証のある販売店から購入することが重要です。

保証が短い、または保証がない

中古スマホは、メーカー保証が切れていることがほとんどです。販売店が独自の保証を提供していても、期間は3ヶ月から6ヶ月程度と短めです。

フリマアプリや個人間取引では、基本的に保証がないため、購入後のトラブルは自己責任になります。

中古スマホで失敗しないためのチェックリスト

中古スマホを購入する際は、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

1. バッテリーの最大容量を確認する

中古スマホを選ぶ際、最も重要なのがバッテリーの最大容量です。

  • 85%以上:おすすめ(まだまだ快適に使える)
  • 80%から84%:許容範囲(少し電池持ちが悪くなってきている)
  • 80%以下:避けるべき(すぐにバッテリー交換が必要)

iPhoneの場合、設定アプリから「バッテリーの状態と充電」で確認できます。Androidの場合、機種によって確認方法が異なりますが、専用アプリで確認できます。

中古スマホ販売店では、商品ページにバッテリー最大容量を記載していることが多いので、必ずチェックしましょう。

2. 赤ロムチェック(IMEI番号で確認)

赤ロムを避けるため、IMEI番号を使って事前にチェックしましょう。

IMEI番号とは、端末固有の製造番号です。各キャリアの専用サイトで、IMEI番号を入力すると、ネットワーク利用制限の状態が確認できます。

  • ◯(丸):制限なし(安全)
  • △(三角):残債あり(将来的に赤ロムになる可能性あり)
  • ×(バツ):制限中(赤ロム、購入は避けるべき)

信頼できる中古スマホ販売店では、◯(丸)の端末のみを販売していることが多いです。また、多くの販売店では「赤ロム永久保証」を提供しており、万が一赤ロムになった場合でも、返金や交換に応じてくれます。

3. 外装の状態を確認する

中古スマホは、使用感によってランク分けされています。

  • 未使用品:一度も使用されていない
  • Aランク:美品、使用感がほとんどない
  • Bランク:軽い傷や使用感あり
  • Cランク:目立つ傷や汚れあり

実店舗で購入する場合は、実際に手に取って、傷や汚れの状態を確認しましょう。オンラインで購入する場合は、実物の写真が掲載されている商品を選ぶと安心です。

4. OSのバージョンとサポート期限を確認する

あまりに古い機種を購入すると、すぐにOSサポートが終了してしまいます。

  • 発売から1年から2年以内の機種:安心
  • 発売から3年から4年の機種:許容範囲(Androidは注意)
  • 発売から5年以上の機種:避けるべき

購入前に、その機種のOSサポート期限を調べておくと良いでしょう。

5. 赤ロム保証のある販売店を選ぶ

中古スマホを購入する際は、赤ロム保証がある販売店を選びましょう。

大手の中古スマホ専門店では、以下のような保証を提供しています。

  • 赤ロム永久保証:購入後に赤ロムになった場合、返金または同等品に交換
  • 初期不良保証:購入後7日以内の初期不良に対応
  • 自然故障保証:3ヶ月から6ヶ月以内の自然故障に対応

イオシス、ゲオモバイル、にこスマなど、信頼できる販売店から購入することで、リスクを大幅に減らせます。

6. フリマアプリ・個人間取引は慎重に

メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・オークションサイトでも、中古スマホが販売されています。ただし、個人間取引には以下のようなリスクがあります。

  • 保証がない(ノークレーム・ノーリターンが基本)
  • 赤ロムになっても返金されない可能性がある
  • バッテリー状態や傷の記載が不正確なことがある
  • データ消去が不十分な場合がある

個人間取引で購入する場合は、出品者の評価をしっかり確認し、商品説明を細かくチェックしましょう。少しでも不安がある場合は、専門店から購入する方が安全です。

用途別・シーン別「新品 vs 中古」どっちを選ぶ?

ここからは、具体的な用途やシーンごとに、新品と中古どちらが向いているかを見ていきます。

メイン機として長く使いたい場合

おすすめ:新品スマホ

メイン機として長く(4年から5年)使いたい場合は、新品スマホがおすすめです。

  • バッテリーが新品状態なので、数年間は快適に使える
  • OSサポートが長く、最新のセキュリティアップデートを受けられる
  • メーカー保証が付いており、初期不良にも対応してもらえる

長期間使うことを考えると、バッテリーの劣化や OSサポート終了のリスクがない新品の方が、結果的にコストパフォーマンスが良くなります。

妥協案:整備済み品(リファービッシュ品)

どうしても価格を抑えたい場合は、整備済み品を検討しましょう。バッテリーが新品に交換されており、保証も付いているため、中古品よりも安心して使えます。

サブ機・2台目として使いたい場合

おすすめ:中古スマホ

サブ機や2台目として使う場合は、中古スマホがコストパフォーマンスに優れています。

  • 価格が安いため、気軽に購入できる
  • ゲーム専用、音楽プレーヤー、動画視聴など、用途を限定すれば快適に使える
  • バッテリーの劣化が多少あっても、充電しながら使えば問題ない

例えば、ゲーム専用機として使う場合、充電しながらプレイすることが多いため、バッテリーの劣化はあまり気になりません。

選び方のポイント

サブ機として中古スマホを選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。

  • 用途に必要な性能があるか(ゲーム用なら高性能CPU、音楽用なら容量)
  • バッテリー最大容量は80%以上
  • 価格は2万円から4万円程度が目安

子ども・中高生の初めてのスマホ

ケース1:小学生から中学生の初めてのスマホ → 中古スマホ

小学生から中学生の初めてのスマホとしては、中古スマホがおすすめです。

  • 価格が安いため、壊したり失くしたりしても負担が少ない
  • 使い方を学ぶ過程で、傷や故障のリスクが高い
  • 2年から3年で買い替えることが多いため、最新機種である必要がない

ただし、子ども用だからといって、あまりに古い機種や性能が低い機種を選ぶと、動作が遅くてストレスになります。発売から2年から3年以内の、ミドルレンジ以上の機種を選びましょう。

ケース2:高校生で長く使わせたい → 新品スマホ

高校生になり、大学生まで長く使わせたい場合は、新品スマホがおすすめです。

  • バッテリーが新品状態なので、4年から5年使える
  • 最新のセキュリティ機能で、安全に使える
  • キャリアのフィルタリングサービスも利用しやすい

高校入学時に新品スマホを購入すれば、大学卒業まで使い続けることも可能です。

ゲーム用・動画視聴用として使いたい場合

おすすめ:中古のハイエンドスマホ

ゲームや動画視聴をメインに使う場合、中古のハイエンドスマホがコストパフォーマンスに優れています。

  • 高性能CPUで、重いゲームもサクサク動く
  • 大画面・高リフレッシュレートで、快適なゲーム体験
  • 新品の半額程度で、ハイエンド性能を手に入れられる

例えば、2年から3年前のiPhone ProシリーズやGalaxy Sシリーズなら、最新のゲームも快適にプレイできます。

選び方のポイント

ゲーム用に中古スマホを選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。

  • CPU:Snapdragon 8シリーズ、またはiPhone 12以降
  • メモリ:8GB以上
  • ストレージ:128GB以上
  • バッテリー最大容量:85%以上(充電しながらプレイする場合は80%でも可)

仕事用・ビジネス用として使いたい場合

おすすめ:新品スマホ

仕事用として使う場合は、新品スマホがおすすめです。

  • セキュリティが最新で、情報漏洩のリスクが低い
  • バッテリーの劣化がなく、外出先でも安心して使える
  • メーカー保証があり、故障時もすぐに対応してもらえる

特に、顧客情報や機密情報を扱う仕事の場合、セキュリティ面での安心感は非常に重要です。

妥協案:未使用品・整備済み品

価格を抑えたい場合は、未使用品や整備済み品を検討しましょう。バッテリーやセキュリティ面での不安が少なく、仕事用としても安心して使えます。

高齢者に持たせたい場合

おすすめ:新品スマホ(エントリーモデル)

高齢者に持たせる場合は、新品のエントリーモデルがおすすめです。

  • 操作が分からないときに、キャリアのサポートを受けやすい
  • バッテリーの劣化がなく、充電トラブルが起きにくい
  • 保証があるため、万が一のときも安心

中古スマホだと、「充電がすぐになくなる」「動作が遅い」といったトラブルが起きやすく、高齢者にとっては大きなストレスになります。

選び方のポイント

高齢者向けのスマホを選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。

  • 画面サイズ:6インチ以上(文字が大きくて見やすい)
  • バッテリー容量:4000mAh以上(充電頻度が少なくて済む)
  • 価格:3万円から5万円程度のエントリーモデル
  • キャリアのサポート:店頭で操作説明を受けられる

緊急用・予備機として持っておきたい場合

おすすめ:中古スマホ(格安機種)

緊急用や予備機として持っておく場合は、中古の格安機種がおすすめです。

  • 価格が1万円から2万円程度で、負担が少ない
  • メイン機が故障したときの応急処置として使える
  • 普段は使わないため、バッテリーの劣化も気にならない

緊急用なので、最低限の性能があれば十分です。発売から3年から5年経った機種でも、電話やメールには問題なく使えます。

まとめ:「自分にとってのベスト」を見つけよう

ここまで、スマホの新品と中古の違い、メリット・デメリット、用途別の選び方を見てきました。最後に、記事の要点を整理しましょう。

新品スマホと中古スマホの違い

  • 価格:新品は10万円から20万円、中古は半額以下で購入可能
  • バッテリー:新品は100%、中古は劣化している可能性あり(80%以下は避けるべき)
  • 保証:新品はメーカー保証あり、中古は販売店保証のみ(短め)
  • OSサポート:新品は長期間対応、中古は残り期間が短い

新品スマホが向いている人

  • 初めて自分用スマホを持つ人
  • 長く(4年から5年)安心して使いたい人
  • 最新機能・カメラ性能にこだわりたい人
  • 仕事用・ビジネス用として使いたい人
  • 子どもや高齢者に持たせたい人

中古スマホが向いている人

  • なるべく節約したい人
  • サブ機・2台目として使いたい人
  • ゲーム用・動画視聴用として使いたい人
  • 子ども・中高生の初めてのスマホとして
  • 緊急用・予備機として持っておきたい人

未使用品・整備済み品という選択肢も

価格と安心感のバランスを重視するなら、未使用品や整備済み品も検討しましょう。新品より10%から30%安く、バッテリーや保証の面でも安心できます。

中古スマホで失敗しないためのチェックリスト

  1. バッテリー最大容量は85%以上(最低でも80%以上)
  2. IMEI番号で赤ロムチェック(◯の端末を選ぶ)
  3. 外装の状態を確認(実物の写真があるとベター)
  4. OSサポート期限を確認(発売から2年以内がおすすめ)
  5. 赤ロム保証のある販売店を選ぶ
  6. フリマアプリ・個人間取引は慎重に

大切なのは「自分にとってのベスト」を見つけること

スマホの新品と中古、どちらが正解かは、使う人の状況や価値観によって変わります。

  • 安心感を重視するなら → 新品
  • 価格を重視するなら → 中古
  • バランスを重視するなら → 未使用品・整備済み品

「人気だから」「みんなが買っているから」という理由ではなく、自分の使い方や予算に合った選択をすることが大切です。

この記事が、あなたのスマホ選びの参考になれば嬉しいです。自分にとって納得のいく選択をして、快適なスマホライフを楽しんでください!

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