防犯フィルムのおすすめは?CPマークとDIYの選び方

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防犯フィルムのおすすめを探しているなら、最初に知っておきたいことがあります。

本気で空き巣や侵入対策をしたいなら、おすすめは「CPマーク付きの防犯フィルムを、条件に合う窓へ、専門業者に全面施工してもらうこと」です。

反対に、ホームセンターやネットで買えるDIY用の防犯フィルムは、手軽に始められる一方で、本格的な防犯対策としては限界があります。特に、窓の一部だけに貼る、薄い飛散防止フィルムを防犯用として使う、窓の種類を確認せずに貼る、といった選び方はおすすめできません。

防犯フィルムは「貼れば絶対に割られないもの」ではありません。ガラス破りにかかる時間を長引かせ、侵入をあきらめさせやすくするためのものです。警察庁の防犯資料でも、窓からの侵入を防ぐために、補助錠、防犯フィルム、防犯ガラスなどの防犯性能の高い建物部品を使うことが紹介されています。

この記事では、防犯フィルムのおすすめの選び方、CPマークの意味、DIYと業者施工の違い、用途別の候補、買う前に確認すべきポイントをわかりやすく解説します。

まず結論:防犯目的ならCPマーク付きの業者施工がおすすめ

防犯フィルムを選ぶときは、先に「何を優先するか」を決めると失敗しにくくなります。

次の表は、目的別におすすめの選び方を整理したものです。

目的 おすすめの選び方 理由
空き巣・侵入対策を重視したい CPマーク付き防犯フィルムを専門業者で全面施工 製品だけでなく、貼る範囲や施工者などの条件が防犯性能に関わるため
費用を抑えてまず対策したい 厚みのあるDIY用防犯フィルムと補助錠を併用 手軽だが、業者施工ほどの性能は期待しすぎない方がよい
賃貸で原状回復が心配 管理会社に確認し、はがせるタイプや補助錠も検討 強粘着フィルムは退去時のトラブルになることがあるため
目隠しや遮熱も欲しい 防犯性能に加え、遮熱・目隠し機能がある製品を選ぶ 透明タイプ以外にも、遮熱や乳白色タイプがあるため
店舗やショーケースを守りたい CPマーク付きの高性能フィルムを専門業者に相談 見た目、営業時間、ガラス種類、施工条件をまとめて確認する必要があるため

表の通り、もっとも防犯を重視するなら「CPマーク付き」「全面貼り」「専門施工」「補助錠との併用」が基本です。DIY用は悪い選択ではありませんが、本格的な侵入対策というより、補助的な対策として考えた方が現実的です。

防犯フィルムとは?飛散防止フィルムとは違う

防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることで、ガラスを割られても穴を開けにくくし、侵入にかかる時間を長引かせるためのフィルムです。

ここで注意したいのが、防犯フィルムと飛散防止フィルムは同じではないという点です。

飛散防止フィルムは、地震や台風などでガラスが割れたときに、破片が飛び散りにくくする目的で使われます。もちろん安全対策として役に立つことはありますが、それだけで空き巣対策として十分とは言えません。

防犯フィルムは、ガラス破りによる侵入を遅らせることを目的にしたものです。厚み、粘着力、施工方法、貼る範囲が重要になります。薄いフィルムを小さく貼るだけでは、クレセント錠の周辺を破られて解錠される可能性があります。

迷ったら、商品名だけで判断せず、次の表示を確認してください。

  • 防犯フィルムと明記されているか
  • CPマーク付きまたは防犯性能の高い建物部品目録に関係する製品か
  • 厚みはどれくらいか
  • どのガラスに貼れるか
  • 屋内貼りか、屋外貼りか
  • 全面貼りが必要か
  • 施工業者による施工が前提か

「防犯にも使えます」と書かれているだけの商品は、内容をよく確認しましょう。

CPマーク付き防犯フィルムを選ぶべき理由

防犯フィルムでよく出てくるのが「CPマーク」です。

CPマークは、防犯性能の高い建物部品に表示されるマークです。全国防犯協会連合会の案内では、防犯性能の高い建物部品目録について、侵入に5分以上かかると約7割の泥棒があきらめるとされる考えをもとに、防犯性能試験を行い、クリアした建物部品が掲載されると説明されています。

ただし、ここは誤解しないでください。CPマーク付きだからといって、どんな状況でも必ず5分以上侵入を防げるという意味ではありません。警察庁の「住まいる防犯110番」でも、目録に掲載された部品は一定の試験基準に合格した製品であり、あらゆる状況で5分以上侵入を阻止できるわけではないと説明されています。

つまり、CPマークは「一定の防犯性能を確認するための重要な目印」です。しかし、防犯性能は、製品だけでなく、貼る窓、施工方法、補助錠の有無にも左右されます。

CPマークは製品だけでなく施工条件も大切

防犯フィルム選びで一番見落とされやすいのが、施工条件です。

3Mの公式情報では、CPマークの条件として、PET製で厚み350µm以上、日本ウインドウ・フィルム工業会が指定する接着剤、認定された防犯フィルム施工技能者による施工、可動式窓でのサブロックや補助錠、窓全面への貼り付けなどが説明されています。

つまり、CPマーク付きのフィルムを買っても、自分で一部だけ貼った場合、CPマーク本来の条件を満たすとは限りません。

次の表で、DIYと業者施工の違いを整理します。

比較項目 DIY施工 専門業者施工
費用 抑えやすい 高くなりやすい
仕上がり 気泡、ズレ、浮きが出やすい きれいに仕上がりやすい
防犯性能 貼り方によって差が大きい 条件に合えば本来の性能を発揮しやすい
CPマーク条件 満たせないことが多い 施工技能者や全面貼りなどの条件を確認できる
向いている窓 小窓、試し貼り、補助的な対策 掃き出し窓、1階窓、店舗、侵入リスクが高い窓

費用だけで見るとDIYに魅力があります。しかし、侵入されやすい1階の掃き出し窓、人目につきにくい窓、店舗のガラスには、業者施工を優先した方が安心です。

用途別おすすめ:どの防犯フィルムを選ぶべきか

ここからは、目的別におすすめの選び方を見ていきます。特定の商品を根拠なく順位づけするのではなく、用途に合うタイプを整理します。

1. 一戸建ての1階窓にはCPマーク付き透明タイプ

一戸建ての1階窓や、人通りから見えにくい掃き出し窓には、CPマーク付きの透明タイプがおすすめです。

透明タイプなら、外観や室内の明るさを大きく変えずに防犯対策ができます。3Mの公式情報では、SH15CLAR-AやULTRA S2200などが、建物の外観に変化を与えにくい透明な防犯フィルムとして紹介されています。

特にULTRA S2200は、3Mの公式ページで耐貫通性能に優れた透明フィルムとして案内されています。防犯を優先しつつ見た目を変えたくない人は、候補に入れやすいタイプです。

ただし、窓の種類や厚み、複層ガラスかどうかによって、CPマークの貼付条件が変わります。購入前に、窓の種類を施工業者へ確認してください。

2. 目隠しもしたい窓にはマット・ミルキー・シルバー系

道路から室内が見えやすい窓や、隣家との距離が近い窓では、目隠し機能付きの防犯フィルムが候補になります。

3Mの公式情報では、乳白色のマットタイプやミルキータイプ、シルバー調のタイプなどが紹介されています。防犯に加えて、外からの視線をやわらげたい場合に向いています。

ただし、目隠しタイプは部屋の明るさや見え方が変わります。リビングの大きな窓に貼ると、思ったより暗く感じることがあります。サンプルで見え方を確認してから選びましょう。

3. 日差しや暑さも気になる窓には遮熱兼用タイプ

西日が強い部屋や、夏に室温が上がりやすい部屋では、遮熱機能を持つ防犯フィルムも選択肢になります。

3MのNANO80CPは、防犯対策に加えて透明度を持たせつつ遮熱対策をしたい方向けとして案内されています。シルバータイプは、より遮熱を重視したい場合に候補になります。

ただし、遮熱や反射の強いフィルムは、窓ガラスの種類によって熱割れリスクが変わります。Low-Eガラス、網入りガラス、複層ガラスに貼る場合は、メーカーや施工業者に確認してください。

4. 店舗やショーケースには専門施工前提の高性能タイプ

店舗やショーケースでは、見た目、透明度、営業時間への影響、ガラスの大きさ、施工後の管理まで考える必要があります。

3Mの施工事例では、ショーケースのガラスに防犯フィルムを採用した例が紹介されています。店舗では「防犯性能」と「商品の見え方」の両方が大切です。

店舗用はDIYで済ませるより、現地調査を含めて専門業者に相談する方が安全です。大きなガラスでは、フィルム幅やジョイント施工、下地処理も仕上がりに関わります。

5. DIYなら厚みと貼る範囲を重視する

DIYで選ぶなら、まず厚みを確認してください。防犯目的なら、薄い飛散防止フィルムではなく、防犯対策用として厚みのあるものを選びます。

リンテックコマースの公式ページでは、防犯対策フィルム350、防犯対策フィルム200、凸凹ガラス専用の防犯対策フィルム500など、用途別の商品が案内されています。DIYで選ぶ場合は、ガラスの種類に合うか、粘着タイプか、貼ってはがせるタイプかを確認しましょう。

ただし、DIYでは気泡や浮きが出やすく、窓全面にきれいに貼るのも簡単ではありません。防犯性を高めたい窓ほど、専門施工を検討してください。

公式情報で確認した防犯フィルムの候補例

次の表は、2026年5月時点で公式情報を確認できた防犯フィルムの候補例です。順位ではなく、用途別の参考として見てください。最新の仕様、対応ガラス、施工条件は必ず公式ページで確認してください。

製品・シリーズ例 向いている人 確認したいポイント
3M SH15CLAR-A 見た目を変えずに防犯対策したい人 CPマーク条件、対応ガラス、防火設備での使用条件
3M ULTRA S2200 透明性と耐貫通性能を重視したい人 複層ガラスでのCPマーク対象条件、施工業者の対応
3M NANO80CP 防犯と遮熱を両立したい人 日射、見え方、熱割れリスク
3M SH15SIAR-18 防犯に加えて強めの遮熱を求める人 外観の変化、反射感、近隣からの見え方
3M SH15MACR-I / SH17MAML 目隠しもしたい人 室内の明るさ、視線の遮り方、サンプル確認
サンゲツ 防犯フォルティス90 350µm厚の透明防犯フィルムを検討したい人 CPマーク取得状況、施工条件、UVカット性能
リンテックコマース 防犯対策フィルム各種 DIYで窓の種類に合わせて選びたい人 対応ガラス、厚み、粘着タイプ、はがせるかどうか

この表で一番大切なのは、商品名よりも「自宅の窓に合うか」です。特に複層ガラス、Low-Eガラス、網入りガラス、型板ガラス、強化ガラスでは、貼れる製品やCPマーク条件が変わることがあります。

防犯フィルムを貼るべき窓の優先順位

すべての窓に防犯フィルムを貼ると費用が大きくなります。まずは、侵入されやすい窓から優先しましょう。

おすすめの優先順位は次の通りです。

  1. 1階の掃き出し窓
  2. 通りから見えにくい裏側の窓
  3. ベランダや庭から近づける窓
  4. 勝手口の近くの窓
  5. 2階でも足場になる物が近くにある窓
  6. 店舗や事務所の出入口近くのガラス

見落としやすいのは、2階の窓です。2階だから安全とは限りません。物置、塀、カーポート、エアコン室外機、脚立などが足場になることがあります。

まずは家の外から見て、「人目につかず、近づきやすく、ガラスを割れば鍵に手が届く窓」がないか確認してください。

買う前に必ず確認したいチェックリスト

防犯フィルムは、買ってから「貼れなかった」「思ったより暗い」「賃貸で使えなかった」と分かることがあります。購入前に次の項目を確認してください。

確認項目 見るポイント 失敗しやすい例
ガラスの種類 単板、複層、Low-E、網入り、型板、強化ガラスなど 対応外のガラスに貼ってしまう
貼る面 屋内貼りか屋外貼りか 屋内用を外側に貼って劣化しやすくなる
貼る範囲 全面貼りか、部分貼りか クレセント錠周りだけ貼って安心してしまう
厚み 防犯目的なら薄すぎないか 飛散防止用を防犯用と思って買う
補助錠 窓を破られても開けにくくする対策があるか フィルムだけで十分だと思い込む
賃貸の条件 管理会社や貸主の許可が必要か 退去時に原状回復で揉める

防犯フィルムは、窓との相性がとても大切です。分からない場合は、窓の写真、ガラスの刻印、サッシの状態を撮って、メーカーや施工業者に相談しましょう。

DIYで貼るなら失敗しやすいポイントを知っておく

DIYで防犯フィルムを貼る場合、作業そのものはシンプルに見えます。しかし、きれいに貼るのは意外と難しいです。

失敗しやすいのは次のような点です。

  • ガラスの汚れや油分が残っている
  • フィルムを正確に切れない
  • 気泡や水が抜けない
  • 端が浮いてくる
  • 窓全体ではなく一部だけ貼ってしまう
  • 対応していないガラスに貼ってしまう
  • 冬や真夏など、作業環境が悪い日に貼る

特に防犯フィルムは厚みがあるため、薄い目隠しフィルムより扱いにくいことがあります。小さな窓なら試しやすいですが、大きな掃き出し窓を1人で貼るのは簡単ではありません。

DIYで貼るなら、最初から完璧を狙わず、失敗しても影響が少ない小さな窓から始めるのが現実的です。防犯上重要な窓は、業者施工を検討してください。

防犯フィルムだけでなく補助錠も使う

防犯フィルムを貼るなら、補助錠もあわせて考えましょう。

窓からの侵入では、ガラスを割って手を入れ、クレセント錠を回して開ける手口があります。防犯フィルムで穴を開けにくくし、さらに補助錠で窓を開けにくくすると、侵入にかかる時間を増やしやすくなります。

警察庁の防犯資料でも、窓からの侵入を防ぐために、補助錠、防犯フィルム、防犯ガラスなどの使用が紹介されています。

防犯対策は1つだけで完璧にするものではありません。次のように組み合わせると、より現実的です。

  • 防犯フィルム
  • 補助錠
  • センサーライト
  • 防犯カメラ
  • 面格子
  • 窓シャッター
  • 庭やベランダの整理
  • 脚立や工具を外に置かない

窓の防犯では、「割りにくい」「開けにくい」「近づきにくい」「見られやすい」を組み合わせることが大切です。

防犯フィルムをおすすめしにくいケース

防犯フィルムは便利ですが、どんな窓にも向いているわけではありません。

次のような場合は、フィルム以外の対策も検討してください。

  • ガラスやサッシが古く、劣化している
  • 強化ガラスなど、CPマーク条件の対象外になる可能性がある
  • 大きなひびや欠けがある
  • 結露がひどく、フィルムが浮きやすい
  • 賃貸で強粘着フィルムを貼れない
  • すでに防犯ガラスやシャッターがあり、別の対策を優先した方がよい
  • 日射が強く、熱割れリスクが心配

このような場合は、防犯フィルムを無理に貼るより、防犯ガラス、補助錠、面格子、シャッター、防犯カメラなどを含めて考えた方がよいことがあります。

よくある質問

防犯フィルムのおすすめはどれですか?

本格的な防犯目的なら、CPマーク付きの防犯フィルムを専門業者に全面施工してもらう方法がおすすめです。見た目を変えたくないなら透明タイプ、遮熱も欲しいなら遮熱兼用、目隠しもしたいならマットやミルキータイプが候補になります。

DIYの防犯フィルムでも効果はありますか?

補助的な対策にはなります。ただし、貼り方や厚み、貼る範囲によって効果に差が出ます。1階の掃き出し窓など、防犯上重要な窓は業者施工を検討した方が安心です。

CPマークが付いていれば安心ですか?

CPマークは重要な目印ですが、どんな状況でも必ず侵入を防げるという意味ではありません。窓の種類、施工条件、全面貼り、補助錠の有無なども関係します。公式情報や施工業者の説明を確認しましょう。

窓の一部だけに貼っても大丈夫ですか?

おすすめしません。3Mの公式情報では、防犯性能を確保するために窓全面へ貼る全面貼りが説明されています。クレセント錠の周りだけに貼ると、別の場所を破られる可能性があります。

飛散防止フィルムと防犯フィルムは違いますか?

違います。飛散防止フィルムは、割れたガラスの破片が飛び散りにくくする目的が中心です。防犯フィルムは、ガラス破りによる侵入を遅らせる目的で作られています。防犯目的なら、防犯フィルムとして設計されたものを選んでください。

賃貸でも防犯フィルムを貼れますか?

貼れる場合もありますが、先に管理会社や貸主へ確認してください。強粘着タイプは退去時にトラブルになることがあります。はがせるタイプや補助錠、防犯ブザーなど、原状回復しやすい対策も検討しましょう。

防犯フィルムと防犯ガラスはどちらがよいですか?

既存の窓を活かして対策しやすいのが防犯フィルムです。ガラスごと交換できるなら、防犯ガラスも有力です。費用、窓の状態、施工範囲、求める防犯レベルによって選び方が変わります。

まとめ

防犯フィルムのおすすめは、目的によって変わります。

空き巣や侵入対策を本気で考えるなら、CPマーク付きの防犯フィルムを専門業者に全面施工してもらう方法が基本です。DIY用フィルムは、費用を抑えて始めやすい一方で、貼り方や窓との相性によって効果に差が出ます。

商品名やランキングだけで選ぶのではなく、次の順番で判断してください。

  1. 防犯したい窓の優先順位を決める
  2. ガラスの種類を確認する
  3. CPマーク付きか確認する
  4. 全面貼りできるか確認する
  5. 補助錠も一緒に使う
  6. DIYで足りるか、業者施工が必要か判断する

防犯フィルムは、窓を割られないようにする魔法の道具ではありません。侵入に時間をかけさせ、あきらめさせるための対策です。

だからこそ、フィルムだけに頼らず、補助錠、センサーライト、シャッター、面格子、防犯カメラなども組み合わせて考えましょう。まずは、1階の掃き出し窓や人目につきにくい窓から確認してみてください。

https://color-mall.com/home-security

参考リンク

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