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「墓じまいって、まず誰に相談すればいいの?」
愛知県で墓じまいを考え始めたとき、最初にぶつかるのがこの疑問ではないでしょうか。お寺に言いにくい気持ち、役所の手続きがよく分からない不安、親族にどう切り出すか迷う…。実はこうした悩みを抱えている方は、あなただけではありません。
たとえば、名古屋市に住む60代のAさん(仮名)のケース。実家のお墓が岡崎市にあり、高齢のお母さんの代わりにお墓参りをしていましたが、自身も足が悪くなってきて「このままでは無縁仏になってしまう」と不安を感じ始めたそうです。でも「お寺に墓じまいを言い出すのは失礼じゃないか」「手続きって何から始めるの?」と、1年以上悩んでいたといいます。
この記事では、愛知県で墓じまいを検討している方に向けて、迷わない相談の順番、改葬許可の手続き、費用の考え方、そしてトラブルを防ぐコツをすべてお伝えします。
この記事を読むと分かること
- 愛知県で墓じまいの相談を「どこに」「どの順番で」すればいいか
- 改葬許可申請の必要書類と、名古屋市・岡崎市・一宮市・豊田市の窓口情報
- 費用が増えるポイントと、相見積もりの取り方
- 離檀料トラブルの防ぎ方と、困ったときの相談先
- お寺・親族・石材店への「角が立たない」伝え方テンプレート
最後まで読めば、「次にやること」が明確になり、後悔しない墓じまいへの第一歩を踏み出せるはずです。
墓じまいの相談、愛知県では「この順番」がいちばん迷わない
墓じまいを進めるとき、多くの人が「誰に最初に相談すればいいの?」と迷います。答えは「今あるお墓の種類によって、最初の相談先が変わる」ということ。まずはこの基本を押さえておきましょう。
最初の相談先はどこ?寺院墓地・公営霊園・民営霊園で変わる
お墓には大きく分けて3つのタイプがあります。そして、タイプごとに「最初に声をかけるべき相手」が違うんです。
| お墓のタイプ | 最初の相談先 | 理由 |
|---|---|---|
| 寺院墓地(お寺の境内にある) | 住職・寺務所 | 離檀の意思確認、閉眼供養の手配が必要なため |
| 公営霊園(市営墓地など) | 霊園管理事務所または市役所 | 利用返還の手続き、改葬許可の案内がスムーズにもらえる |
| 民営霊園(石材店や宗教法人が運営) | 霊園の管理者・受付 | 契約内容の確認、指定石材店の有無を把握するため |
「お寺さんに言うの、気まずいな…」という方も多いですよね。でも、ここで大事なのは、相談=決定ではないということ。あくまで「こういう状況で悩んでいる」という相談から始めれば、住職も一緒に最善の方法を考えてくれることがほとんどです。
もちろん、いきなり「墓じまいします」と宣言するのではなく、「お墓参りが難しくなってきて、今後のことを相談させていただきたい」という切り出し方をおすすめします。具体的な会話テンプレートは後ほど紹介しますね。
相談先を一覧で確認!目的別に使い分けよう
墓じまいには複数の相談先がありますが、それぞれ「相談できること」が違います。以下の早見表を参考に、目的に合った相手に相談しましょう。
| 相談先 | 相談できる内容 | 向いているケース | 注意点 | 準備しておく情報 |
|---|---|---|---|---|
| 寺院・住職 | 離檀の意向、閉眼供養、埋葬証明の発行 | 寺院墓地にお墓がある | 離檀料の話し合いが必要になることも | お墓の場所・契約者名・納骨されている方の情報 |
| 霊園管理者 | 墓地返還の手続き、埋蔵証明の発行 | 公営・民営霊園にお墓がある | 指定石材店の有無を確認 | 使用許可証・区画番号 |
| 市区町村役所 | 改葬許可申請の受付、必要書類の案内 | すべてのケース(必ず通る) | 自治体により窓口が異なる | 申請書、埋蔵証明、受入証明など |
| 石材店 | 墓石の撤去・更地戻し・遺骨の取り出し | 撤去工事が必要な場合 | 相見積もりを取るのが鉄則 | 墓地の広さ・立地条件・墓石の大きさ |
| 行政書士 | 改葬許可申請の代行、書類作成 | 手続きを任せたい、時間がない | 費用がかかる(目安:数万円~) | 関係書類一式 |
| 墓じまい専門業者 | 撤去~納骨先まで一括サポート | ワンストップで任せたい | 複数社で見積もり比較を | お墓の情報・希望の納骨先 |
| 消費生活センター | 離檀料・費用トラブルの相談 | 金銭面で揉めた場合 | 解決の仲裁ではなくアドバイス中心 | トラブルの経緯・金額の記録 |
この表を見ると、墓じまいは「1か所に相談すれば終わり」ではないことが分かりますよね。複数の関係者と順序よくやりとりしていく必要があります。
YES/NOで分かる:あなたの最短ルート診断
「結局、自分はどこから始めればいいの?」という方のために、簡単なチェックをご用意しました。
Q1. お墓はお寺の境内にありますか?
- YES → まずは住職に相談。離檀の意向を伝えましょう
- NO → Q2へ
Q2. お墓は市営墓地(公営霊園)ですか?
- YES → 霊園管理事務所または市役所の担当課へ相談
- NO → 民営霊園の管理者に相談し、契約内容を確認
Q3. 新しい納骨先(永代供養など)は決まっていますか?
- YES → 「受入証明書」を発行してもらい、改葬許可申請へ
- NO → 先に納骨先の候補を検討。決まらないと手続きが止まる場面があります
ポイントは「納骨先を決めてから動く」こと。改葬許可申請には「受入証明書」(新しい納骨先から発行してもらう書類)が必要な自治体が多いため、先に行き先を決めておくとスムーズです。
💡 お寺との相談に不安がある方へ
もしお寺との関係に不安があったり、すでにトラブルを抱えていたりする場合は、専門業者のサポートを利用するのも一つの手です。下記のサービスでは、離檀に関する交渉やトラブル対応もサポートしてくれます。
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改葬許可ってなに?手続きの流れを”超かんたん”に説明
墓じまいで避けて通れないのが「改葬許可」の手続きです。「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本を押さえれば意外とシンプル。ここでは、中学生でも分かるように説明していきますね。
そもそも改葬許可が必要な理由
「改葬(かいそう)」とは、今あるお墓から遺骨を取り出して、別の場所に移すこと。いわばお墓のお引越しです。
実は、遺骨を勝手に移動することは法律(墓地、埋葬等に関する法律 第5条)で禁止されています。だから、市区町村から「改葬許可証」をもらって、きちんと手続きを踏む必要があるんです。
簡単に言うと、「このお骨を別の場所に移しますよ」という許可を役所からもらう手続き。これが改葬許可申請です。
改葬許可までの5ステップ
改葬許可を取るまでの流れを、5つのステップで整理しました。
| ステップ | やること | つまずきポイント |
|---|---|---|
| ① 納骨先を決める | 永代供養、樹木葬、納骨堂など新しい行き先を決定 | 決めないと「受入証明書」が取れず、申請が進まない |
| ② 受入証明書を取得 | 新しい納骨先から「受入証明書」を発行してもらう | 発行に数日かかることも。早めに依頼を |
| ③ 埋蔵証明を取得 | 今あるお墓の管理者(お寺・霊園)から証明をもらう | 改葬許可申請書に直接記入してもらう形式もあり |
| ④ 改葬許可申請 | 必要書類を揃えて役所に提出 | 窓口・郵送の可否・手数料は自治体で異なる |
| ⑤ 改葬許可証を受け取る | 許可証が発行されたら、遺骨を取り出せる | 即日発行ではない場合も。余裕をもって申請を |
この流れを見ると分かるように、「納骨先が決まらないと手続きが止まる」というのが最大のポイントです。
必要書類を1枚で整理
改葬許可申請に必要な書類は、主に以下の3種類です。
| 書類名 | もらう先 | 内容 |
|---|---|---|
| 改葬許可申請書 | 市区町村役所(HPからダウンロード可の場合も) | 申請者の情報、遺骨の情報、移転先などを記入 |
| 埋蔵(収蔵)証明書 | 今あるお墓の管理者(寺院・霊園) | 「この遺骨がここに納骨されています」という証明 |
| 受入証明書 | 新しい納骨先(永代供養墓・納骨堂など) | 「この遺骨を受け入れます」という証明 |
よくある混乱ポイント:
- 「埋蔵証明」は今のお墓からもらう
- 「受入証明」は新しい納骨先からもらう
この2つを間違えて用意してしまうケースがあるので、注意してくださいね。
また、自治体によっては「改葬許可申請書に、墓地管理者の証明欄がある」形式を取っています。この場合、別途「埋蔵証明書」を用意しなくても、申請書1枚で完結することもあります。お住まいの自治体の様式を確認しましょう。
愛知の自治体例:名古屋市・岡崎市・一宮市・豊田市の違い
愛知県内でも、自治体によって窓口や手続きの方法が微妙に異なります。主要4市の違いを整理しました。
| 項目 | 名古屋市 | 岡崎市 | 一宮市 | 豊田市 |
|---|---|---|---|---|
| 窓口 | 保健センター(各区)または保健所環境薬務課 | 保健政策課(岡崎げんき館2階) | 霊園管理事務所 | 感染症予防課 |
| 郵送申請 | ○(推奨) | 要確認 | ○ | 原則窓口のみ※郵送での許可証送付は可 |
| 手数料 | 無料 | 無料 | 300円/件 | 無料 |
| 申請書入手方法 | HP・窓口 | HP・窓口・墓園管理事務所 | HP・霊園管理事務所 | HP・窓口 |
| 特記事項 | 郵送の場合は返信用封筒(切手貼付)を同封 | 墓地使用者以外が申請する場合は承諾書が必要 | 死亡者の戸籍等が必要(一宮市民・一宮斎場利用者は不要の場合あり) | 死亡者の本籍は必須記入事項 |
名古屋市の場合、郵送での申請が推奨されています。改葬許可申請書と返信用封筒(切手を貼ったもの)を保健所宛てに送れば、窓口に行かなくても手続きが完了します。お仕事で忙しい方にはありがたい仕組みですね。
一宮市の場合、1件につき300円の手数料がかかります。郵送の場合は定額小為替で支払う形になるので、郵便局で事前に購入しておきましょう。
📝 自治体への確認は必須!
上記の情報は2024年時点のものです。手続き方法や手数料は変更される可能性があるため、必ず各自治体の最新情報を確認してください。
費用はどこで増える?相場を断定しない代わりに”内訳”で納得させる
墓じまいの費用は「○○万円です」と一概には言えません。なぜなら、お墓の立地・大きさ・納骨先・閉眼供養の有無などで大きく変わるからです。
ここでは、「何にお金がかかるのか」「どんな条件で費用が増えるのか」を整理して、見積もりを見る目を養っていきましょう。
墓じまいにかかる費用の内訳
墓じまいの費用は、大きく分けると以下の4つに分類できます。
| 費用の種類 | 内容 | 金額を左右する要因 |
|---|---|---|
| 撤去工事費 | 墓石の解体・搬出・更地戻し | 墓地の広さ、立地条件、墓石の大きさ・重さ |
| 閉眼供養(魂抜き)のお布施 | お墓から魂を抜く儀式 | お寺との関係性、地域の慣習 |
| 離檀料 | 檀家を離れる際のお礼 | お寺との話し合いで決まる。明確な基準なし |
| 新しい納骨先の費用 | 永代供養・樹木葬・納骨堂など | 施設のタイプ、立地、管理費の有無 |
このほかに、行政手続きの手数料(数百円~無料)や、遠方の場合は交通費なども考慮が必要です。
撤去工事で増えがちな条件
撤去工事の見積もりを取ったとき、「思ったより高い…」と感じることがあります。以下のような条件があると、費用が上がりやすいです。
費用が増えがちな条件
- 墓地が山の上にある:重機が入れず、人力での搬出が必要
- 通路が狭い・階段がある:運搬の手間が増える
- 墓石が大きい・複雑な形状:解体に時間がかかる
- 基礎がコンクリートで深い:撤去に手間がかかる
- 更地戻しに土砂や芝生が必要:原状回復の仕様による
逆に言えば、平地でアクセスが良く、シンプルな墓石であれば、費用は抑えやすいです。
閉眼供養・離檀料・納骨先費用の考え方
閉眼供養(魂抜き)
お墓から遺骨を取り出す前に、お墓に宿っている魂を抜く儀式です。仏教の作法として行うもので、僧侶に読経をお願いします。
お布施の金額は地域やお寺によりますが、法要1回分の金額を目安にすることが多いです。金額に迷ったら、お寺に「皆さんどのくらい包まれていますか?」と率直に聞いても失礼ではありません。
離檀料
離檀料とは、長年お世話になったお寺を離れる際に、感謝の気持ちとしてお渡しするお布施のこと。法律上の支払い義務はありませんが、慣習として渡すケースが多いです。
金額に明確な基準はありません。目安としては法要1~3回分程度とされることが多いですが、お寺によっては「不要」という場合もあれば、高額を請求されてトラブルになるケースもあります。この点については、後ほど「トラブル回避」の章で詳しく解説します。
新しい納骨先の費用
納骨先の選択肢によって、費用は大きく変わります。
| 納骨先のタイプ | 特徴 | 費用感(目安) |
|---|---|---|
| 合祀型の永代供養墓 | 他の方と一緒に埋葬。費用は最も抑えめ | 5万円~30万円程度 |
| 個別型の永代供養墓 | 一定期間は個別に安置、その後合祀 | 20万円~100万円程度 |
| 樹木葬 | 樹木をシンボルに自然に還る形 | 20万円~80万円程度 |
| 納骨堂 | 屋内で天候を気にせずお参りできる | 30万円~100万円程度 |
| 散骨 | 海や山に散骨。お墓を持たない選択 | 5万円~30万円程度 |
| 手元供養 | 遺骨の一部を自宅で保管 | 数千円~数万円程度 |
「どれがいい」という正解はありません。お参りの頻度、予算、ご家族の意向などを総合的に考えて選びましょう。納骨先の選び方については、後ほど簡単に触れますね。
相見積もりを取るときのチェックリスト
撤去工事は、必ず複数の業者から見積もりを取る(相見積もり)ことをおすすめします。以下のチェックリストを参考に、見積もりを比較しましょう。
見積もり比較チェックリスト
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 総額 | 税込み表示か確認。最終的に支払う金額はいくらか |
| 内訳の明細 | 解体費・搬出費・処分費・更地戻し費が分かれているか |
| 追加費用の条件 | どんな場合に追加費用が発生するか明記されているか |
| 基礎撤去の範囲 | 基礎コンクリートはどこまで撤去するか |
| 更地戻しの仕様 | 土砂の種類・仕上がりの状態はどうなるか |
| 工事期間 | 着工から完了までの目安期間 |
| 支払い条件 | 前払い・後払い・分割払いの可否 |
| 閉眼供養の手配 | 業者側で僧侶を手配してくれるか、自分で依頼するか |
「なんとなく安いから」で決めると、後から追加費用を請求されて結局高くつく…というケースもあります。内訳を確認し、追加費用の条件を書面で残すことが大切です。
トラブル回避:離檀料・親族の同意・業者選びで揉めないコツ
墓じまいでトラブルになりやすいのは、主に以下の3つの場面です。
- お寺との離檀料を巡る話し合い
- 親族(兄弟・親戚)との意見の食い違い
- 石材店・業者との費用トラブル
それぞれ、予防策と対処法を見ていきましょう。
寺院への伝え方テンプレ(角が立たない)
お寺に墓じまいを伝えるとき、いきなり「辞めます」と言うのはNG。相談という形で、事情を丁寧に説明するのがポイントです。
会話例(電話・対面のどちらでも使える)
「いつもお世話になっております、○○家の△△と申します。実は、少しご相談がありましてご連絡いたしました。
父が亡くなって以来、私がお墓を守ってまいりましたが、私も歳を取ってきまして、お墓参りが難しくなってきております。子どもたちも県外に出ておりまして、このままでは将来、お墓を管理する者がいなくなってしまうのではと心配しております。
そこで、永代供養など、先祖を末永くご供養いただける方法を検討しているのですが、どのように進めればよいか、ご相談させていただければと思いまして…。」
このように、①現状の説明 → ②将来の不安 → ③相談したいという流れで伝えると、角が立ちにくいです。
もし高額な離檀料を請求されたら…
離檀料に法律上の支払い義務はありません。金額に納得がいかない場合は、以下の対応を検討しましょう。
- まずは二者間で話し合う:感情的にならず、事情を丁寧に説明
- 金額の根拠を確認:なぜその金額なのか、過去の慣習を聞く
- 妥協点を探る:閉眼供養のお布施を少し多めに包むことで折り合う方法も
- それでも解決しない場合:本山に相談、または消費生活センター(188)に相談
国民生活センターによると、高額な離檀料を請求されたという相談は増加傾向にあるそうです。「払えない」と伝えたらローンを組めと言われた…というケースも報告されています。困ったときは、一人で抱え込まず相談窓口を利用してください。
💡 離檀トラブルでお悩みの方へ
お寺との交渉が難しい場合は、専門のサポートを利用する方法もあります。下記のサービスでは、離檀に関する相談やトラブル対応もサポートしてくれます。
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親族への切り出し方(合意形成の順番)
墓じまいは、自分一人で決められるものではありません。親族の同意を得てから進めるのが鉄則です。後から「聞いていない」とトラブルになるケースも少なくありません。
合意形成の順番
- まずは祭祀承継者(お墓の名義人)の意思を固める
- 配偶者に相談して理解を得る
- 兄弟姉妹に連絡し、意向を確認
- 場合によっては親戚にも一報を入れる
親族への切り出し方テンプレ
「前から気になっていたことがあって、相談したいんだけど…。
実家のお墓、このままだと私たちの代でお参りできる人がいなくなってしまうと思うの。子どもたちも遠くにいるし、無縁仏になってしまうのは忍びないなと思っていて。
それで、永代供養とか、きちんとご先祖さまを供養してもらえる形を考えているんだけど、○○さんはどう思う?」
ポイントは、一方的に決定事項として伝えないこと。「どう思う?」と意見を求める形にすると、相手も受け入れやすくなります。
困ったときの相談先一覧
墓じまいで困ったとき、相談できる窓口をまとめました。
| 相談内容 | 相談先 | 連絡方法 |
|---|---|---|
| 離檀料・費用トラブル | 消費生活センター | 消費者ホットライン「188」 |
| 高額な離檀料の交渉が難航 | お寺の本山、または弁護士 | 本山は宗派のHPで確認/弁護士は法テラス「0570-078374」 |
| 埋蔵証明書を発行してもらえない | 市区町村役所(改葬許可の担当課) | 役所に相談すると対応してもらえる場合も |
| 親族間の意見対立 | 家庭裁判所(祭祀承継の調停) | 最終手段。まずは話し合いを |
| 業者との契約トラブル | 消費生活センター | 消費者ホットライン「188」 |
特に「埋蔵証明書の発行を拒否される」というケースでは、役所に相談すると解決の糸口が見つかることがあります。一人で悩まず、まずは相談してみてください。
納骨先が決まらない人へ:選択肢を整理しよう
「墓じまいは決めたけど、遺骨をどこに移せばいいか決められない…」という方も多いですよね。ここでは、代表的な納骨先の選択肢を簡単に整理します。
| 選択肢 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 永代供養墓 | 寺院や霊園が永続的に供養・管理してくれる | 後継ぎがいない、管理の負担を減らしたい |
| 樹木葬 | 樹木をシンボルに、自然に還る形で埋葬 | 自然が好き、明るい雰囲気がいい |
| 納骨堂 | 屋内の施設で遺骨を安置。天候を気にせずお参りできる | 都市部でアクセス重視、室内がいい |
| 散骨 | 海や山などに遺骨を撒く | お墓を持たない選択をしたい |
| 手元供養 | 遺骨の一部をミニ骨壺などで自宅に保管 | いつもそばにいたい、一部だけ残したい |
どれが正解ということはありません。お参りの頻度、予算、ご家族の意向、宗教的な考えなどを総合的に考えて選びましょう。
愛知県内にも、永代供養墓や樹木葬、納骨堂はたくさんあります。まずは資料を取り寄せたり、見学に行ったりして、雰囲気を確かめてみてください。
墓じまい前に確認!やることチェックリスト10
墓じまいを後悔しないために、事前に確認しておくべきことをチェックリストにまとめました。
| No. | 確認項目 | チェック |
|---|---|---|
| 1 | 親族(兄弟・親戚など)に墓じまいの意向を伝え、同意を得たか | □ |
| 2 | 今あるお墓の「墓地使用者」が誰か把握しているか | □ |
| 3 | 納骨されている方が何名いるか確認したか | □ |
| 4 | 新しい納骨先の候補を決めたか(永代供養・樹木葬など) | □ |
| 5 | 墓じまいの大まかな予算を決めたか | □ |
| 6 | お寺・霊園の管理者に相談したか | □ |
| 7 | 改葬許可の手続き(窓口・必要書類)を確認したか | □ |
| 8 | 撤去工事の見積もりを複数社から取ったか | □ |
| 9 | 閉眼供養(魂抜き)の手配をしたか | □ |
| 10 | 完了までのスケジュールを立てたか(お彼岸・お盆などを考慮) | □ |
すべてにチェックが入ったら、準備は万端です!
よくある質問(FAQ)
Q. 相談だけでもいいですか?
A. もちろん大丈夫です。
「相談したら、すぐに契約しないといけないのでは…」と心配する方もいますが、相談だけでもまったく問題ありません。役所、お寺、石材店、専門業者、どこでも「まずは相談」からスタートしてOKです。
ただし、即決を迫られたら要注意。その場で契約せず、一度持ち帰って検討しましょう。また、金額や条件は書面でもらうことを忘れずに。
Q. 納骨先が決まっていないと何が止まりますか?
A. 改葬許可申請が進められなくなる場合があります。
多くの自治体では、改葬許可申請の際に「受入証明書」(新しい納骨先から発行される書類)を求められます。つまり、行き先が決まらないと、役所の手続きに進めないのです。
先に納骨先の候補をいくつか絞り、資料請求や見学をしておくことをおすすめします。
Q. 手続きは誰ができますか?代理は?
A. 原則として、墓地の使用者(名義人)が申請します。
墓地使用者以外の方が申請する場合は、委任状が必要になります。また、墓地使用者が亡くなっている場合は、先に名義変更(承継)の手続きが必要です。
代行業者(行政書士など)に依頼することも可能です。ご自身で手続きする時間がない場合は検討してみてください。
Q. 県外への改葬、県外から愛知への改葬はどうなりますか?
A. 改葬許可は「今お骨がある場所」の自治体に申請します。
たとえば、愛知県岡崎市にあるお墓から東京都に遺骨を移す場合、改葬許可申請は岡崎市に行います。東京都ではありません。
逆に、他県から愛知県内に遺骨を移す場合は、他県の自治体で改葬許可を取り、愛知県の新しい納骨先に改葬許可証を提出する流れになります。
Q. いつから動くのがベストですか?
A. 時期に決まりはありませんが、余裕をもって動くことをおすすめします。
改葬許可の申請から許可証の発行まで、数日~数週間かかる場合があります。また、撤去工事も天候や業者のスケジュールに左右されます。
お盆やお彼岸の前後は混み合うことが多いので、それらを避けて動き出すか、逆にその時期に合わせるなら3か月以上前から準備を始めると安心です。
墓じまい相談 愛知県で後悔しないための要点まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。最後に、愛知県で墓じまいを進めるうえで押さえておきたいポイントをまとめます。
5つの要点
- 相談の順番は「お墓のタイプ」で決まる
- 寺院墓地なら住職に、公営霊園なら管理事務所に、まず相談
- 「相談=決定」ではない。まずは状況を伝えることから
- 改葬許可は「今お骨がある場所」の自治体に申請
- 必要書類は「改葬許可申請書」「埋蔵証明」「受入証明」の3点
- 愛知県内でも自治体ごとに窓口・手続き方法が異なる
- 費用は内訳で把握、相見積もりは必須
- 撤去工事・閉眼供養・離檀料・納骨先費用の4つに分けて考える
- 追加費用の条件を書面で確認してからの契約を
- 離檀料に法的な支払い義務はない
- 金額は話し合いで決まる。高額請求には応じなくてOK
- 困ったら消費生活センター(188)やお寺の本山に相談
- 親族の同意は先に取っておく
- 後から「聞いていない」とならないように
- 一方的に決めず、相談という形で伝える
今日やることToDo
最後に、「この記事を読んだ今日、何から始めればいいか」をお伝えします。
| ToDo | 内容 |
|---|---|
| ① 家族に共有する | この記事の内容を配偶者や兄弟に共有し、墓じまいについて話し合う機会を作る |
| ② お墓の情報を整理する | お墓の場所、名義人、納骨されている方の情報を確認 |
| ③ 墓地管理者に相談の連絡をする | お寺または霊園に「相談したい」と一報を入れる |
| ④ 納骨先の候補をリストアップ | 永代供養・樹木葬・納骨堂など、選択肢を調べて資料請求 |
| ⑤ 役所の窓口・必要書類を確認 | お墓がある自治体のHPで改葬許可の手続きを確認 |
墓じまいは、決して「ご先祖さまを粗末にする」ことではありません。むしろ、「きちんと供養し続けるため」の前向きな選択です。
一人で抱え込まず、相談しながら、ご自身とご家族が納得できる形を見つけてください。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
墓じまいの相談・サポートをお探しの方へ
お寺との交渉や離檀のトラブルでお困りの方は、専門のサポートサービスをご検討ください。全国対応で、手続きから交渉までサポートしてくれます。
全国対応!お寺とのトラブル・離檀のことならお任せください【わたしたちの墓じまい】![]()