Nothing Phone (3)シリーズ比較|Phone (3a) Lite・(3a)・(3)の違いを徹底解説

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「Nothing Phone、名前が似すぎて何が違うのかさっぱり分からない」——正直に言うと、これは筆者も最初そう思いました。Phone (3a) Lite、Phone (3a)、Phone (3)。カッコの中の数字とアルファベットが違うだけで、パッと見はほぼ同じに見えますよね。しかも日本で買えるPhone (3a) LiteとPhone (3a)の公式価格差はたった5,000円。「じゃあ安い方でよくない?」と思いたくなりますが、カメラ、充電速度、防水性能、背面の光り方まで見ていくと、話はそんなに単純ではありません。

結論を先に言ってしまいます。とりあえず迷ったら、普段使いとカメラのバランスがいいPhone (3a)を基準に考えてください。予算をとにかく抑えたい、もしくは写真や音楽をmicroSDにガンガン保存したい人はPhone (3a) Lite。ゲーム、動画撮影、置くだけ充電、水回りでの使用まで妥協したくない人はPhone (3)が向いています。この記事では、日本で買える3機種のスペックを同じ条件で並べて、「差額を払うと生活のどこが変わるのか」を具体的に見ていきます。(価格・販売状況は2026年7月時点の情報です)

まず結論:3機種の向き・不向き

安さとmicroSDなら3a Lite、迷ったら3a、性能と装備を優先するなら3。SIMフリー版と楽天モバイルSIMセット版で価格の仕組みが違うので、下のリンクから両方を見比べてみてください。

価格・microSD重視

Phone (3a) Lite

4万円台の本体価格。3機種で唯一、最大2TBのmicroSDに対応します。

迷ったらコレ

Phone (3a)

2倍望遠、OIS、50W充電を備え、Liteとの差額以上の実用差があります。

性能・装備重視

Phone (3)

高性能チップ、3倍望遠、IP68、ワイヤレス充電、Glyph Matrixを搭載します。

価格は容量・色・販売時期によって変動します。購入前に商品ページで最新価格と国内正規品かどうかを必ず確認してください。

Nothing Phone (3)シリーズの違いを一覧比較

3機種の立ち位置は、Phone (3a) Liteがエントリー、Phone (3a)がミドルレンジ、Phone (3)がハイエンドです。まずはスペック表で、購入後に体感しやすい項目をまとめて確認しましょう。

項目Phone (3a) LitePhone (3a)Phone (3)
国内発売日2026年1月15日2025年4月15日2025年8月28日
Nothing公式価格42,800円
8GB+128GB
47,800円
8GB+128GB
59,800円
12GB+256GB
124,800円
12GB+256GB
139,800円
16GB+512GB
microSD最大2TB非対応非対応
チップDimensity 7300 Pro 5GSnapdragon 7s Gen 3Snapdragon 8s Gen 4
画面6.77型 AMOLED・最大120Hz6.77型 AMOLED・最大120Hz6.67型 AMOLED・最大120Hz
背面カメラ50MPメイン+8MP超広角+2MPマクロ50MPメイン(OIS)+50MP 2倍望遠+8MP超広角50MPメイン(OIS)+50MP 3倍望遠(OIS)+50MP超広角
前面カメラ16MP32MP50MP
バッテリー5,000mAh5,000mAh5,150mAh
有線充電33W50W65W
ワイヤレス充電非対応非対応15W対応・5W逆充電対応
防塵・防水IP54IP64IP68
GlyphGlyph LightGlyph InterfaceGlyph Matrix
サイズ164×78×8.3mm163.5×77.5×8.35mm160.60×75.59×8.99mm
重さ199g208g218g
OS更新3年間3年間5年間
セキュリティ更新6年間6年間7年間
国内向け機能FeliCa・eSIMFeliCa・eSIMFeliCa・eSIM

表は横にスクロールできます。

こう並べてみると、3機種とも意外と「共通点」が多いことに気づきます。最大120HzのAMOLED、5,000mAh級のバッテリー、国内版のFeliCaとeSIM。つまり交通系ICやタッチ決済をNothing Phoneで使いたいという理由だけで、上位機に手を伸ばす必要はまったくありません。差がはっきり出るのは、撮影できる距離、重い処理への余裕、防水性能、充電方法、そしてGlyphの表現力。ここから先は、この5つのポイントに絞って掘り下げていきます。

Nothing Phone 3シリーズ3機種の価格と性能の位置関係。

デザインの違い:透明な背面は共通でも、素材とカメラ配置で個性が分かれる

Nothing Phoneといえば、内部構造が透けて見える「スケルトンデザイン」が代名詞ですよね。これは3機種とも共通していて、どれを選んでもNothingらしい世界観はちゃんと味わえます。ただ、写真だけを見比べていると気づきにくいのですが、素材やカメラの配置、そしてカラー展開には、機種ごとにはっきりした個性があります。実際に店頭で3台並べてみると、「あ、こんなに印象が違うんだ」と驚く人は多いはずです。

まず素材から見ていきましょう。Phone (3a) LiteとPhone (3a)は、どちらも背面パネルに強化ガラスを採用しています。これは以前のNothing Phoneシリーズで使われていたポリカーボネート(樹脂)やアクリル素材からの進化で、指紋やホコリが付きにくくなったうえに、光を受けたときの奥行き感がぐっと増しています。Phone (3)はさらに一歩進んで、より傷に強いGorilla Glass i7を背面に採用。IP68の防水・防塵性能とあわせて、日常のラフな扱いにも強い作りになっています。

カメラの配置は、パッと見の印象を大きく左右するポイントです。ここは3機種とも、それぞれまったく違う個性を持っています。Phone (3a) Liteは、2つの円形レンズを斜めにずらして配置したミニマルな見た目。メインカメラと超広角カメラが対角線上に並び、マクロカメラは目立たない位置に控えめに収まっています。飾り気のない、シンプルな配置です。

一方Phone (3a)は、大きな円形の「カメラリング」の中に3つのレンズを横並びで収めた、かなり主張の強いデザインです。背面の上部にドンと存在感のある円が乗っているようなイメージで、遠目からでも「あ、Nothingだ」と分かるシルエットになっています。そしてPhone (3)は、さらに個性的です。カメラのレンズだけでなく、丸いスピーカーグリルのような装飾や、音の波形を思わせるGlyph Matrixのドット表示までもが、上部に不規則に散らばるように配置されています。3つのモデルを並べて見比べると、「同じシリーズなのに、ここまで違うのか」と驚くはずです。

カラー展開にも違いがあります。3機種ともブラックとホワイトは共通ですが、Phone (3a) Liteには楽天モバイル限定の「レッド」、Phone (3a)には同じく楽天モバイル限定の「ブルー」が用意されています。透明パネルの奥から色が透けて見えるデザインなので、限定カラーは単に「色が違う」以上の存在感があります。Phone (3)については、2026年7月時点でブラックとホワイトの2色展開で、3a系のような限定カラーはまだ登場していません。

項目Phone (3a) LitePhone (3a)Phone (3)
背面素材強化ガラス強化ガラスGorilla Glass i7
カメラ配置2眼を斜めに配置(ミニマル)大型サークル内に3眼を横並び複数レンズ+Glyph Matrixが不規則に点在
Glyphの位置右下にドット1灯カメラ周囲にライン状LED右上にGlyph Matrix(独立配置)
標準カラーブラック・ホワイトブラック・ホワイトブラック・ホワイト
限定カラーレッド(楽天モバイル限定)ブルー(楽天モバイル限定)なし(2026年7月時点)

表は横にスクロールできます。

個人的な印象を言わせてもらうと、通販サイトの商品写真だけでこのシリーズを選ぶのは、正直もったいないと思います。透明パネルの見え方や、Glyphが光ったときの反射の仕方は、実機を明るい場所で見るのと画面越しに見るのとで、体感がけっこう変わってきます。可能であれば、家電量販店の店頭やキャリアショップで一度実物を眺めてから、購入するSIMフリー版・SIMセット版を決めるのがおすすめです。

ちなみに、見た目が近いPhone (3a) LiteとPhone (3a)ですが、背面のカメラユニットの厚みや位置が微妙に異なるため、ケースやフィルムを共用することはできません。「せっかく安いLiteを買ったのに、3a用のケースしか手に入らなかった」なんてことがないよう、購入時は機種名までしっかり確認してくださいね。

【画像4】Nothing Phone (3)シリーズのカメラ配置比較(Lite=斜め2眼、3a=大型サークル内3眼、3=不規則配置+Glyph Matrixの違いを示す図解)

Phone (3a) LiteとPhone (3a)は5,000円差。多くの人は3aが選びやすい

Nothing公式価格で比べると、8GB+128GBのPhone (3a) Liteは42,800円、Phone (3a)は47,800円です。差額はわずか5,000円。でもこの5,000円、実はかなり働き者です。3aになるとメインカメラに光学式手ぶれ補正(OIS)が付き、50MPの2倍望遠も新たに加わります。充電速度は33Wから50Wへ、防塵・防水はIP54からIP64へと一段階アップします。

子どもやペットを少し離れた場所から撮る、旅行先で建物の一部を切り取る、暗い居酒屋で手ぶれを抑えて撮りたい。こういう場面に心当たりがあるなら、この5,000円はほぼ確実に元が取れます。背面のGlyphも、Liteの単一ライトより通知の種類を見分けやすい構成になっているので、机の上に伏せて置いていても「あ、これは友達からのLINEだな」と光り方で分かるようになります。

とはいえ、Lite側にも見逃せない強みがあります。まず199gと、3aより9g軽い。そして3機種の中で唯一、最大2TBのmicroSDに対応しています。音楽、電子書籍、旅行中に撮った動画をオフラインでたっぷり持ち歩きたい人にとって、これは上位機にはない明確なアドバンテージです。価格だけを見てLiteを選ぶのではなく、「望遠とOISを手放してでも、軽さと外部保存を優先したいか」で判断してみてください。

ちなみにmicroSDの抜き差しは、電源を切ってから、データの書き込み中でないことを確認して行うのが基本です。アプリ本体や決済情報など、すべてがカードへ移せるわけではないので、大切な写真はカードだけに頼らず、クラウドやパソコンにもバックアップを残しておくと安心です。

Phone (3)の価格差は「速さ」だけでなく「装備」に払うお金

Phone (3)はNothing公式価格で124,800円から。3aの8GB+128GBモデルと比べると、77,000円もの差があります。正直なところ、SNSと動画視聴くらいの使い方でこの差額を回収するのはほぼ不可能です。Webページの表示速度やメッセージの返信スピードが3倍快適になる、なんてことはありません。

この差額が生きてくるのは、ゲームを高画質設定で長時間遊ぶ、撮影から編集までスマホ1台で完結させる、3倍望遠を日常的に使う、雨の日や水回りでもガンガン使いたい、置くだけ充電を毎日の習慣にしたい——このあたりに当てはまる人です。Snapdragon 8s Gen 4、3つの50MP背面カメラ、IP68、65W有線充電、15Wワイヤレス充電。これらは3aにはない、3だけの武器です。

OS更新は5年間、セキュリティ更新は7年間と、3a系(3年・6年)よりも長めに設定されています。新しいAndroidの機能を長く受け取りたい人には嬉しいポイントですが、「長く使えるから」という理由だけで倍以上の価格を払うのは、正直あまりおすすめしません。性能・カメラ・防水・充電、このうち少なくとも2つ以上を日常的にガッツリ使う人向け、というのが筆者の率直な感覚です。

カメラは画素数より「撮れる距離」と「手ぶれ補正」で比べる

3機種とも「50MPメインカメラ搭載」を掲げていますが、実際の撮影体験はまったく別物です。Phone (3a) Liteのメインカメラは電子式手ぶれ補正、Phone (3a)とPhone (3)のメインカメラは光学式手ぶれ補正(OIS)です。夜景や室内でスマホを手持ちのまま撮影するなら、OIS搭載の2機種のほうが明らかに撮りやすくなります。

望遠性能も大きな分かれ道です。3aは50MPの2倍光学望遠、3は50MPの3倍光学ペリスコープ望遠を搭載しています。Liteの2MPマクロは、あくまで近くの小物を撮るためのカメラで、遠くの被写体を大きく写す望遠レンズではありません。ここを混同すると「あれ、望遠のはずなのに全然寄れない」と後悔することになるので要注意です。

ここでよくある誤解を1つ解いておきます。「Phone (3a)やPhone (3)には専用のマクロカメラがないから、花や小物のクローズアップ撮影はできない」と思われがちですが、それは正確ではありません。たしかに2機種とも、Liteのような専用マクロレンズは搭載していません。ただし、カメラアプリのマクロモードを使えば、メインカメラや超広角カメラで被写体にぐっと寄った撮影ができます。実際にNothing Phone (3)シリーズ3機種を撮り比べた海外メディアの検証記事では、Phone (3)は近接撮影でも自然なボケ味を再現できていた一方、Phone (3a)とPhone (3a) Liteはコントラストとシャープネスで奥行きを演出する処理のため、拡大するとやや不自然さが出やすいと報告されています。つまり「専用レンズがない=マクロ撮影が一切できない」わけではなく、「専用レンズがある分、Liteのほうがより寄れて安定した近接撮影がしやすい」というのが実態に近い理解です。どこまで寄れるかは検証条件によって数cm〜10cm弱までとばらつきがあるため、本格的に近接撮影を楽しみたいなら実機かレビュー動画で確認してから選ぶと安心です。

料理、書類、家族写真くらいならLiteでも十分こなせます。人物を自然な距離感で撮りたいなら3a、ライブやスポーツ観戦、旅行先の遠景まで画角を寄せたいなら3が候補になります。3は超広角と前面カメラも50MPなので、風景から自撮り、ビデオ通話まで、解像感にこだわりたい人にはぴったりです。

Phone 3シリーズのマクロ撮影方式と望遠倍率の違い。

Glyphは「光る量」じゃなく「通知の読み取り方」が違う

Phone (3a) Liteの背面にあるのはGlyph Light。選んだ連絡先やアプリの通知、撮影タイマーなどを1つのライトで知らせる、シンプルな仕組みです。Nothingらしい光の演出は楽しめますが、伝えられる情報量はかなり限定的です。

Phone (3a)は複数の発光部分を組み合わせるGlyph Interface。連絡先や通知ごとに光り方のパターンを割り当てられるので、机に伏せたままでも「誰から何が届いたか」をなんとなく判断できます。地味に便利なのが、会議中にスマホを裏返しておいても、光り方だけで緊急の連絡かどうか見分けられること。これに慣れると、もう画面ロックのたびに通知を確認する生活には戻れません。

Phone (3)のGlyph Matrixは、背面のドット表示でアイコンやちょっとしたアニメーションを表現できます。通知、音量、タイマーだけでなく、カメラのプレビュー表示や簡単なミニツールにも使えるので、もはや「通知ランプ」の域を超えています。昔ながらの光る線が好きな人には3a、情報を”表示”する新しい体験を試したい人には3が合っているでしょう。

ゲームと動画編集はPhone (3)、日常用途は3a系で十分

Phone (3a) LiteのDimensity 7300 Proと、Phone (3a)のSnapdragon 7s Gen 3は、Web閲覧、SNS、地図アプリ、動画視聴、キャッシュレス決済といった日常用途を想定したチップです。軽めのゲームを楽しむくらいなら、正直この2機種でも困ることはほとんどありません。

差が広がるのは、高画質設定の3Dゲームを長時間プレイする、4K動画をスマホ内で編集する、重いアプリを何個も同時に切り替えて使う、といった場面です。Phone (3)のSnapdragon 8s Gen 4は処理性能にかなり余裕があり、12GB以上のメモリと256GB以上のストレージから選べます。

ただし、処理性能が高くても218gという重さは消えません。ゲームパッドを装着する、寝転がって動画を見る、長時間片手で持つ、といったシーンでは、軽い3a Liteのほうが快適に感じることもあります。「速さ」と「持ちやすさ」は、別のモノサシで評価したほうがよさそうです。

画面は3a系のほうが大きく、Phone (3)のほうが明るく高精細

Phone (3a) LiteとPhone (3a)は6.77インチ、Phone (3)は6.67インチです。表示面積だけなら3a系がわずかに大きい一方、Phone (3)は横幅が約2mm狭く、手の中に収まりやすい形をしています。「画面は大きいほうがいい」と思いがちですが、片手操作のしやすさまで含めて考えると、意外とこの2mmの差は効いてきます。

いずれも最大120Hzに対応しているので、スクロールの滑らかさは3機種とも申し分ありません。Phone (3)は解像度1260×2800、ピーク輝度4,500ニト。3a系の3,000ニトより明るく、晴れた屋外で地図や撮影画面を確認するときに余裕があります。ただし、ピーク輝度は「画面全体が常にその明るさで光り続ける」という意味の数値ではないので、そこは誤解しないようにしてください。

電池容量は僅差。差がつくのは「充電方法」

バッテリー容量は3a Liteと3aが5,000mAh、3が5,150mAh。容量差はわずかで、実際の持続時間は画面の明るさ、通信状況、ゲームやカメラの使用頻度によって大きく変わります。「容量が多いから3を選ぼう」というのは、ちょっと理由として弱いです。

本当に差がつくのは充電速度です。3a Liteは33W、3aは50W、3は65Wの有線充電に対応します。朝の支度中や外出前のちょっとした時間で電池を補充したいなら、上位機ほど心強い味方になってくれます。充電器を新しく用意する場合は、対応する出力・規格を満たしているか確認してから購入しましょう。

そしてワイヤレス充電が使えるのはPhone (3)だけ。15Wでの充電に加えて、対応イヤホンなどへ5Wで給電できる逆ワイヤレス充電も備えています。すでに机や車に充電パッドを設置している人が3a系へ乗り換えると、ケーブル運用に逆戻りすることになるので、この点は見落とさないようにしてください。

Phone 3シリーズの充電速度、ワイヤレス充電、防塵防水性能の比較。

防水性能はIP54・IP64・IP68。「対応できる場面」がまるで違う

Phone (3a) LiteのIP54は、粉塵の侵入をある程度抑えつつ、あらゆる方向からの水しぶきに耐えられるレベルです。雨の日の外出やキッチンでの水はねくらいなら想定内ですが、水に沈めるような使い方には向いていません。

Phone (3a)のIP64は防塵性能がさらに高まり、水に対しては飛沫への耐性です。そしてPhone (3)のIP68は、3機種の中で唯一、一定条件下での浸水試験をクリアしています。屋外作業が多い、雨の中で撮影することがある、水回りで頻繁に使う、という人には、この差は無視できません。

ただし、どの等級であっても、経年劣化や落下後の耐水性能まで保証してくれるわけではありません。液体による故障が保証対象外になるケースもあるので、「IP68だから」といって、浴室や水中で積極的に使うのは避けたほうが無難です。

日本版は3機種ともおサイフケータイ・eSIM対応

日本で発売されているPhone (3a) Lite、Phone (3a)、Phone (3)は、いずれもFeliCaを搭載し、おサイフケータイとして使えます。eSIMにも対応しているので、「交通系ICが使いたいから」「eSIMに対応してほしいから」という理由で、あえて上位機を選ぶ必要はありません。

ここで1つ注意点を。Amazonや楽天市場では、海外版や並行輸入品が表示されることがあります。商品名が同じでも、FeliCa対応の有無、eSIMの挙動、対応周波数、保証の条件が国内版とまったく同じとは限りません。「SIMフリー」「国内正規品」といった表記を確認し、少しでも説明があいまいなら、購入前に出品者へ問い合わせておくと安心です。

SIMフリー版と楽天モバイルSIMセット版、どっちを選ぶ?

ここは意外と見落とされがちなポイントなので、少し詳しく説明します。Nothing Phone (3)シリーズは、Amazonや楽天市場で買える「SIMフリー版」と、楽天モバイルが販売する「SIMセット版」の2つのルートがあります。SIMフリー版は端末単体で購入でき、今使っている回線やSIMカードをそのまま挿して使えるのが最大のメリットです。格安SIMや他社回線を使っている人、複数のキャリアを乗り換えながら使いたい人にはこちらが向いています。

一方、楽天モバイルのSIMセット版は、乗り換え特典や端末購入時の割引が適用されることがあり、タイミングによってはSIMフリー版よりお得に手に入る場合があります。ただし当然ながら、楽天モバイルの回線契約とセットになるため、「今使っている回線を変えたくない」という人には不向きです。どちらが得かは、その時々のキャンペーン内容や、あなたが今使っている回線次第で変わるので、購入直前に両方の価格を見比べてから決めるのがいちばん失敗しません。

OS更新期間は「購入日」ではなく「発売時点」から数える

Phone (3a) LiteとPhone (3a)は3年間のAndroid更新と6年間のセキュリティ更新、Phone (3)は5年間のAndroid更新と7年間のセキュリティ更新が案内されています。新しいAndroidの機能を長く受け取りたいなら、Phone (3)のほうが有利です。

ただし見落としがちなのが、この期間は「あなたが買った日」からではなく、「端末が市場に発売された時点」から数えられるということ。発売から時間が経った在庫品や中古品を購入すると、手元に届いてからの残り期間はその分短くなります。セキュリティ更新とAndroidの世代アップデートも別物なので、混同しないよう気をつけてください。

使い方別に選ぶならこの機種

使い方合いやすい機種理由
SNS、動画、決済が中心Phone (3a) Lite日常性能を確保しつつ本体代を抑えやすい
家族写真、旅行、人物撮影Phone (3a)OIS付きメインと2倍望遠を5万円前後で使える
ゲーム、動画編集Phone (3)高性能チップと12GB以上のメモリに余裕がある
ライブ、スポーツ、遠景Phone (3)OIS付き3倍ペリスコープ望遠を備える
軽さを優先したいPhone (3a) Lite3機種で最軽量の199g
雨天・水回りで使うPhone (3)3機種で唯一IP68
置くだけ充電を続けたいPhone (3)15Wワイヤレス充電に対応
価格と機能で迷っているPhone (3a)Liteとの5,000円差でカメラと充電が大きく変わる

表は横にスクロールできます。

容量・色・保証まで含めた購入前チェックリスト

  • 国内正規品で、FeliCa対応モデルかどうか
  • Phone (3a)は8GB+128GBか12GB+256GBか、自分の使い方に合っているか
  • Phone (3)は12GB+256GBか16GB+512GBか
  • microSDが必要なら、迷わずPhone (3a) Liteを選んでいるか
  • 販売元・発送元・返品条件・保証窓口が明記されているか
  • ケースと保護ガラスは、機種名まで正確に一致しているか
  • 必要な出力に対応するUSB-C充電器を持っているか
  • ゲームや動画を保存する容量に余裕があるか
  • 中古・整備済み品なら、電池状態と修理歴を確認できるか
  • SIMフリー版と楽天モバイルSIMセット版、どちらが自分の使い方に合っているか

3a Liteと3aは外寸が近いですが、ケースを共用する前提で買うのはやめておいたほうがいいです。ボタン、カメラ、Glyphの位置が微妙に異なります。Phone (3)もサイズとカメラ構成がまったく別なので、それぞれ専用のケースを用意してください。

Amazonや楽天市場の価格が公式価格よりかなり安く見える場合は、容量違い、海外版、開封品、整備済み品でないかを一度確かめてみましょう。数千円の差より、FeliCaや国内保証を失うことのほうが、あとあと大きな負担になります。

Nothing Phone (3)シリーズ比較でよくある質問

Nothing Phone (3a) LiteとPhone (3a)、どちらがおすすめですか?

迷っているならPhone (3a)がおすすめです。公式価格差はわずか5,000円ですが、OIS付きメインカメラ、50MPの2倍望遠、50W充電、IP64、表現力のあるGlyph Interfaceが手に入ります。望遠を使わず、とにかく軽く安く済ませたいならLiteが向いています。

Phone (3)とPhone (3a)の一番大きな違いは何ですか?

処理性能と装備です。Phone (3)はSnapdragon 8s Gen 4、3倍ペリスコープ望遠、IP68、65W有線充電、15Wワイヤレス充電、Glyph Matrixを備えます。日常用途だけなら3aでも十分ですが、ゲーム・撮影・防水・充電を重視すると差がはっきり出ます。

3機種ともおサイフケータイを使えますか?

日本向けモデルは3機種ともFeliCaを搭載し、おサイフケータイに対応します。海外版は仕様が異なる可能性があるため、購入時は国内正規品かどうかを必ず確認してください。

SIMフリー版と楽天モバイルSIMセット版はどちらが安いですか?

その時々のキャンペーン内容によって変わります。楽天モバイルのSIMセット版は乗り換え特典で割引が入ることがありますが、回線契約とセットになる点は注意が必要です。今の回線を変えたくないならSIMフリー版、乗り換え予定があるならSIMセット版の割引も比較してみてください。

Phone (3a) Liteに望遠カメラはありますか?

ありません。50MPメイン、8MP超広角、2MPマクロの構成です。2MPマクロは近接撮影用の専用カメラで、遠くを大きく撮る望遠レンズではありません。2倍光学望遠が欲しいならPhone (3a)、3倍ならPhone (3)を選んでください。

Phone (3a)やPhone (3)ではマクロ撮影はできませんか?

専用のマクロレンズは搭載していませんが、マクロ撮影自体はできます。カメラアプリのマクロモードでメインカメラや超広角カメラを使い、被写体に近づいて撮影する仕組みです。専用レンズを持つPhone (3a) Liteのほうがより安定して寄れますが、「レンズがないから撮れない」わけではありません。

ワイヤレス充電に対応する機種はどれですか?

Phone (3)だけです。15Wワイヤレス充電と5W逆ワイヤレス充電に対応します。Phone (3a) LiteとPhone (3a)はUSB-Cによる有線充電のみです。

防水性能が一番高い機種はどれですか?

Phone (3)のIP68が最も高く、次いでPhone (3a)のIP64、Phone (3a) LiteはIP54です。いずれも液体による故障を無条件に保証するものではなく、経年劣化で耐性が下がる場合があります。

microSDを使える機種はどれですか?

Phone (3a) LiteだけがmicroSDXCに対応し、国内仕様では最大2TBまで案内されています。Phone (3a)とPhone (3)はmicroSD非対応なので、購入時の内蔵容量とクラウド保存の使い方を考えて選んでください。

まとめ:Nothing Phone (3)シリーズ比較で迷ったら3a、用途が明確ならLiteか3

最後にもう一度、要点を振り返ります。Phone (3a) Liteは、日常用途とNothingらしいデザインを4万円台で手に入れたい人、microSDにデータをたっぷり保存したい人向け。Phone (3a)は、わずか5,000円の差で望遠・OIS・充電・防水・Glyphがまとめて強化されるので、microSDが不要ならもっとも無理なくおすすめできるモデルです。

Phone (3)は、単に「速い端末」を買うわけではありません。ゲーム、3倍望遠、IP68、ワイヤレス充電、Glyph Matrix、長めのOS更新期間。これらをまとめて日常的に使う人にこそ価値があります。使わない装備が多いなら、その差額は周辺機器や通信費に回したほうが満足度は高くなるはずです。Nothing Phone (3)シリーズ比較で迷ったときは、この記事の冒頭にある3つのカードにもう一度戻って、自分の使い方に一番近いものを選んでみてください。

用途を決めたら、価格を見比べて選びましょう

Phone (3a) Lite/望遠が不要で、軽さ・本体価格・外部保存を優先する人に。

Phone (3a)/写真・充電・防水・価格のバランスをよく考えたい人に。

Phone (3)/ゲーム・撮影・防水・置くだけ充電を長く使いたい人に。

公式情報・参考リンク

仕様・価格の確認日:2026年7月時点。価格はNothing公式ストアの表示を基準にしています。販売店の価格・在庫・キャンペーンは変動する場合があるため、購入前に必ず最新情報をご確認ください。

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