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ストリートでもファッション誌でもよく見かけるSALOMONのスニーカー。街履きとしての人気は知っているけれど、あの武骨なトレイルシューズらしい見た目のまま、職場に履いていっても大丈夫なのだろうか——そう迷って、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、SALOMONはOnやHOKAと比べてビジネスシーンでの許容度が低めのブランドです。もともとトレイルランニング用に開発された、深い溝のアウトソールと無骨なシルエットが持ち味のため、どのモデルを選んでも「アウトドアシューズらしさ」は完全には消えません。ただし、その中でも比較的スマートな「ACS PRO」を選び、黒でまとめれば、私服勤務が基本の職場やクリエイティブ系の会社であれば十分に選択肢に入ります。
この記事では、SALOMONの中でも比較的ビジネス向きなモデルの見極め方、他ブランドとの違い、色・素材の選び方、職場文化別の判断基準、コーディネートの工夫まで、購入や着用で迷わないよう具体的に整理しました。
SALOMONはOn・HOKAより「アウトドア色」が強いブランド
SALOMONは1947年にフランスで誕生した、スキー用品やトレイルランニングシューズを主力とするアウトドアブランドです。同じくランニングシューズ由来のOnやHOKAと比べると、次のような違いがあります。
| ブランド | 出自 | デザインの傾向 | ビジネス適性の傾向 |
|---|---|---|---|
| SALOMON | トレイルランニング・スキー用品 | 深いラグ(凹凸)のソール、無骨なシルエット、多くが紐なしのスピードレース仕様 | 低め。モデルと色を絞って選ぶ必要がある |
| HOKA | トレイルランニング | ソールは厚いが表面はフラットで滑らか | 中〜高(黒系のBondi等) |
| On | ロードランニング | 比較的スマートなシルエット、レザー調モデルもあり | 高い(THE ROGER Advantage等) |
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特に大きな違いが、靴紐です。SALOMONの代表モデルの多くは、通常の靴紐で結ぶ方式ではなく、ワンプルで着脱できる「Quicklace(クイックレース)」というスピードレースシステムを採用しています。機能性は高い一方、この仕様自体がスポーツシューズらしさを強く印象づけるため、他ブランド以上に「見た目でどう工夫するか」が問われます。
とはいえ、SALOMONのスニーカーはここ数年、ストリートファッションやいわゆる「ゴアペコア(アウトドアテイストの都会的なスタイル)」の流行と重なり、芸能人やファッション感度の高い層に広く支持されています。「アウトドアブランドだから絶対にNG」ではなく、モデル選びと着こなし次第で、カジュアル度の高い職場なら十分に活用できるブランドです。
ビジネス寄りに使うなら、まずACS PROの黒から
SALOMONの中では比較的スマートなシルエットで、デニムやスラックスにも合わせやすいモデルです。
モデル別|ビジネスシーンでの使いやすさ早見表
SALOMONの代表的なモデルも、シルエットとソールの主張の強さで、ビジネスシーンでの使いやすさが分かれます。
| モデル | 見た目の印象 | 価格帯目安 | ビジネス適性 | 向く職場・シーン |
|---|---|---|---|---|
| ACS PRO | アーバンアウトドア寄りにデザインされ、スリムなシルエット | 2.3万円前後 | 中(黒系なら) | クリエイティブ職、私服勤務のオフィスカジュアル |
| ACS PRO GORE-TEX | ACS PROと同じ見た目で防水仕様 | 2.5万円前後 | 中(黒系なら) | 雨の日の通勤、タウンユース |
| XT-6 | ブランドを代表する人気モデル。テクニカルなトレイル由来のシルエット | 2.9万円前後 | 低〜中(黒×細身パンツなら) | ファッション性重視の職場、休日と兼用したい人 |
| XT-6 GORE-TEX | XT-6の防水仕様 | 3.2万円前後 | 低〜中 | 雨天の多い時期の通勤 |
| XA PRO 3D | SALOMONの原点となる定番モデル、比較的シンプル | 2万円前後 | 低〜中 | アウトドアテイストが許容される職場 |
表は横にスクロールできます。価格は2026年8月時点の実勢価格の目安で、カラーや販売店により変動します。
ビジネスシーンでの起用を考えるなら、まず「ACS PRO」を検討してください。ロードランニングモデルを由来に持ち、スリムなシルエットでデニムやスラックスにも合わせやすいと評されています。ラグの主張もXTシリーズほど強くなく、「クリーンでストリートに馴染む」という紹介のされ方をすることが多いモデルです。
一方、ブランドの代名詞ともいえる「XT-6」は、圧倒的な人気と知名度を誇りますが、タイトなフィット感とテクニカルなアウトソールが特徴で、SALOMONの中でも特にスポーツシューズらしさが強く出るモデルです。細身のパンツと合わせれば「ビジカジ」の範囲に収まるという声もありますが、フォーマル度の高い職場ではハードルが上がります。

色・素材選びとサイズ感の注意点
SALOMONはソールの主張が強い分、色の選び方が印象を大きく左右します。あわせて、モデルごとにサイズ感の傾向が異なる点にも注意が必要です。
| 選ぶポイント | ビジネス向きの選択 | 避けたい選択 | 理由 |
|---|---|---|---|
| カラー | オールブラック、ブラック×グレー | マルチカラー、蛍光色の差し色 | ラグやパーツの多いソールが目立ちにくくなる |
| アッパー素材 | マットな質感のメッシュ | 光沢の強い素材、派手なオーバーレイ | 落ち着いた質感でスポーツ感を抑えられる |
| サイズ感 | ACS PROはやや余裕あり、通常サイズが目安 | XT-6を通常サイズのまま選ぶ(幅広の方は要注意) | XT-6は横幅がタイトなため、幅広の方は0.5cmアップが推奨される |
| ラグ(ソールの凹凸) | 比較的浅めのモデル | 深いラグが目立つトレイル寄りモデル | 舗装路での見た目のバランスが取りやすい |
| 留め具 | スピードレースでも色は靴と同系色に | 差し色のレースやアクセサリー付き | フォーマル度を保ちやすい |
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SALOMONはトレイルランニングシューズを起源に持つため、足全体をしっかり固定するタイトな作りのモデルが多くあります。特にXT-6は「縦がやや長め、横幅やや狭め、履き口狭め」という特徴があり、幅広の足の方は普段のサイズより0.5cm上げることが推奨されています。一方でACS PROは「アーバンアウトドアシューズ」として設計されているため、XT-6よりゆったりとした履き心地です。購入前にモデルごとのサイズ感の違いを確認しておきましょう。
職場文化別|SALOMONを履いてよいかの判断基準
SALOMONは他の2ブランドよりもアウトドア色が強いため、職場文化との相性をより慎重に見極める必要があります。
| 職場の傾向 | SALOMONの取り入れやすさ | おすすめの取り入れ方 |
|---|---|---|
| ファッション・アパレル業界、私服勤務が基本 | 取り入れやすい | XT-6など人気モデルも選択肢に入る |
| IT・クリエイティブ系のオフィスカジュアル | やや取り入れやすい | ACS PROの黒を中心に、細身のパンツと合わせる |
| 一般的なオフィスカジュアル職場 | 慎重に | 通勤時のみに限定し、社内では別の靴に履き替える |
| スーツ着用が基本、来客対応が多い | 不向き | この職場では避け、革靴やOn・HOKAなど他ブランドを検討する |
| 式典・フォーマルな会議・面接 | 不向き | この場面では革靴を使う |
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SALOMONは、On・HOKAと違って「オールブラックにすればスーツにも一定なじむ」と言い切れるほど汎用性の高いブランドではありません。スーツ着用が基本の職場では、通勤の靴として割り切り、オフィスに着いたら別の靴に履き替える運用が現実的です。逆に、私服勤務やファッション性を重視する職場であれば、ブランドの個性をそのまま活かして取り入れられます。
雨の日の通勤にはGORE-TEXモデルも検討を
ACS PRO GORE-TEXは、見た目はACS PROと同じまま防水性を備えたモデルです。雨天が多い時期の通勤靴として選択肢に入ります。
スーツ・オフィスカジュアルとの合わせ方
SALOMONをビジネス寄りのシーンで取り入れるなら、靴の主張を抑える服装の工夫が欠かせません。
パンツは細身〜レギュラーシルエットを選ぶ
SALOMONのシューズは全体的にシルエットが細く、足首まわりがすっきりしているモデルが多いため、裾の広いワイドパンツと合わせると靴とのバランスが崩れやすくなります。細身からレギュラーのシルエットのパンツを選び、裾はくるぶしが軽く見える丈にすると、スポーティさが抑えられます。
上半身はきれいめなアイテムでバランスを取る
シューズの主張が強い分、ジャケットやシャツはシンプルで質の良いものを選ぶと、全体としてのバランスが整います。カジュアルなアウターと組み合わせすぎると、オフィスというよりアウトドアの装いに寄ってしまうため注意しましょう。
バッグは機能的なものより上品なものを選ぶ
SALOMON自体がアウトドア由来のブランドなので、バッグまでアウトドアテイストで統一すると、オフィスには過度にカジュアルな印象を与えかねません。革製やナイロンでもシンプルなデザインのビジネスバッグと組み合わせることで、足元だけが浮くのを防げます。
SALOMONならではの履き心地の強み
SALOMONの魅力は見た目だけではありません。もともと山岳地帯を走破するために開発された技術が、日常の通勤にも活きています。
クッション性の高いミッドソールが着地の衝撃をやわらげ、足全体を包み込むフィット感のアッパーが、長時間歩いてもぐらつきにくい安定感を生み出します。特にACS PROはロードランニングの技術を都市部での利用に合わせて調整したモデルで、舗装された道での歩行を想定した快適さが特徴です。
一方で、多くのモデルが防水性のない通常のメッシュ素材を採用しているため、雨の日には注意が必要です。防水性を重視する場合は、GORE-TEXを採用したモデルを選びましょう。

お手入れと長持ちさせるコツ
ビジネスシーンで毎日のように履くなら、見た目をきれいに保つためのお手入れも欠かせません。
- メッシュ素材は、ブラシでほこりを落とし、部分的な汚れは中性洗剤を薄めた水で優しく拭き取る
- ラグの溝には土や小石が挟まりやすいため、ブラシでこまめに掃除する
- 防水性のないモデルは、雨の日を避けるか、事前に防水スプレーを使う
- 2足を交互に履き、ソールの型崩れとにおいの発生を防ぐ
- スピードレースの紐は緩んだままにせず、外出前にしっかり締め直す
SALOMONはアウトソールのラグが深いモデルが多いため、他ブランド以上に土や汚れが溝に溜まりやすい傾向があります。特に雨上がりの通勤後は、溝に挟まった汚れをそのままにしないよう、帰宅後の簡単な手入れを習慣にしましょう。
こんな場面では革靴に切り替える
SALOMONは、On・HOKA以上に「スニーカーであること」が伝わりやすいブランドです。次のような場面では、無理に取り入れず革靴を選びましょう。
- 結婚式や葬儀などの冠婚葬祭
- 重要な契約締結の場や、格式を重んじる会食
- 採用面接や役員クラスとの初対面の場
- スーツ着用が基本で、来客対応の機会が多い職場での日常業務
- 就業規則や業界慣習で革靴が明確に求められている場合
SALOMONの個性を活かせる場面は、他の2ブランドよりも狭くなります。だからこそ、「休日や通勤だけSALOMON、オフィス内は別の靴」というように、明確に使う場面を区切っておくと、ブランドの魅力を安心して楽しめます。
SALOMONとビジネスシーンに関するよくある質問
SALOMONのスニーカーはビジネスシーンで浮きますか?
XT-6はビジネスシーンで使えますか?
SALOMONとOn・HOKAはビジネス用にどちらがよいですか?
雨の日でもSALOMONで通勤できますか?
面接や来客対応でもSALOMONを履いてよいですか?
SALOMONのサイズ選びで気をつけることはありますか?
まとめ|モデルと職場文化を見極めて、無理せず取り入れる
SALOMONをビジネスシーンで使えるかどうかは、他の2ブランド以上に職場の許容度に左右されます。比較的スマートなモデルの選択、オールブラックのカラー、細身のパンツとの組み合わせという3つの工夫で、活用できる範囲を広げられます。
- 迷ったらACS PROのオールブラックから検討する
- XT-6など人気モデルは、ファッション性重視の職場や休日に活かす
- 雨の日にはGORE-TEXモデルを検討する
- パンツは細身〜レギュラーシルエットで、上半身はきれいめにまとめる
- スーツ着用が基本の職場や、フォーマルな場面は無理せず革靴に切り替える
SALOMONは、On・HOKAほど万能にビジネスシーンへなじむブランドではありませんが、その分デザイン性の高さと本格的な機能性が魅力です。まずは自分の職場でどこまで許容されそうかを見極め、通勤時の使用から少しずつ試してみてください。
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